マーケティング研究 他社事例 514 「次世代の組織運営モデル!?②」 ~ヤッホーブルーイングの秘密~
井出社長は「僕一人の意見よりも、社員10人が10個の意見を出した方が、質が高いに決まっている」と話します。
階層型の組織では、納得していなくても社長の意見に従ってしまいます。
しかし、組織をフラットにして議論すれば、時間がかかっても納得感は高まり「チームのメンバー一人ひとりが一生懸命になれる」と井出社長は言います。
ティール組織の3要素のうち「自主経営」が、このように社員が自発的に意見を言い、行動に移すというものです。
しかし、以前のヤッホーブルーイングはそうではありませんでした。
組織の雰囲気が悪化していた中でフラット化へとかじを切ったのでした。
1997年のよなよなエール発売以来、業績は順調に伸びていました。
しかし、ブームが一段落した2000年頃に減収へと反転し、社内は「犯人捜し」をするかのような陰口や悪口が横行し、結果、退職する社員が徐々に増えていきました。
2008年に井出氏が社長に就任する際には増収増益に好転はしていたものの、約20人の従業員は「指示しなければ動かず、仕事に消極的だった」と井出社長は言います。
毎日の朝礼でも「社員は誰も話さず、お通夜みたいだった」と言います。
『従業員が自ら動き、元気で明るい会社にしたい』
理想とする組織をつくるために、井出氏は藁をもつかむ思いで、ヤッホーが出店していたECモール「楽天市場」が主催するチームビルディングの研修プログラムに参加したのでした。
研修の大半は、チームのメンバーが協力し合って何を成し遂げるというものでした。
例えば、チーム10人全員が順番にクモの巣のように張られたロープを潜り抜けるというゲームの場合、制限時間は1時間以内で、全員が異なるルートを進まなければならないというルールがありました。
初めのうちは、とりあえず行動する人もいれば、綿密な作戦を立てる人もいてまとまりがありませんでしたが、時間が経つにつれメンバーが互いの個性を理解し始め、うまくゲームを攻略できるようになったのでした。
それから井出社長は組織のマネジメントのやり方を見直し、上意下達でなく、現場からの意見を尊重する形に変えたのでした。
それと並行して、楽天で学んだチームビルディング研修を自社にも導入したのでした。
井出社長は「研修を通じて、社員はチーム作りにはコミュニケーションが最も大切だと分かった」と話します。
その効果が、活気のある職場という形で表れているのです。
現在、ヤッホーブルーイングの従業員は約140人です。
「みんながお互いの性格をよく理解している。そうした影響で仕事の議論の質も高まる」と話します。
ヤッホーブルーイングはチームビルディングによって、一人ひとりの個性を受け入れるというティール組織の2つ目の要素「全体性」を高めたと言えるのではないでしょうか?
14年連続増収増益という業績が、その結果と言えるのでしょう。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
井出社長は「僕一人の意見よりも、社員10人が10個の意見を出した方が、質が高いに決まっている」と話します。
階層型の組織では、納得していなくても社長の意見に従ってしまいます。
しかし、組織をフラットにして議論すれば、時間がかかっても納得感は高まり「チームのメンバー一人ひとりが一生懸命になれる」と井出社長は言います。
ティール組織の3要素のうち「自主経営」が、このように社員が自発的に意見を言い、行動に移すというものです。
しかし、以前のヤッホーブルーイングはそうではありませんでした。
組織の雰囲気が悪化していた中でフラット化へとかじを切ったのでした。
1997年のよなよなエール発売以来、業績は順調に伸びていました。
しかし、ブームが一段落した2000年頃に減収へと反転し、社内は「犯人捜し」をするかのような陰口や悪口が横行し、結果、退職する社員が徐々に増えていきました。
2008年に井出氏が社長に就任する際には増収増益に好転はしていたものの、約20人の従業員は「指示しなければ動かず、仕事に消極的だった」と井出社長は言います。
毎日の朝礼でも「社員は誰も話さず、お通夜みたいだった」と言います。
『従業員が自ら動き、元気で明るい会社にしたい』
理想とする組織をつくるために、井出氏は藁をもつかむ思いで、ヤッホーが出店していたECモール「楽天市場」が主催するチームビルディングの研修プログラムに参加したのでした。
研修の大半は、チームのメンバーが協力し合って何を成し遂げるというものでした。
例えば、チーム10人全員が順番にクモの巣のように張られたロープを潜り抜けるというゲームの場合、制限時間は1時間以内で、全員が異なるルートを進まなければならないというルールがありました。
初めのうちは、とりあえず行動する人もいれば、綿密な作戦を立てる人もいてまとまりがありませんでしたが、時間が経つにつれメンバーが互いの個性を理解し始め、うまくゲームを攻略できるようになったのでした。
それから井出社長は組織のマネジメントのやり方を見直し、上意下達でなく、現場からの意見を尊重する形に変えたのでした。
それと並行して、楽天で学んだチームビルディング研修を自社にも導入したのでした。
井出社長は「研修を通じて、社員はチーム作りにはコミュニケーションが最も大切だと分かった」と話します。
その効果が、活気のある職場という形で表れているのです。
現在、ヤッホーブルーイングの従業員は約140人です。
「みんながお互いの性格をよく理解している。そうした影響で仕事の議論の質も高まる」と話します。
ヤッホーブルーイングはチームビルディングによって、一人ひとりの個性を受け入れるというティール組織の2つ目の要素「全体性」を高めたと言えるのではないでしょうか?
14年連続増収増益という業績が、その結果と言えるのでしょう。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
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