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マーケティング研究 他社事例 356 「ベアレン醸造所から学ぶ黒字倒産1」 ~働き方改革で閉店を選択~

2019-05-28 08:25:38 | ビジネス
マーケティング研究 他社事例 356 「ベアレン醸造所から学ぶ黒字倒産1」 ~働き方改革で閉店を選択~


ベアレン醸造所が経営する飲食店舗「ビア&ヴルストベアレン」が2月17日で閉店となりました。

1月に閉店をお知らせしたところ、新聞やテレビで大きく報じられたので皆さんの中でもご覧になった方もいるかもしれません。

今回は、なぜ閉店に至ったか?取締役の嶌田さんのお話から考えて見たいと思います。

このお店は、十数席と小規模にも関わらず、弊社の中核店舗で、経営にも問題ありませんでした。

フェザンという盛岡駅ビルの中にあり、お客様も多く、新幹線で訪れた観光客の方に、自社で製造している地ビールを知っていただくアンテナショップとしての役割も果たしていました。

嶌田さんはこのようにお話しています。

「きっかけは2018年夏に全社で実施した業務改革でした」

幹部社員が集まって、ビールの製造や販売、飲食店舗の運営など社内のあらゆる業務を棚卸しして、ムダ・ムラをなくそうというものです。

ゼロベースで議論する中で、直営4店舗という今の規模は適正なのか考えたと言います。

そもそも地ビールのメーカーがなぜ飲食店舗を持つのか?

売上や利益を得る事はもちろんですが、販売だけでは見られないお客様の生の反応を見られることが大きな理由となっていました。

しかし、店舗なので当然売上にも波がありますし、店舗で働く社員やアルバイトの人員配置は盛岡でも十分確保出来ているとは言い難い状況でした。

特に盛岡駅の店舗は開店が午前10時で閉店が午後11時という終日営業です。

それに対して、他の店は午後5時からとう夜の営業のみでした。

また休日はほとんどありませんでした。

それには事情がありました。

他の店舗は一般的なテナントですが、この盛岡駅の店舗は、大きな駅ビル内での営業です。

営業時間や休店日は駅ビルのルールに準拠する必要がありました。

その結果、時間や営業日が長い分、人員も多く必要になっていました。

店舗の出勤簿を見て見ると、病気など予期できない急な休みなどで、他の店舗から盛岡駅の店舗に応援に行ったり、店長が早番・遅番という2つのシフトを通しで働いていたりすることも少なくありませんでした。

今年の全社売上のうち、盛岡駅の店舗は7%程度でしたが、黒字で利益面では相当貢献していました。

店舗の20代~30代の店長やスタッフは明るく元気よく頑張ってくれていました。

しばらく、そのまま営業する事は可能でした。

(続く)


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