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マーケティング研究 他社事例 517 「グーグルとIBMの戦い」 ~量子コンピュータの覇権争い~

2020-03-13 08:40:56 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 517 「グーグルとIBMの戦い」 ~量子コンピュータの覇権争い~


グーグルがコンピューター史にその名を刻んだのが、10月23日です。

イギリス科学誌「ネイチャー」に発表した「プログラムできる超電導プロセッサーを使った量子超越」と題した論文が衝撃的でした。

量子力学の原理を利用した量子コンピューターの性能が、既存のスーパーコンピューターを上回る「量子超越」を実証したことを初めて示したのでした。

「我々のチップで200秒だった計算は、世界最速のスーパーコンピューターを使っても1万年かかる」

グーグルは成果をこう誇ります。

量子コンピューターは次世代計算機として期待されてきた分野ですが、応用化すれば、新薬や新素材の探索が劇的に速まります。
                                                       
今使われている暗号が容易に解読される可能性もあることから、代表的な暗号資産(仮想通貨)のビットコインが急落し、グーグルの発表は早くも社会にインパクトを与えた格好です。

一方、量子コンピューターは扱うのが難しいとされています。

計算には絶対零度(摂氏マイナス273.15度)に近く極低温の環境が必要となります。

そのうえで「「0」の時も「1」のときもある」という不思議な性質を持っている「量子ビット」を操らないといけません。

そんな量子コンピューターの研究に2006年に着手したのがグーグルでした。

2014年にはこの分野をリードしてきたカルフォルニア大学のジョン・マルティニス氏を迎え、研究を加速し、そして今回プロセッサーに搭載した53個の量子ビットを使って、規則性がない乱数を100万回発生させる処理をごく短時間でこなしたのでした。

東京大学の中村教授は「集積した量子ビットの数でも、量子ビットに対する制御の精度の面でも大きな進歩があった」と話します。

そのグーグルの成果にグーグルと共に「ゲート式」と呼ぶ量子コンピューターの開発を進めるIBMがかみつきました。

「同じシュミレーションは控えめに見積もっても(既存のスーパーコンピューターで)2日半でできる」と声明を出したのでした。

IBMが「量子超越」に神経質になるのは悔しさの表れかと言えば、そうではないようです。

「量子コンピュータへの期待が高まり過ぎて失望感が大きくなると、「冬の時代」に入りかねない」

日本IBM東京基礎研究所の福田所長がこう補足します。

脳裏をよぎるのが、AI(人工知能)での苦い経験です。

1980年代、専門家の知識をコンピューターに移植することで、適切な判断を下すAIの開発がブームになりました。

しかし、賢さはどれだけ知識を教え込めるかによって決まり、例外的な状況下では適切な判断を下せないという限界が露呈したのです。

日本でも「第五世代コンピューター」と呼ばれる国家プロジェクトに570億円を投じるほどの期待が高まりましたが、ブームは去り、その後20年程度、「冬の時代」が続いたのでした。

IBMが恐れるのも、グーグルが成し遂げたことは尊敬すべきとしながらも、実用化にはまだ多くの壁があるからと言えます。

IBMは、できる事が限られるうちは、成果の評価も慎重にすべきだとの立場を取っているのです。

グーグルには世界を驚かす成果をアピールすることで、研究人材を引き寄せる狙いがあるのかもしれません。

一方でIBMは世の中の関心が薄れることで、用途開発など異業種を巻き込んだ研究がおろそかになることを懸念しているのです。

そんな両者の対立を日本勢は傍観するわけにはいきません。

量子コンピューターを巡っては欧米や中国も巨額の国家予算を投じて関連技術を含めて開発を進めているのです。

日本は前述のように量子ビットを中村教授が開発したり、アニーリング式と呼ばれるタイプの量子コンピューターの原理を東京工業大学の西森教授が考案したりと、基礎研究では大きな成果を出しました。

しかし、アニーリング式の商用化ではカナダの企業が先行し、ゲート式もグーグルなどがアメリカ勢が牽引しています。

日本は研究人材の層が薄いことが課題として浮かび上がります。

もっとも、実用化にはまだまだ課題が残る量子コンピューターの事です。

日本勢が巻き返せる可能性は大きいのではないでしょうか?

その踏ん張りが「冬」の時代の到来を防ぐ事にもつながればいいですね。


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