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学歴はどこまで必要?「努力なしで東大に受かる人は皆無。高学歴の人は努力できるポテンシャルがある

2024年09月03日 21時05分08秒 | 教育のこと
学歴はどこまで必要?「努力なしで東大に受かる人は皆無。高学歴の人は努力できるポテンシャルがある


3・10・2021

学歴は、就職活動に生きる場合もある一方で、中には「実力主義の社会では、学歴は関係ない」と考える人もいる。

キャリコネニュース読者からは、"学歴"に対する様々な考え方が寄せられている。(文:コティマム)

高卒の40代男性「受けたい会社の条件が『4大卒』で面接さえ受けられなかった」
自身は高卒という大阪府の40代男性は、自身の経験から「学歴は必要」と考える。

「自分は高卒で、転職する時に受けたい会社の条件が『4大卒』などもあり、面接さえ受けられない事もあった。学歴で生活はできませんが、仕事の選択肢を広げるためには必要だと感じます。今の自分の学歴に不満はありませんが、生まれ変わったら勉強して、いい大学に入ろうとすると思います」

しかし男性は、社会に出た後は「努力と勉強で逆転できる」と語る。男性は現在営業職の個人事業主で、現在年収1200万円だ。

「大卒の同級生の中で自分が一番稼いでいます。社会に出てからも勉強や努力をすれば学歴は関係なくなります。社会に出る時に選択肢を広げることは必要ですが、働いてからはそこからの努力と勉強で逆転できるのが自分の実感です」

京都府の40代女性は、関西の4つの難関私立大学とされる「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)出身。学歴については「一流大学を卒業したからといって仕事ができるとは限らないが、最初の判断は学歴(大学名)が左右すると思う」と語る。

女性は自身の学歴について「勤務先が関西地方なので、関関同立で不利益を被ったことはない」というが、「早稲田・慶應と比較した時に格下に見られる。実際にそう思うため、私の学歴が高いとは思わない」と明かした。

「最大限の努力をして難関大学に合格する=ポテンシャルのある人」
都内の40代女性は、北海道大学出身。現在年収1000万円の正社員として働いている。女性は学歴そのものよりも、大学に合格するために「努力したこと」が重要だと語る。

「例えばなにも努力しないで東大に受かる人は皆無。つまり、『最大限の努力をして難関大学に合格する』という経験がある人は、ある程度のポテンシャルはあると考えていいと思う。私は家庭が貧乏だったため、奨学金を借りて国立大学に通ったが、周りが優秀な人が多く学問以外にも学ぶことが多かった」

※キャリコネニュースでは引き続き「学歴は必要だと思いますか?」や自分の性別がマイナスになっていると感じたことなどのアンケートを募集しています。

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私立中高「切り札」は共学化 校名変えたら…受験者急増

2024年09月03日 20時05分43秒 | 受験のこと

2021年度から共学化し、校名も変える首都圏の私立中学・高校が、初年度入試で人気を集めている。共学化を機に英語教育強化などの改革を行った学校が多く、受験者が大幅に増えるケースも出てきている。(柏木友紀、高室杏子、川口敦子)

 【写真】光英VERITAS中の理数特待入試に挑む受験生=2021年1月20日午後2時35分、千葉県松戸市秋山、高室杏子撮影


 ■「国際的な教育」で高倍率に  

2月1日午後3時過ぎ、広尾学園小石川中(東京都文京区)の真新しい校門を受験生たちが次々とくぐった。同校は、2018年から広尾学園(港区)と教育連携をしてきた村田女子高校(文京区)が新年度から「広尾学園小石川中学・高校」と校名を変え、中高一貫の共学校としてスタートする。 

 「娘は海外留学を考えており、ここは英語に力を入れているので志望した」と、受験生の娘を見送った母親は言う。この日午前は、グループ校の広尾学園を受験した。 

 新しい校名での1期生を選抜する入試。1日午前の1回目入試から出願倍率は10倍を超え、この日午後の2回目は定員20人に対し582人が出願した。計5回の一般入試全体では計90人の定員に出願者数は3210人、このうち受験者数は1713人で、341人の合格者を出した。

