今日8月1日(土)11時、関東甲信地方と東海地方の梅雨明けが発表されました。 平年の梅雨明け日は両地方とも7月21日頃ですので、今年は平年より11日ほど遅い夏の到来となりました。
8月に梅雨明けとなるのは関東甲信地方では2007年以来13年ぶり、東海地方では2009年以来11年ぶりです。 関東甲信地方では過去4番目と同じ遅さ、東海地方では過去3番目の遅い記録です(梅雨明けを特定しなかった年を除く)。
平年より長い梅雨期間に
各地の梅雨明け日
今年は東海地方では6月10日に、関東甲信地方では6月11日に梅雨入りとなっていたため、1か月半を超える梅雨期間となり平年よりも長い梅雨でした。期間降水量は平年よりも多くなりました。
▼気象庁の発表 関東甲信の梅雨明け 平年より11日ほど遅く、昨年より8日遅い 東海の梅雨明け 平年より11日ほど遅く、昨年より8日遅い ・梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。 ・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。
期間中の降水量は2倍前後
梅雨前線の停滞が長く続いたことにより「令和2年7月豪雨」を引き起こすなど記録的な大雨に見舞われ、梅雨期間中の降水量は軒並み平年の2倍前後に達しました。 静岡では平年の235%に相当する1189.5mmを観測しています。
東京では、7月の1か月中で全く雨が降らなかった日は、わずか1日だけです。
▼東海地方の梅雨期間降水量(6月10日から7月31日まで) 高山
1149.5mm(375.9mm) 岐阜 906.5mm(460.3mm) 名古屋 635.0mm(366.3mm) 津 536.0mm(342.2mm) 伊良湖 724.0mm(304.4mm) 浜松 1016.5mm(384.4mm) 静岡 1189.5mm(514.0mm) 尾鷲 1132.0mm(703.9mm) ▼関東甲信地方の梅雨期間降水量(6月11日から7月31日まで) 長野 462.5mm(225.6mm) 宇都宮 554.5mm(342.3mm) 前橋 448.5mm(313.2mm) 熊谷 409.5mm(275.6mm) 水戸 442.5mm(247.8mm) 甲府 642.0mm(233.5mm) 銚子 534.0mm(251.2mm) 東京 472.0mm(289.3mm) 横浜 618.5mm(316.8mm) 千葉 612.0mm(238.5mm) ※値は速報値でカッコ内は平年値。
この先の天気・気温
週間天気予報
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