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マーケティング研究 他社事例 351 企業口コミは情報の宝庫1? ~データの質を担保する事に注力~

2019-05-16 10:38:10 | ビジネス
マーケティング研究 他社事例 351 企業口コミは情報の宝庫1? ~データの質を担保する事に注力~


口コミサイト「Vorkers」は企業について元社員、現役社員による口コミと「待遇面の満足度」や「社員の士気」など8項目の評価点を掲示しています。

独自のアルゴリズムで総合評価もつけています。

総合評価3.5以上は全体の1%程度といいます。

転職希望者向けのサイトとしてスタートしましたが、就活生の利用も多く、運営するヴォーカーズは増井社長が2007年に設立しました。

当時は国内唯一の企業口コミサイトでしたが、その後エン・ジャパンなど上場企業も参入しました。

Vokersのユーザー数は259万人、口コミ数は680万件と今なお国内最大級の規模を誇ります。

Vokersを通じてユーザーが転職サイトで会員登録などをすると、1件5000円が転職サイトから支払われるビジネスモデルです。

ヴォーカーズは投稿者に「勤務1年以上でアルバイトは不可」「口コミは500文字以上」というハードルを課します。

その為、外食産業などの口コミ数でライバルに劣りますが、「ホワイトカラー系職種で強みがある」と増井社長は言います。

先行者の立場を活かして、資本力で上回るライバルと伍する口コミの「量」を確保しつつ、「質」にもこだわる戦略をとっているのです。

ヴォーカーズの口コミの質に着目したのが、国内外の金融機関です。

2016年以降ヴォーカーズからデータ提供を受け、投資や融資の事前調査に利用するのです。

「口コミが企業の成長性を示す指標の一つになっている」と増井社長は続けます。

ヴォーカーズは提携企業と口コミの内容を数値化するAIを開発しました。

解析結果のスコアと、ROA(総資産利益率)の業界標準との偏差に、相関性が見えたと言います。

ある時期の評価スコアが最も低い企業群は、2期先のROA偏差がマイナス0.2ポイント程度でしたが、中位の企業群は0弱、最も高い企業群は0.3近くを示したのです。

ヴォーカーズは口コミの質を強く追及するきっかけが2012年にありました。

それは口コミサイトの代表的存在で、飲食店情報を掲載する「食べログ」のステルスマーケティング(ステマ)事件でした。

飲食店から金銭を得て、好意的な口コミを投稿するステマ業者の実態が判明したのでした。

結果、口コミの信頼性が揺らぐ事態となったのです。

口コミが業績に直結しない企業の場合、、ステマをする可能性は比較的低いと言えます。

一方、転職者が元の会社への不満から「絶対に昇給してくれない」といった不確かな情報を投稿するリスクがあります。

事件当時、ヴォーカーズ社員は増井社長だけでした。

1人で全投稿をチェックしていたのです。

(続く)


「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。

経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。

彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。

研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。


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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 



現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。

また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。

こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。

メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。

なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。

金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。

「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。

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どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。

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