  「倍率を見て驚いた」という男子受験生も広尾学園と広尾学園小石川を併願していた。建築家志望で、父親は「広尾学園系列は国際的な教育をしていると聞いた。海外でも通用する英語でのプレゼン能力を鍛えさせたい」という。  広尾学園小石川の松尾廣茂校長は、07年に順心女子中学・高校を共学化して広尾学園をつくり、教頭として学園の改革を先導した。松尾校長を含め、16人の教員が広尾学園から異動し、受験指導に関して実績を持つ5人の教員が他の進学校から加わった。 

 1学年約300人の広尾学園に対し、広尾学園小石川は約120人で、アットホームな雰囲気が売りだ。広尾学園と同様にインターナショナルコース(80人)を設け、同園と同等・同質の教育を目指すという。 

 このコースでは、日本人とネイティブスピーカーの教員2人が担任となり、ホームルームでは英語を使う。「帰国生がクラスにいることで、英語だけでなく、教員に積極的に質問する姿勢などで、生徒全体が刺激を受けると期待している」と松尾校長は話す。高校の受験者数などは非公表だが、24年度からは高校募集を停止し、完全中高一貫校になる予定だ。 

■理数系・探究型…授業に特色 


 光英VERITAS(ヴェリタス)(千葉県松戸市)も、新年度に聖徳大学付属女子から校名を変え、中学・高校ともに共学化する。聖徳大・聖徳短大へ2~3割が内部進学するが、国公立大やGMARCH(学習院大、明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)の合格者が年々増えている。 

 広いグラウンドを備えた学内への通学は、自家用車による送迎も認めている。1月の中学入試は受験者総数が608人(男子247人、女子361人)で昨年度の約3倍、2月15日現在の入学予定者は102人(男子38人、女子64人)で昨年度の約2倍となった。 

 娘が受験した東京都の女性(40)は「学校行事で足を運んだのが志望のきっかけ。家から電車とバスで40分で通学圏内だし、娘は男友達が多いので、共学になるのも魅力。コロナがいつまで続くかわからないけれど、通学の電車が都内と反対方向で空いてるという利点もある」という。次男が受験した東京都の女性(51)は「息子はゲームや機械の組み立てが好きで、計算も得意なので、好きなことを学ぶ下地を作ってあげたいと思い、理数系に力を入れているこの学校の受験をすすめた」と話した。

  高校入試も昨年度に比べ受験者が増加した。433人が受験し、合格者は241人で実質倍率1・8倍だった。受験者は昨年度の約2倍で、男女ともに増えたという。  長く男子校だった芝浦工業大付属(東京都江東区)も共学にして受験者が増えた。女性の技術者・研究者の人材育成を目指し、17年度から高校のみ女子の募集を開始し、新年度からは中学も共学化する。

  探究型授業で力を発揮できる生徒を集めるため、今年から中学入試では出題形式を変えた。放送を流し、聞いた情報を元に問題を解かせる方式を算数と国語の一部で導入。過去最多だった昨年の約1・5倍となる計1609人(男子1348人、女子261人)が受験した。新入生は161人で、女子は約25%を占める。高校は一般入試の受験者が123人で、昨年の約1・2倍だった。 

 担当者は「中学は共学化で学内の雰囲気も変わっていくと思う。探究心あふれる生徒に育ってほしい」と話す。

 ■再スタート、目立つ志願者増  

首都圏では近年、共学化に伴って校名を変えて再スタートし、志願者数が増加する学校が目立つ。15年に共学化した開智日本橋学園中(中央区、旧校名・日本橋女学館)、同年の三田国際学園中(世田谷区、同・戸板)、19年の武蔵野大中(西東京市、同・武蔵野女子学院)、20年の品川翔英中(品川区、同・小野学園女子)などだ。 

 首都圏の進学事情に詳しい森上教育研究所の森上展安代表は「共学化と校名変更に併せて大きな学校改革や校舎改築などを断行し、注目を集めて偏差値が大幅にアップする学校が増えている。逆に言うと、ここで人気が上昇しないと、もう次はない」と指摘。

