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内田樹氏が明かす「安倍首相は28日に辞意表明の確率高い」として政権総括の原稿依頼

2020年08月26日 23時28分12秒 | 政治のこと
内田樹氏が明かす「安倍首相は28日に辞意表明の確率高い」として政権総括の原稿依頼

神戸女学院大学名誉教授で思想家の内田樹氏が26日、ツイッターに新規投稿。健康不安が取り沙汰されている安倍晋三首相が28日に記者会見する予定になっていることを受け、同日にも「辞意表明の確率が高い」として「新聞社二社から原稿を頼まれた」ことを明かした。 

 内田氏は「新聞社二社から相次いで『安倍政権の総括』原稿を頼まれました。28日に辞意表明の確率が高いということでの予定稿です」とツイート。その上で「村上春樹ノーベル文学賞受賞の予定稿は毎年書いてますけれど、安倍総理辞任の予定稿ははじめてです」とつづった。 

 リプ欄には「予定稿が無事掲載されますように」「辞めないと思います」「辞任と騒がれているが、実はそうではなく、内閣改造するぞの会見じゃないかと。五輪開催と憲法改正にはもの凄く執着がある御仁ですからね」「いつも重大な発表は金曜日の夜だもん」などの反応が続いた。  

安倍首相は定期健康診断から約2カ月後の今月17日に都内の慶応大学病院で検査を受け、24日にも同病院で再検査。28日開催で調整に入っている会見では新型コロナウイルス対応を説明する方針だが、自身の体調にも言及する見通しとなっている。官邸での記者会見が実現すれば、通常国会閉会翌日の6月18日以来となる。




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無数の顔の苦しみを想像する 「原爆の図丸木美術館」 戦後75年盛夏、「原爆の図」と新たに向き合う

2020年08月26日 21時45分23秒 | 歴史的なできごと
 戦後75年の盛夏、埼玉県東松山市の「原爆の図丸木美術館」に行き、「原爆の図」と向き合った。


死者の、あるいは死の淵にいる者の、顔、顔、顔。私は顔を見ていた。そこに浮かぶのは苦痛、恐怖、悲嘆、絶望、虚脱、虚無…。それでも、美しいとさえ感じる顔もある。これらの地獄絵図のどこにも希望はない。あたり一面、死のにおいが漂っている。  

画家はこの無数の顔を描くことで、犠牲者の声を伝えようとしたのだと思った。ここに生きていた命が確かにあり、それが原爆によって無惨にも奪われていったという事実が、これらの絵に刻まれている。  

戦後75年の盛夏、埼玉県東松山市の「原爆の図丸木美術館」に行き、「原爆の図」と向き合った。(共同通信=田村文)  

■赤子の死に母は気付いているか  

「原爆の図」は水墨画家の丸木位里(まるき・いり、1901~95年)と、油彩画家の丸木俊(まるき・とし、1912~2000年)の夫妻が共同で制作した連作で、全15部のうち第14部までがこの館に展示されている(第15部「長崎」は長崎原爆資料館に常設展示)。各部とも縦1・8メートル、横7・2メートルの屏風絵で、展示室の壁面を覆うほど大きい。
「原爆の図」第3部「水」の展示風景=原爆の図丸木美術館

 第3部「水」は、右側に水を求めて苦しみもだえる人たち、左側に足だけが見える屍(しかばね)の山、中央に赤子を抱く母が描かれる。顔の腫れあがった母は、自らが抱く赤子が既に亡くなっていることに気付いたのだろうか。じっとわが子の顔を見つめている。  

この絵と対面して置かれた第5部「少年少女」はひときわ胸を打つ。少女2人が悲痛な表情で抱き合っている。2人は姉妹だという。少し左に目を転じると、上半身だけを起こした少女が、自分の横の屍を見詰めている。描かれる人物に着衣はない。爆風にはぎ取られたか、あるいは業火に焼かれたか。  

■暴力に対峙するエネルギー  丸木夫妻はどれほどの思いで「原爆の図」に取り組んだのか。 

 広島は位里の故郷。疎開先の埼玉県で、広島に「新型爆弾」が落とされたことを知る。位里は原爆投下3日後の8月9日夜に広島に入り、見渡す限り焼け野原になった街で苦しむ人々を目の当たりにする。そして後を追って駆け付けた俊と約1カ月、広島で過ごす。

