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AVモザイク除去」できるAIに業界が震撼、人気AV女優も被害に…

2024年09月14日 23時03分00秒 | 女と男のこと
AVモザイク除去」できるAIに業界が震撼、人気AV女優も被害に…
 
かつて実話誌の広告にあった「モザイク除去機」が現代に甦った! AIの技術の進化によりモザイクの除去が可能となったが、業界は深刻な被害に頭を痛めていた 

※写真はイメージ

海外サイトに溢れる偽造性器の正体とは
  昨年12月にSPA!は、AI(人工知能)で有名芸能人の顔にすげ替えた「フェイクポルノ」の蔓延についてお伝えしたが、現在、AIを悪用したアダルトコンテンツにはもう一つの潮流がある。それはモザイクが限りなく薄く見える「モザイク除去動画」の存在だ。すでにKやFといった海外のポルノ動画サイトでは大量にアップされている。  なかには本来、無修正作品が出回っているはずのない有名女優のT・SやM・Yなどの動画もある。これらの動画が流通し始めた当初、「いったいこれは何だ?」と謎が謎を呼んだが、そのカラクリが明らかになりつつあり、AV業界が震撼しているという。  真相に迫る前に、まずは実際にサイトで件の動画を探してみた。無数にアップされている素人や外国人の作品に交じり、日本の有名AV女優の名前がある。タイトルには「無碼破解(モザイク除去)」などと中国語で書かれている。 
 
 映像では絡みのシーンが始まると、モザイクのあるはずの局部にぼんやりと紗がかかり、やや不自然に歪みのある性器が映し出される。性器に触れる手や唇を見るとわかりやすいのだが、動きや形状が少しおかしいのだ。  それもそのはず、実はこうした動画はAIで性器を「再現」したものなのだ。つまり、モザイク越しの色や形状、また体の角度などから、AIが分析し「おそらくこんな感じではないか」とモザイク部分を補う“偽造性器”なのだ。テクノロジーメディア「ロボティア」編集長の河鐘基(ハジョンギ)氏は言う。 「解像度の低い画像や動画を鮮明にしたり、合成・再現するAI技術は数年前からトレンドになっており、GAN(敵対的生成ネットワーク)という技術が使われています。機械学習とは違って“教師データ”がなくても、対象からAIが構造や法則を見つけ出して補完したり、実在しないデータを生成するのです。写真の背景に映った邪魔な電柱や通行人を違和感なく消すアプリがありますが、こうした技術が応用されています」  
 
人気AV女優の三上悠亜さんは昨年夏、インスタグラムで「私の無修正流出!と話題になっていますがAIで作られたものなので残念です」と投稿しているが、業界関係者はこうした動画の蔓延に怒り心頭のようだ。 「女優さんがかわいそうですよ。モザイクがあるからAVに出演しているコも多いですからね。被害に遭ったと知ったらショックでしょうね。偽造されたもので、“性器のお面”をつけているようなものだと言っても理解してくれないでしょうしね」(制作会社関係者) 
 
 では、こうした動画はどこからやってくるのか。AI技術に長けたエンジニアが作っているのだろうか。否、すでにモザイクを除去するソフトが誰でも入手可能な状態にあるのだ。詳しくは後で解説する検証を見てほしいが「JavPlayer」という、AI技術を組み込んだ動画プレーヤーが存在し、同ソフトで作製された動画が大量にアップされているのだ。  
 
同ソフトに関しては配布ページがあるものの、作者の正体は不明だ。コンタクトは試みたが、連絡先は一切公開されていない。作者は日本人のようだが、配布ページも海外の製作サービスを使用しており、概要もわからない。
 
 
除去ソフトを使って中国人が大量アップ?
 
  モザイク除去はもともと、数年前からエロゲーの画像のモザイク外しとして有志によって行われてきた。近年、AI技術の急速な発展で、リアルタイムで動画からモザイクを除去して再生するプレーヤーが出現したのだ。制作者はおそらく個人の趣味で開発をスタートさせたが、昨年夏ごろから何者かが海外サイトなどに収益化を目的とし、モザイクを除去したAVを無断で上げるようになっていったようだ。AI事情に詳しいあるゲームコンテンツ制作者は言う。 「モザイク部分の再現にはPCに大きな負荷がかかるので、スペックの高いものでないとキレイにできません。おそらく中国人業者がハイパワーな自作PCを作って、動画をガンガン加工しているようです。一般人の趣味の範疇ではできないボリュームです」  
 
海外にアップされているモザイク除去動画は無料で見られるため、サイト自体には広告収入が、投稿者にもアフィリエイト収入が入るシステムだ。完全に違法行為だが、前回お伝えしたフェイクポルノの流通と似た形態となっている。  個人が購入した動画をソフトで処理してモザイクを除去して楽しむ分には問題はない。しかし、営利目的で不特定多数が見るサイトにアップするのは、著作権を侵害する行為に当たる。  
 
こうした状況に対し、AV業界はどんな対策をしているのだろうか。アダルト作品の著作権保護などの活動を行う業界団体IPPAは以下のように回答した。 「違法動画として削除対応を行っておりますが、警察からも捜査協力の要請があります。違法動画の視聴行為は、制作したメーカーに利益を生みません。そのため、出演者の方々の報酬にも影響が出ることとなり、よりよい作品を制作していくことが困難になってしまいます」(IPPA事務局)  当然、違法コンテンツの蔓延は、クリエーターの死活問題にもなっていく。AV監督の日比野正明氏はこう話す。 「AV制作者には、映画やテレビをやりたかったけれど、実力や才能がなくてこの業界に入ってきた人もいれば、中卒など学歴が低くてエンタメ業界を諦めた人もいます。そんな人たちでも、まともな飯を食っていける業界でした。でも、著作権を保護してもらえないと生きていけず、僕らのようなものづくりの“底辺”がいなくなってしまう。著作権が大事なのは映画でもAVでも同じです」  
 
合法なポルノ映像を実現すべく、モザイクというガラパゴスな文化が発明され、日本のAVをここまで発展させてきた。その破壊者が現れた今、日本のAV産業は危機的状況にある。
モザイク除去を検証した!
 
  文中でも紹介したモザイクを再現する動画プレーヤー「JavPlayer」を実際に試してみた。同ソフトは無料の試用版と有償版(1200円)があるようだ。動画サイトにアップされているような、限りなく本物に近い形で再現するにはGPU(仮想通貨のマイニングにも利用される画像処理装置)搭載のハイスペックPCが必要となるが、今回は通常のPCで検証した。  
 
モザイクの入った動画をこのプレーヤーで再生すると、モザイク部分がぼやけて見える。再現性は低いものの、元の動画よりも若干クリアに見える。動画再生中、PCのファンがフル稼働していた。処理にかなりの負荷がかかっているようだった。  
 
同ソフトはFANZAなど国内主要アダルトサイトで購入したものに対応。モザイクをリアルタイムで再現して再生したり、その動画を保存できる。配布ページの説明文には「HDDの底に眠っている動画がお宝に変わるかもしれません」とあり、AVのモザイク除去を意識して作製されたことは明らかだろう。また、英語版の解説ページがあったり、有償版は海外の決済システムが使われており、海外ユーザーを当て込んでいるフシもあった。  作者は正体不明だが、日本人であることは間違いなさそうだ。
 
 
 
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1 コメント

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JAVPLAYER (モザイク除去)
2022-08-31 17:42:36
参考になりました。
やってみたいと思います。
違法アップロードはしません。
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