「共学化は社会の流れであり、最後の切り札とも言える。その後は各校の教育方針と進学実績が問われるため、国際性を重視したカリキュラムや難関大進学を目指す選抜クラスなどを導入する学校が多い」という。 (変わる進学)


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高校野球“チアの盗撮”に本音「ノースリーブとミニスカートに憧れたけど…」現地記者が聞いた「半袖が安心」「先生が応援席をパトロール」悩む現場

2024年09月03日 15時06分05秒 | 文化と芸能



高校野球“チアの盗撮”に本音「ノースリーブとミニスカートに憧れたけど…」現地記者が聞いた「半袖が安心」「先生が応援席をパトロール」悩む現場(Number Web) - Yahoo!ニュース 









高校野球“チアの盗撮”に本音「ノースリーブとミニスカートに憧れたけど…」現地記者が聞いた「半袖が安心」「先生が応援席をパトロール」悩む現場
8/14(水) 17:26配信




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Number Web
高校野球のアルプス「チアの盗撮対策」。現地で部員の本音を聞いた photograph by Yukiko Umetsu


 連日熱い戦いが繰り広げられている夏の甲子園。毎年アルプススタンドで応援取材を続けていると、今年からチアリーダーのユニホームを変えた学校が多いことに気づく。それまでおなじみだったノースリーブやミニスカートが減り、野球部のユニホームと同じデザインが増えているのだ。


【実際の写真】「ノースリーブとミニスカートをやめた」どんな服装に? 盗撮対策で“野球部ユニフォームのデザイン”に…現地で撮影したアルプスの様子(学校の許可を得て撮影、掲載しています)


 アルプスにいたチアの生徒によれば「今年の県大会から見かけるようになった」という。他の生徒からも「盗撮対策で野球ユニホームに変えるという他校の話を聞きました」という声が多く挙がった。


チアの本音「残念ですが…」「半袖は安心」
 大阪桐蔭チアリーディング部部長の米倉るんさん(2年)は、「盗撮対策のほか、暑さ対策という意味合いもあります。春のセンバツでは黒いレギンスを穿いたのですが、夏にレギンスは暑いので、ショートパンツのほうが快適です」と話す。


「以前はノースリーブでしたが、野球ユニホームは半袖なので、安心して踊れます」と話すのは、木更津総合チアリーディング部の庄司柑菜さん(2年)。「ノースリーブとミニスカートに憧れてチアをはじめたので、甲子園で着られないのは残念ですが……野球ユニホームも『かわいい』と言われることが多くてうれしいです」と笑顔で話してくれた。


 ほかにも、「野球部と一体感が生まれてとても気に入っている」という声や、「野球部OBが資金を出してチアの野球ユニを作り、プレゼントしてくれた」というケースも。


 とあるチアリーディング部の顧問に聞くと、「ノースリーブとスカートをやめても心配なのは変わらない。今でもたまにカメラを構えている人がいるので、見かけると声をかけるようにしています」と話す。


 トップスは白い野球ユニホームだが、ボトムスには赤いスカートを組み合わせていた日本航空は、「県大会ではショートパンツだった」というが、今大会ではあえてスカートに変えた。チアにとっても甲子園は夢の舞台。「かわいいユニフォームで踊りたい」という声が根強いのは当然のことだろう。


 ちなみに、甲子園で出番が減ったノースリーブ&ミニスカートのユニホームは、「文化祭や体育祭などの学校行事で着用する」という学校が大半だった。

「スカートを履きたいという声も多かったが…」
 筆者は10年前からアルプススタンド応援を取材しているが、数年前までチアや応援席の周りには、カメラを構えた一般客が大勢いた。内野席のフェンスには何十台ものカメラが設置され、吹奏楽部の演奏を撮影する様子も散見された。


 しかし、このような姿はこの夏ほぼ消えた。あれだけいた撮影者はなぜいなくなったのだろうか。


 高野連に聞いたところ、数年にわたり「撮影禁止」の札を掲げ続けたことと、アルプススタンドの前列に一般客を入れず、学校関係者のみに限定した学校が増えたことが大きいという。