無数の顔の苦しみを想像する 戦後75年盛夏、「原爆の図」と新たに向き合う


2人が「原爆を描こう」と決意するのは48年のことだ。当時は占領下、原爆の写真や報道は禁じられ、一般の人々は被害のすさまじさを知らなかった。第1部から第3部までは50年に発表した。第15部は82年の発表だから、32年にわたって制作を続けたことになる。 

 テーマは被爆直後の広島にとどまらない。15部のうちには、日本人による米兵捕虜の殺害、朝鮮人被爆者、ビキニ環礁での水爆実験、反核運動を題材にしたものなどがある。被爆を起点に、核に関わる事件や日本の加害の歴史にまで視野を広げ、問題意識を深めていった。

  館には他にも、アウシュビッツ収容所における悲劇や南京大虐殺、水俣病などに材を取った絵も展示されている。戦争や差別といった暴力を描き尽くし、それと対峙するエネルギーを放ち続けている。  

■4500人から計6千万円の支援金  

「原爆の図丸木美術館」は、丸木夫妻が「原爆の図」を誰でもいつでも見られるようにとの思いを込めて建てた。開館は67年。だが今年、新型コロナウイルスの感染拡大により4月9日から2か月間、臨時休館をせざるを得なくなった。

原爆の図丸木美術館の学芸員、岡村幸宣さん

 国や自治体、企業からの支援を受けていない。入館料と「友の会」など個人の寄付が運営の基盤となっているから、館の存続自体が危うくなった。そこで緊急支援を呼び掛けたところ、約4500人から6千万円近くが集まった。    6月9日から再開。戦後75年という節目の年だけに、一般の来館者は多い。だが団体客が途絶え、運営は今も苦しい。学芸員の岡村幸宣さん(46)はその状況を冷静に受け止めている。  

「来館者は84年をピークに減り続け、昨年は最盛期の5分の1まで落ち込みました。このままでは運営が行き詰まる可能性があるということを、コロナに突き付けられた気がしています」 

 紫外線・虫害対策や温湿度管理の必要性から2017年、新館の建設を目指して基金を設立、これまでに約1億1千万円を集めたが、まだまだだ。「目標は3億円。インターネット・アーカイブの確立や海外への発信の充実も視野に入れています。『友の会』も高齢化しているので、若い支援者を増やしたい」。岡村さんは持続可能な美術館の在り方を模索している。


 ■現代性失わない作品群  優れた芸術作品は、現代性を失わない。「原爆の図」も常に時代に即したメッセージを発信してきた。  

11年の福島での原発事故の後には、「原爆の図」の意味が見直されることになった。放射性物質という「不可視の脅威」が現実になり、顕在化したからだ。  

第4部「虹」には、放射性物質を含む“黒い雨”の後に浮かんだ虹が描かれる。「黒い雨訴訟」で敗訴した広島県と広島市、国は8月12日に控訴した。この問題もいまだに過去になっていない。作品は見る者に、それを突きつけているようだ。 


 新型コロナウイルスによる死者は世界で77万人を超えた。既に広島と長崎の原爆で殺された人の数を上回ったが、私たちはその人たちの苦しむ顔を見ることはない。だからこそ、不可視だった被爆の実相を絵画によって表現し、GHQによる検閲をも突破しようとした丸木夫妻の強い意志と、その尊さをひしひしと感じる。  

「原爆の図」は過去を写しながら、わたしたちの「いま」と「未来」を照射する。そして見る者の心をかき乱す。 何度でも想像させる。無数の顔たちの思いを、その苦しみを。

【注】第1部、第2部は8月末まで、第4部は12月末までレプリカ展示の予定
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次の首相、誰にする? 自民支持層のジレンマ 影の薄い「後継者」 結局、多かった“悩ましい”選択肢

