マーケティング研究 他社事例 523 「勝者総取りのビジネスモデル③」 ~他のビジネス以上に油断は大敵となります~
市場に入るのが遅すぎた場合、たとえはるかに出来の良いプラットフォームであっても、成功しない可能性があると言います。
参入の遅れは「ネットワーク効果」を生み出す上ででも大きなハンディになります。
売上と利益をたくさん稼げるプラットフォームビジネスでは、より多くの熱心なユーザーを囲い込むことにより、プラットフォームの価値自体が増すからです。
市場が1つのプラットフォームに向かって勢いづくと、もっと出来の良い仕組みを構えて参入しても、すでに時遅しとなりかねません。
プラットフォームを切り替えるコスト(労力を含む)=スイッチングコストを嫌うユーザーは多く、たとえより良い仕組みでも、囲い込みに失敗してしまいます。
とすれば、素早く参入して信用を築いた後は、スイッチングコストを高めユーザーの離反を防げばいいという事になります。
スイッチングコストが高ければ、ユーザーがいくつもの似たプラットフォームを使いまわす「マルチホーミング」も阻止出来ます。
事例ですが、マイクロソフトがグーグルのアンドロイドやアップルiOSと競争するためOSを打ち出した時、そのシステムはiOSやアンドロイドよりも優れていました。
しかし、それまでに数多くのアプリケーションがアップルやグーグルの為に開発されていました。
マイクロソフトの仕組みがどんなに優れていても、ユーザーは乗り換えるのを躊躇しました。
自分が使いたいアプリがなかったからかもしれないのですが、基盤自体がより優れていても、簡単で使いやすくて、より速いとしても、それ自体はユーザーにとっては重要ではない事を示しています。
では、勝者総取りを築いたプレーヤーはいつまでも安泰なのでしょうか?
「最初の勝者」
これらの企業は多くの既得権益を得ました。
しばらくは総取りをし続ける傾向にあるかもしれません。
しかし、たとえ一度勝ったとしても、そのポジションを維持するには条件があります。
プラットフォームに投資続ける事です。
勝者総取りを続けるインターネットエクスプローラーはかつては90%程度の市場シェアがありました。
しかしマイクロソフトは投資をやめ、技術開発をストップしてしまいました。
このことが、問題だらけのブラウザーだったファイヤーフォックスを改善し市場に投じたグーグルクロームにとって追い風になったのでした。
マイクロソフトはブラウザーへの投資を中止にして、変革を続けることをやめたから負けました。
つまり勝者総取りとは、変革を止めれば、いったん圧倒的にトップをとっても負ける日が来るという事です。
そして実際には、長期間トップでい続けることは難しいものです。
たゆまず投資して革新を続けなければ、緩やかに負け組に落ちて行ってしまうのです。
伝統的なビジネスに比べてあっという間に勝ち組みにのし上がる事が可能である一方、開発を怠った勝者が時間の経過とともに負け組に転落する余地もあるのです。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
市場に入るのが遅すぎた場合、たとえはるかに出来の良いプラットフォームであっても、成功しない可能性があると言います。
参入の遅れは「ネットワーク効果」を生み出す上ででも大きなハンディになります。
売上と利益をたくさん稼げるプラットフォームビジネスでは、より多くの熱心なユーザーを囲い込むことにより、プラットフォームの価値自体が増すからです。
市場が1つのプラットフォームに向かって勢いづくと、もっと出来の良い仕組みを構えて参入しても、すでに時遅しとなりかねません。
プラットフォームを切り替えるコスト(労力を含む)=スイッチングコストを嫌うユーザーは多く、たとえより良い仕組みでも、囲い込みに失敗してしまいます。
とすれば、素早く参入して信用を築いた後は、スイッチングコストを高めユーザーの離反を防げばいいという事になります。
スイッチングコストが高ければ、ユーザーがいくつもの似たプラットフォームを使いまわす「マルチホーミング」も阻止出来ます。
事例ですが、マイクロソフトがグーグルのアンドロイドやアップルiOSと競争するためOSを打ち出した時、そのシステムはiOSやアンドロイドよりも優れていました。
しかし、それまでに数多くのアプリケーションがアップルやグーグルの為に開発されていました。
マイクロソフトの仕組みがどんなに優れていても、ユーザーは乗り換えるのを躊躇しました。
自分が使いたいアプリがなかったからかもしれないのですが、基盤自体がより優れていても、簡単で使いやすくて、より速いとしても、それ自体はユーザーにとっては重要ではない事を示しています。
では、勝者総取りを築いたプレーヤーはいつまでも安泰なのでしょうか?
「最初の勝者」
これらの企業は多くの既得権益を得ました。
しばらくは総取りをし続ける傾向にあるかもしれません。
しかし、たとえ一度勝ったとしても、そのポジションを維持するには条件があります。
プラットフォームに投資続ける事です。
勝者総取りを続けるインターネットエクスプローラーはかつては90%程度の市場シェアがありました。
しかしマイクロソフトは投資をやめ、技術開発をストップしてしまいました。
このことが、問題だらけのブラウザーだったファイヤーフォックスを改善し市場に投じたグーグルクロームにとって追い風になったのでした。
マイクロソフトはブラウザーへの投資を中止にして、変革を続けることをやめたから負けました。
つまり勝者総取りとは、変革を止めれば、いったん圧倒的にトップをとっても負ける日が来るという事です。
そして実際には、長期間トップでい続けることは難しいものです。
たゆまず投資して革新を続けなければ、緩やかに負け組に落ちて行ってしまうのです。
伝統的なビジネスに比べてあっという間に勝ち組みにのし上がる事が可能である一方、開発を怠った勝者が時間の経過とともに負け組に転落する余地もあるのです。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
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