「昨年まで、フェンスに『撮影禁止』のプレートを張って対策し、警備員との連携を強めました。応援団責任者会議でも、学校側にチアの服装への配慮をお願いし、多くの学校が考慮してくださったのだと思います」(大会本部スタッフ)


 盗撮から生徒を守るため、「ノースリーブの下に長袖のインナーを着る」「ボトムスをパンツスタイルにする」という学校もあったが、「かわいい服装で応援したい」という生徒たちの気持ちも考慮し、野球ユニホームが増えたのだろう。「スカートを穿きたいという声も多かったが、何度もミーティングを重ね、最終的に多数決でショートパンツに決めた」というチアリーディング部も多かった。


先生が応援席をパトロールしていた…
 このほか、各校の教員も、「『盗撮禁止』の札を持って応援席をパトロールする」「カメラを構えた人を見かけたら声をかける」「怪しい行動をとる人がいたら警備員に即連絡する」「フェンスから離れた場所にチアを配置する」「チアの周辺に教員が立つ」など、生徒たちを守るため、さまざまな方法で目を光らせている。かつてのように、観客が一斉にカメラを構えていると、心理的に「みんながやっているから自分もいいだろう」となるが、パタリといなくなると、やりにくくなるのだろう。


 キラキラと目を輝かせて選手にエールを送り、スタンドを盛り上げる彼女たちを見て、「何の心配もなく、好きな服装でのびのびと踊れるといいのに……」と筆者も強く思った。日々練習を重ねて選手を後押しする生徒たちが、安心して応援できる環境が当たり前になってほしい。


※写真は学校の許可を得て撮影・掲載しています。


(「甲子園の風」梅津有希子 = 文)




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通学時間が1時間超、うつ症状リスク1.6倍増 

2024年09月03日 09時05分02秒 | 教育のこと


通学時間が1時間超、うつ症状リスク1.6倍増 志望校選びは慎重に

9/2(月) 6:00配信





朝日新聞デジタル
高校生の通学風景(写真と本文は関係ありません)


 通学時間が片道1時間を超えるなど、遠距離通学の高校生ほど抑うつ症状や不安症状が出るリスクが高いことを、日本大学の研究チームが明らかにした。子どもの志望校を決める際、親や教師は通学時間も含めて考えるべきだと研究者は指摘する。


【画像】中学受験、難関校で「優秀な生徒」に囲まれると… 研究が示すリスク


 日本精神神経学会の学術誌に論文を発表した(DOI: 10.1111/pcn.13714)。これまで日本には、通学時間とメンタルヘルスの関連性を調べた研究はほとんどなかった。思春期に心理的問題を抱えると、大人になってから精神的疾患の発症につながることもあり、暴力や自殺とも関連するとされる。


 公衆衛生学を専門とする大塚雄一郎准教授と中島英専修研究員らは2022年10~12月、首都圏と東北地方の私立高校に通う約2千人の高校生を対象にオンラインで調査を実施した。


 その結果、回答した約1900人中、17.3%に抑うつ症状、19.0%に不安症状がみられた。通学時間が1時間以上かかる生徒は、30分未満の生徒に比べ、抑うつ症状が出るリスクは1.6倍、不安症状が出るリスクは1.5倍ほど高い傾向があった。回答者の約30%が通学に1時間以上かかっていた。





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「に、22歳で“永世二冠”って!」藤井聡太王位5連覇のスゴさが世間的にもっと知られてほしい

2024年09月03日 08時05分28秒 | 文化と芸能


「に、22歳で“永世二冠”って!」藤井聡太王位5連覇のスゴさが世間的にもっと知られてほしい…観る将マンガ家が描く将棋界エモい名場面(Number Web) - Yahoo!ニュース 





「に、22歳で“永世二冠”って!」藤井聡太王位5連覇のスゴさが世間的にもっと知られてほしい…観る将マンガ家が描く将棋界エモい名場面
9/3(火) 6:02配信




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Number Web
8月の将棋ハイライト。イラストは関連記事などからご覧になれます! photograph by 日本将棋連盟/Junsei Chida