2020年08月26日 14時30分45秒 | 政治のこと
次の首相、誰にする? 自民支持層のジレンマ 影の薄い「後継者」 結局、多かった“悩ましい”選択肢


安倍晋三首相は来年9月、自民党総裁としての任期満了を迎えます。政権を握る党の総裁選は、事実上の「次の首相」選びの場となります。自民支持層は「次の首相」について、どう考えているのでしょうか。朝日新聞の全国世論調査(郵送)を分析すると、自民支持層のジレンマも見えてきました。(朝日新聞記者・磯部佳孝)

【画像】歴代首相の書「かなりの腕前」安倍首相、「味のある…」野田氏 総裁選を左右する「地方票」
 
総裁選は基本的に総裁任期の満了にともなって行われます。前回2018年9月の総裁選では、安倍首相と石破茂・元幹事長が立候補し、国会議員票(405票)と自民党員・党友による地方票(405票)の計810票を争いました。

結果は、安倍首相が553票を獲得し、石破氏の254票を上回りました。ただ、地方票を比べると、安倍首相の224票に対し、石破氏は45%にあたる181票を集めました。このため、自民党内では安倍首相の圧勝という声の一方で、石破氏の善戦との見方も広がりました。

過去の総裁選でも地方票がカギを握ったことがあります。小泉純一郎氏が3度目の挑戦で勝利した2001年の総裁選です。このときは、小泉氏が地方票で圧勝。「選挙の顔」でもある総裁選びは国会議員票に影響を与え、小泉氏当選の流れを作りました。

では、世論調査で自民支持層は「次の首相」について、どう考えているのでしょうか。
安倍路線「引き継ぐほうがよい」60%
 
朝日新聞の全国世論調査(郵送)は3月上旬~4月中旬、憲法や政治意識について尋ねました。

     ◇

【あなたは、次の首相は安倍政権の路線を引き継ぐほうがよいと思いますか。引き継がないほうがよいと思いますか。(2020年3月~4月調査)】
・引き継ぐほうがよい=全体(34%)/自民支持層(60%)
・引き継がないほうがよい=全体(57%)/自民支持層(33%)
*その他・答えないは省略
――*調査方法=全国の有権者から3千人を選び、郵送法で実施。3月4日に調査票を発送し、4月13日までに届いた返送総数は2130。無記入の多いものや対象者以外の人が回答したと明記されたものを除いた有効回答は2053で、回収率は68%。

     ◇

有権者全体では、安倍首相の「次の首相」は、安倍政権の路線を「引き継がないほうがよい」57%が「引き継ぐほうがよい」34%を上回りましたが、自民支持層では「引き継ぐほうがよい」60%が「引き継がないほうがよい」33%を上回りました。

 自民支持層は、安倍政権の路線継承を支持しているようです。

安倍首相4選は賛否割れる
 
そんな自民支持層が推す「次の首相」は、だれでしょうか。6人の名前を挙げて選んでもらいました。

     ◇

【あなたは、次の首相には、だれがふさわしいと思いますか。(同)】
石破茂=全体(24%)/自民支持層(25%)
小泉進次郎=全体(13%)/自民支持層(14%)
河野太郎=全体(7%)/自民支持層(10%)
岸田文雄=全体(6%)/自民支持層(10%)
菅義偉=全体(6%)/自民支持層(9%)
枝野幸男=全体(6%)/自民支持層(1%)
この中にはいない=全体(29%)/自民支持層(22%)
*その他・答えないは省略。敬称略

     ◇

全体と同様に、自民支持層でも石破氏がトップでした。ただ石破氏は、一昨年の総裁選で安倍首相と争い、「桜を見る会」問題などで安倍首相や政権に苦言を呈し、距離を取っています。

安倍政権の路線継承を優先するのであれば、安倍首相が「後継者」と目するとされる岸田文雄・政調会長のほか、政権を支える菅義偉・官房長官や河野太郎・防衛相に支持が集まりそうですが、石破氏の半分以下にとどまっています。

 一方、自民支持層では「この中にはいない」が22%を占めており、石破氏の支持率とほぼ並んでいます。
 首相の「次」迷いの表れ
 
それでは、自民支持層は安倍首相の続投を望んでいるのでしょうか。

     ◇

【自民党総裁の任期は、自民党の決まりで、連続3期までになっています。あなたは、この決まりを変えて、安倍首相が4期目も続けることに賛成ですか。反対ですか。(同)】
賛成=全体(26%)/自民支持層(48%)
反対=全体(66%)/自民支持層(46%)
*その他・答えないは省略

