マーケティング研究 他社事例 511 「ウォーターフロント・トロント①」 ~グーグルの参加を巡り大論争~
再開発を担うカナダの政府機関「ウォーターフロント・トロント」は昨年の10月31日、アメリカのサイドウォークに対し、プロジェクトの進行に関する暫定的な認可を与えたのでした。
サイドウォークはグーグルの一部門です。
水色のビルを囲む周辺地域をスマートシティーにするこのプロジェクトは、13億ドル(約1400億円)の工費が見込まれています。
グーグルという巨大ハイテク企業を都市の設計に加えるべきか否かを巡り、トロントでは何か月にもわたる激しい政治論争が続けられました。
議論があまりにも白熱したため、サイドウォークは認可を得るのに大幅な譲歩を迫られたのでした。
プロジェクトは今春、公聴会を開催した後、最終承認を得る必要があります。
しかしながらこのハードルを越えれば、グーグルだけではなくトロントも、一つの山場を越えることになります。
サイドウォークが目指しているのは、西欧諸国でも最先端のスマートシティーを作り上げることです。
スマートシティーには人々とつながり、監視し、双方向に作用する数々の建築物が建てられます。
サイドウォークの経営陣はまた、この実験の成果を他の地域でも生かす意向を持っています。
つまり、トロントはガラス張りの実験室のようなもので、その結果は観察され、将来的な設計に生かされるといった事です。
このプロジェクトについて初めて耳にしたとき、皆さんはどのように感じたでしょうか?
過去2年間、巨大ハイテク企業が我々の個人データをどん欲に収集し、広報を予測するために使用することを巡って限りない議論が戦わされてきました。
これは、サイドウォークが未来都市を建設から野心的な構想を明らかにしてからの期間と重なります。
ケンブリッジ・アナリティカとフェイスブックを巡るスキャンダルはその典型例です。
さらに、このほど新たなスキャンダルが持ち上がりました。ウォール・ストリート・ジャーナルが次のように報じたのです。
「グーグルが患者に知らせることなく、提携先の医療システム会社を通じて数百万もの人々の医療記録を収集した」
(しかしグーグルはこの行為はアメリカ連邦法に違反していないと主張し、収集したデータに対してはしかるべき保護措置を講じているとも言っています)
このような話を聞けば、トロント市民は、さらに大きな影響力をハイテク企業に与えることに消極的になります。
そして、こうした懸念は世代を問わず幅広い市民の間に広がります。
しかし、実際に実験棟とも言えるビルに足を踏み入れると、全く違った感覚に襲われる事になります。
新しいスマートシティーの設計は間違いなく優美で、至る所に木材が使用されており、環境にやさしい配慮が余すところなくなされていますし、建物には、センサーが配備されており、雨水の収集を制御しているのです。
発電のための太陽光パネルが設置されるとともに、使用されていない電気機器のスイッチを自動的に切る仕組みが取り入れられています。
サイドウォークが盛り込んだイノベーションの多くは良識的なものと思われるのでした。
日本でも多くの報告がされていますが、都市インフラのかなりの部分が老朽化した危険な状態に陥っていると考えればなおさらであるという事に気付きます。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
再開発を担うカナダの政府機関「ウォーターフロント・トロント」は昨年の10月31日、アメリカのサイドウォークに対し、プロジェクトの進行に関する暫定的な認可を与えたのでした。
サイドウォークはグーグルの一部門です。
水色のビルを囲む周辺地域をスマートシティーにするこのプロジェクトは、13億ドル(約1400億円)の工費が見込まれています。
グーグルという巨大ハイテク企業を都市の設計に加えるべきか否かを巡り、トロントでは何か月にもわたる激しい政治論争が続けられました。
議論があまりにも白熱したため、サイドウォークは認可を得るのに大幅な譲歩を迫られたのでした。
プロジェクトは今春、公聴会を開催した後、最終承認を得る必要があります。
しかしながらこのハードルを越えれば、グーグルだけではなくトロントも、一つの山場を越えることになります。
サイドウォークが目指しているのは、西欧諸国でも最先端のスマートシティーを作り上げることです。
スマートシティーには人々とつながり、監視し、双方向に作用する数々の建築物が建てられます。
サイドウォークの経営陣はまた、この実験の成果を他の地域でも生かす意向を持っています。
つまり、トロントはガラス張りの実験室のようなもので、その結果は観察され、将来的な設計に生かされるといった事です。
このプロジェクトについて初めて耳にしたとき、皆さんはどのように感じたでしょうか?
過去2年間、巨大ハイテク企業が我々の個人データをどん欲に収集し、広報を予測するために使用することを巡って限りない議論が戦わされてきました。
これは、サイドウォークが未来都市を建設から野心的な構想を明らかにしてからの期間と重なります。
ケンブリッジ・アナリティカとフェイスブックを巡るスキャンダルはその典型例です。
さらに、このほど新たなスキャンダルが持ち上がりました。ウォール・ストリート・ジャーナルが次のように報じたのです。
「グーグルが患者に知らせることなく、提携先の医療システム会社を通じて数百万もの人々の医療記録を収集した」
(しかしグーグルはこの行為はアメリカ連邦法に違反していないと主張し、収集したデータに対してはしかるべき保護措置を講じているとも言っています)
このような話を聞けば、トロント市民は、さらに大きな影響力をハイテク企業に与えることに消極的になります。
そして、こうした懸念は世代を問わず幅広い市民の間に広がります。
しかし、実際に実験棟とも言えるビルに足を踏み入れると、全く違った感覚に襲われる事になります。
新しいスマートシティーの設計は間違いなく優美で、至る所に木材が使用されており、環境にやさしい配慮が余すところなくなされていますし、建物には、センサーが配備されており、雨水の収集を制御しているのです。
発電のための太陽光パネルが設置されるとともに、使用されていない電気機器のスイッチを自動的に切る仕組みが取り入れられています。
サイドウォークが盛り込んだイノベーションの多くは良識的なものと思われるのでした。
日本でも多くの報告がされていますが、都市インフラのかなりの部分が老朽化した危険な状態に陥っていると考えればなおさらであるという事に気付きます。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
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