藤井聡太七冠や伊藤匠新叡王の誕生など、話題満載な将棋界。観る将のマンガ家・千田純生先生に今月も「イラストで将棋ハイライト」を描いてもらいました。


【マンガ】「藤井くんスゴい表情で龍に乗ってる…永世二冠スゴすぎだけど“残り六冠”条件もいけそう…」「羽生さんと甲子園で対決!?」かわいいイラストで将棋界のハイライトを全部見る


 猛暑のち台風……と、天候にやきもきする8月がようやく終わりました。それでも将棋界の8月は暑さを忘れさせてくれるような出来事が数々ありました。振り返っていきましょう! 


1)藤井vs佐々木勇気の竜王戦が決定
 今回はまず、竜王戦挑戦者決定のニュースから。藤井聡太竜王が通算3期としている竜王戦七番勝負(10月5日開幕)の挑戦者が、佐々木勇気八段に決定しました。


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2)藤井王位22歳“永世二冠”の資格獲得がスゴすぎ
 福間女流五冠の話題で「称号」を話題に持ち出しましたが……藤井七冠も2つ目の「永世」資格を手に入れました。渡辺明九段が挑戦した王位戦七番勝負、27、28日に神戸市で行われた第5局に藤井王位が勝利して、防衛に成功。さらには同タイトル戦5連覇を達成したことで、「永世王位」の資格を獲得しました。


 今年は先だって行われた棋聖戦でも5連覇を達成して「永世棋聖」の資格を得ており、藤井七冠は22歳にして2つの「永世」称号を獲得……そもそもこれまでの「最年少の永世称号獲得」は中原誠十六世名人の23歳11カ月だっただけに、いかにハイペースかがわかります。気になったので、残り6つの「永世・名誉」など称号獲得の主な条件を調べてみると……。


・永世竜王=あと2連覇
・永世名人=あと3期
・永世叡王=あと2期
・永世王将=あと7期
・永世棋王=あと3連覇
・名誉王座=あと4連覇


 とんでもなく厳しい条件のはずなのですが、「ふ、藤井七冠なら『永世八冠』も夢ではないのでは……」という思いを強くするばかりですし、今後の快挙への先駆けになるであろう“永世二冠”の資格獲得は、世間的にもっと知られてほしいなと願っています。


 とはいえ藤井七冠ご本人は目の前の対局、一手一手に集中する姿勢は変わらないでしょう。4日から始まる王座戦、タイトル保持者と挑戦者の立場を変えて永瀬拓矢九段と再戦する番勝負だけに、目が離せなそうです。


3)アベトナ、オールスター…人気棋士が大活躍
 そのほか公式戦以外でも、今後に向けての盛り上がり要素が数多いです。


 王座戦の“前哨戦”となったABEMAトーナメント2024準決勝では、チーム永瀬がチーム藤井に勝利!  連覇を狙うリーダー永瀬九段の「川崎家」がいち早く決勝進出を決めています。準決勝もう1つのカード、チーム豊島(豊島将之九段がリーダー)とチーム稲葉(稲葉陽八段がリーダー)のいずれが勝ち上がってくるか……。


 そして年末恒例になった「将棋オールスター東西対抗戦2024」の投票も行われました。東西地区の投票トップは佐藤天彦九段と藤井七冠とのこと。とはいえ羽生会長に渡辺九段、伊藤匠叡王に永瀬九段、山ちゃんこと山崎隆之八段、豊島九段……投票できるのが2人というのが本当につらいです(笑)。


 なお8月、夏の甲子園で大盛り上がりした阪神甲子園球場も、100周年記念企画として1月に概要が発表されていた藤井七冠vs羽生九段の詳細が発表されました。野球はやらないとは思いますが(笑)、解説で阪神ファンの谷川浩司十七世名人に室谷由紀女流三段も“参戦”されるということで……この夏の甲子園に負けない名勝負を期待したいところです。


 秋から冬にかけても熱を帯びる将棋界の名局、今後も注目です! <構成/茂野聡士>


(「将棋PRESS」千田純生 = 文)











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