マーケティング研究 他社事例 522 「勝者総取りのビジネスモデル②」 ~値付けが最大の試練!?~
実はプラットフォームビジネスには無数の失敗企業があるというのを皆さんご存知でしょうか?
上場したリーディング企業に競争を挑もうとしたのに、もはや存在してさえいなかったり、ビジネスモデルを変えたりした企業をすべて数えると、実に数百もの失敗企業があります。
成功した企業の数の方が少ないというデータもあるぐらいです。
失敗の理由は極めてシンプルだったようです。
プラットフォームビジネスは、2つ以上のユーザー市場を対象にした商売です。
例えばフェイスブックには、友達とつながりたいユーザーと広告を配信したいユーザーのような、2つ以上の異なる形態・ニーズのユーザーが同じ基盤を利用しています。
この特徴ゆえに難しいのが課金なのです。
どのユーザーにいくら課金し、誰を無料にすれば双方を最も多くプラットフォームに囲い込めるかを見極めなければなりません。
大方のプラットフォーマーは、ここで失敗していたのです。
少しでも早く黒字化しようとして課金を早めるのは、必ずしも最適戦略とはなりません。
自分たちが作った市場を少しでも魅力的に見せるため、かなり「お得」にしなければならないこともあるのです。
とはいえ、どこかに課金しないと利益は生まれないというジレンマがあります。
実はプラットフォームビジネスを長持ちさせるためには、5つの条件があると言われています。
①競争しながら、通過すべき局面を乗り越えること。
②ネットワーク効果を促し最大限利用すること。
③ユーザーが同じようなプラットフォームを同時に利用する「マルチホーミング」がしにくい仕組みにすること。
④ニッチな、あるいはユニークな競合から受ける影響を最小限にすること。
⑤参入障壁を築くこと。
上記の全てを実現するうえで、最も重要なのはユーザーとの信頼構築となります。
具体的には以下の通りです。
プラットフォームで大切なのは、知らない者同士が安心してやり取りできる場になる事です。
逆に言えば、信頼を築き、維持できないなら、勝ち残ることは出来ません。
オークションサイトのイーベイが中国で失敗したのは、例えば、イーベイを模倣してスタートした中国のアリババ集団がアリペイを導入して実現したような、消費者が納得してから支払えば済む仕組みを作れずに信頼を獲得できなかったと言えます。
つまりイーベイは、プラットフォームビジネスで競争するうえで重要な局面の一つである「信頼基盤の構築」に失敗したのでした。
一方、アリババは決済にクレジットカードを使わずに、資金をあらかじめ置いておけるエスクロー(中立な第三者を通じて決済を行うこと)の口座を作り、商品を受け取り、表示通りのスペックか消費者が確認してから支払いを出来るようにしました。
この仕組みがプラットフォームを快適にし、ぼったくられたり、偽物をつかまされたりすることを抑制したのでした。
信用を得られなければ、そのプラットフォーマーは失敗します。
実にシンプルですが、普通のビジネス以上に信頼が重要となります。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
実はプラットフォームビジネスには無数の失敗企業があるというのを皆さんご存知でしょうか?
上場したリーディング企業に競争を挑もうとしたのに、もはや存在してさえいなかったり、ビジネスモデルを変えたりした企業をすべて数えると、実に数百もの失敗企業があります。
成功した企業の数の方が少ないというデータもあるぐらいです。
失敗の理由は極めてシンプルだったようです。
プラットフォームビジネスは、2つ以上のユーザー市場を対象にした商売です。
例えばフェイスブックには、友達とつながりたいユーザーと広告を配信したいユーザーのような、2つ以上の異なる形態・ニーズのユーザーが同じ基盤を利用しています。
この特徴ゆえに難しいのが課金なのです。
どのユーザーにいくら課金し、誰を無料にすれば双方を最も多くプラットフォームに囲い込めるかを見極めなければなりません。
大方のプラットフォーマーは、ここで失敗していたのです。
少しでも早く黒字化しようとして課金を早めるのは、必ずしも最適戦略とはなりません。
自分たちが作った市場を少しでも魅力的に見せるため、かなり「お得」にしなければならないこともあるのです。
とはいえ、どこかに課金しないと利益は生まれないというジレンマがあります。
実はプラットフォームビジネスを長持ちさせるためには、5つの条件があると言われています。
①競争しながら、通過すべき局面を乗り越えること。
②ネットワーク効果を促し最大限利用すること。
③ユーザーが同じようなプラットフォームを同時に利用する「マルチホーミング」がしにくい仕組みにすること。
④ニッチな、あるいはユニークな競合から受ける影響を最小限にすること。
⑤参入障壁を築くこと。
上記の全てを実現するうえで、最も重要なのはユーザーとの信頼構築となります。
具体的には以下の通りです。
プラットフォームで大切なのは、知らない者同士が安心してやり取りできる場になる事です。
逆に言えば、信頼を築き、維持できないなら、勝ち残ることは出来ません。
オークションサイトのイーベイが中国で失敗したのは、例えば、イーベイを模倣してスタートした中国のアリババ集団がアリペイを導入して実現したような、消費者が納得してから支払えば済む仕組みを作れずに信頼を獲得できなかったと言えます。
つまりイーベイは、プラットフォームビジネスで競争するうえで重要な局面の一つである「信頼基盤の構築」に失敗したのでした。
一方、アリババは決済にクレジットカードを使わずに、資金をあらかじめ置いておけるエスクロー(中立な第三者を通じて決済を行うこと)の口座を作り、商品を受け取り、表示通りのスペックか消費者が確認してから支払いを出来るようにしました。
この仕組みがプラットフォームを快適にし、ぼったくられたり、偽物をつかまされたりすることを抑制したのでした。
信用を得られなければ、そのプラットフォーマーは失敗します。
実にシンプルですが、普通のビジネス以上に信頼が重要となります。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
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どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
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