     ◇

全体では安倍首相4選に「反対」が66%を占めるなか、自民支持層では賛否が割れていることがわかります。

「次の首相」には安倍政権の路線を継承して欲しいものの、安倍首相と対峙する石破氏がその一番手になっている―。一連の結果からは、そんな自民支持層のジレンマが垣間見えます。

 「次の首相」の質問で、石破氏とともに「この中にはいない」が自民支持層の支持を集めているのも、安倍首相の「次」が自民支持層のなかではっきりしていないという迷いの現れなのかもしれません。


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夏休み短縮、授業数どう確保する? 小中学校、土曜授業検討も 詰め込みや教員過労に懸念

2020年08月26日 08時15分52秒 | 教育のこと

休校による授業時間の不足を取り戻すための手立てとして、滋賀県内の各市町の公立小中学校で夏休みが短縮される。しかし夏休み期間だけで必要な授業数を確保するのには限界があり、各市町は夏休み前から授業時間を増やそうと工夫を凝らす。一方、授業の詰め込み過ぎへの懸念など、さまざまな課題にも直面し、この時期特有の熱中症対策にも頭を悩ませる。 

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ほとんどの市町は、夏休みの期間をほぼ半減するが、授業時間の不足分を補うことはできない。大半の市町教委は冬休みの短縮も検討しているが、もともと短い冬休みの短縮は多くても4日程度という。このため、すでに朝の授業前の短時間学習を活用したり、授業の1コマの時間を短縮して1日のコマ数を増やしたりしている学校もある。 

 夏休み以外の土曜日の授業実施を検討する市町もある。ただ、夏休み期間に授業を行うことによって実施が難しくなる場合もある。野洲市教委は「教員の1年間の総労働時間を超える」、豊郷町教委は「すでに夏休みが短縮されているため、教員の振り替え休日を確保できない」と打ち明ける。 

 また、夏休み期間以外の始業時間の繰り上げや、1日の授業時間数を増やすことは「子どもの負担が増える」と慎重な声も聞かれる。大津市教委などは「子どもへの負担感を与えないようにしたい」として、授業内容の重点を見直して対応することを考えているという。  

卒業がまだ先の児童生徒については、やむを得ず年度を繰り越して学習する長期戦も視野に入れる。中学3年と小学6年の最終学年は他の学年より登校日を多めに設ける豊郷町教委は「今後、台風やインフルエンザの流行による休校や学級閉鎖もありうるため」と話す。  

本来夏休みだった暑い時期に授業を行うことから、各市町の教委は熱中症対策にも乗り出す。愛荘町教委は「もう少し授業日を増やしたかったが、熱中症のことが気がかりで休みを長めにした」と話す。各市町は全小中学校にエアコンを備えており、換気に注意しながら授業を実施する計画だ。  登下校中の対策にも気を配る。湖南市教委は「特に暑い時間の下校を避けるため、給食を提供して午後も授業をする」としている。ほかにも「首元を冷やすものを配布するよう検討している」(栗東市、甲良町)、「下校時までに子どもたちが持参したお茶がなくなった時の対策としてペットボトルの水を各校へ配布する」(栗東市、竜王町、日野町)、「日傘を使用してもらう」(守山市、竜王町)など、各市町の教委が知恵を絞る。



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GoTo旅館でクラスター、千葉 勝浦市、従業員が感染

2020年08月26日 06時45分39秒 | 社会のことなど
 

千葉県は25日、同県勝浦市の旅館「緑水亭 勝浦別館 翠海」で同日までに従業員7人の新型コロナウイルス感染が確認され、クラスター(感染者集団)と認定したと明らかにした。

旅館は、政府の観光支援事業「Go To トラベル」に登録していた。既に22日から9月末までの臨時休業を決めている。 

 県によると、感染した従業員は10~60代で、フロントでの受け付けや清掃業務を担当していた。県は勤務状況から今月14日から21日までの宿泊者延べ359人を対象に体調などの確認を進める。


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