マーケティング研究 他社事例 356 「ベアレン醸造所から学ぶ黒字倒産1」 ~働き方改革で閉店を選択~
ベアレン醸造所が経営する飲食店舗「ビア&ヴルストベアレン」が2月17日で閉店となりました。
1月に閉店をお知らせしたところ、新聞やテレビで大きく報じられたので皆さんの中でもご覧になった方もいるかもしれません。
今回は、なぜ閉店に至ったか?取締役の嶌田さんのお話から考えて見たいと思います。
このお店は、十数席と小規模にも関わらず、弊社の中核店舗で、経営にも問題ありませんでした。
フェザンという盛岡駅ビルの中にあり、お客様も多く、新幹線で訪れた観光客の方に、自社で製造している地ビールを知っていただくアンテナショップとしての役割も果たしていました。
嶌田さんはこのようにお話しています。
「きっかけは2018年夏に全社で実施した業務改革でした」
幹部社員が集まって、ビールの製造や販売、飲食店舗の運営など社内のあらゆる業務を棚卸しして、ムダ・ムラをなくそうというものです。
ゼロベースで議論する中で、直営4店舗という今の規模は適正なのか考えたと言います。
そもそも地ビールのメーカーがなぜ飲食店舗を持つのか?
売上や利益を得る事はもちろんですが、販売だけでは見られないお客様の生の反応を見られることが大きな理由となっていました。
しかし、店舗なので当然売上にも波がありますし、店舗で働く社員やアルバイトの人員配置は盛岡でも十分確保出来ているとは言い難い状況でした。
特に盛岡駅の店舗は開店が午前10時で閉店が午後11時という終日営業です。
それに対して、他の店は午後5時からとう夜の営業のみでした。
また休日はほとんどありませんでした。
それには事情がありました。
他の店舗は一般的なテナントですが、この盛岡駅の店舗は、大きな駅ビル内での営業です。
営業時間や休店日は駅ビルのルールに準拠する必要がありました。
その結果、時間や営業日が長い分、人員も多く必要になっていました。
店舗の出勤簿を見て見ると、病気など予期できない急な休みなどで、他の店舗から盛岡駅の店舗に応援に行ったり、店長が早番・遅番という2つのシフトを通しで働いていたりすることも少なくありませんでした。
今年の全社売上のうち、盛岡駅の店舗は7%程度でしたが、黒字で利益面では相当貢献していました。
店舗の20代~30代の店長やスタッフは明るく元気よく頑張ってくれていました。
しばらく、そのまま営業する事は可能でした。
(続く)
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
ベアレン醸造所が経営する飲食店舗「ビア&ヴルストベアレン」が2月17日で閉店となりました。
1月に閉店をお知らせしたところ、新聞やテレビで大きく報じられたので皆さんの中でもご覧になった方もいるかもしれません。
今回は、なぜ閉店に至ったか?取締役の嶌田さんのお話から考えて見たいと思います。
このお店は、十数席と小規模にも関わらず、弊社の中核店舗で、経営にも問題ありませんでした。
フェザンという盛岡駅ビルの中にあり、お客様も多く、新幹線で訪れた観光客の方に、自社で製造している地ビールを知っていただくアンテナショップとしての役割も果たしていました。
嶌田さんはこのようにお話しています。
「きっかけは2018年夏に全社で実施した業務改革でした」
幹部社員が集まって、ビールの製造や販売、飲食店舗の運営など社内のあらゆる業務を棚卸しして、ムダ・ムラをなくそうというものです。
ゼロベースで議論する中で、直営4店舗という今の規模は適正なのか考えたと言います。
そもそも地ビールのメーカーがなぜ飲食店舗を持つのか?
売上や利益を得る事はもちろんですが、販売だけでは見られないお客様の生の反応を見られることが大きな理由となっていました。
しかし、店舗なので当然売上にも波がありますし、店舗で働く社員やアルバイトの人員配置は盛岡でも十分確保出来ているとは言い難い状況でした。
特に盛岡駅の店舗は開店が午前10時で閉店が午後11時という終日営業です。
それに対して、他の店は午後5時からとう夜の営業のみでした。
また休日はほとんどありませんでした。
それには事情がありました。
他の店舗は一般的なテナントですが、この盛岡駅の店舗は、大きな駅ビル内での営業です。
営業時間や休店日は駅ビルのルールに準拠する必要がありました。
その結果、時間や営業日が長い分、人員も多く必要になっていました。
店舗の出勤簿を見て見ると、病気など予期できない急な休みなどで、他の店舗から盛岡駅の店舗に応援に行ったり、店長が早番・遅番という2つのシフトを通しで働いていたりすることも少なくありませんでした。
今年の全社売上のうち、盛岡駅の店舗は7%程度でしたが、黒字で利益面では相当貢献していました。
店舗の20代~30代の店長やスタッフは明るく元気よく頑張ってくれていました。
しばらく、そのまま営業する事は可能でした。
(続く)
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
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当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
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