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"トランプ"と真っ向勝負するメキシコ初の女性大統領・シェインバウムとは何者か?

2025年02月14日 19時03分38秒 | 国際情勢のことなど




"狂犬トランプ"と真っ向勝負するメキシコ初の女性大統領・シェインバウムとは何者か?
2/14(金) 6:30配信

>「まず、トランプと違って彼女は論理的なインテリです。もともとはエネルギー工学の博士号を持つ物理学者で、有名なアメリカのローレンス・バークレー国立研究所での勤務経験もある。



週プレNEWS
メキシコ初の初の女性大統領クラウディア・シェインバウム


第2次トランプ政権が誕生してから、やたらと標的にされている隣国のメキシコ。しかし、そんなトランプの強気な発言にも萎縮せず、堂々とレスバトルを繰り広げている、同国初の女性大統領クラウディア・シェインバウムって何者!?


【写真】国民から愛されるシェインバウム大統領




■トランプとは何もかも逆
就任以来、各国への威嚇外交を繰り広げるアメリカのトランプ大統領(78歳)。中でも特に目立つのが「メキシコ叩き」とも言える隣国メキシコへの強硬な姿勢だ。 


就任直後の1月20日にはメキシコ湾の名称を「アメリカ湾」に変更すると宣言。また、2月1日には、国境を越えて大量の不法移民やフェンタニルなどの合成麻薬がアメリカ国内に入り込んでいることを理由に、カナダとメキシコの全製品に対し25%の関税を課すという大統領令に署名した。


だが、そんなトランプの圧力にも屈せず、堂々と渡り合って注目を集めるのが、昨年10月に就任したメキシコ初の女性大統領、クラウディア・シェインバウム(62歳)だ。


トランプが「メキシコ政府は犯罪組織と癒着している!」と批判した際には、「根拠のない侮辱は許さない」と真っ向から反論。


メキシコ湾のアメリカ湾化宣言に対しては、17世紀の古地図を持ち出し「当時のように北米を『メキシカン・アメリカ』(スペイン語では「メヒコ・アメリカーナ」)と呼んではどうか」と皮肉たっぷりの逆提案をしてみせた。


当然、トランプが突きつけた25%関税に対しても、逆に報復関税を課す可能性をチラつかせながら「メキシコは対話や調整には応じるが屈服はしない!」と明言。


その後、トランプとの電話会談を経て、メキシコが1万人の兵士を国境管理のために派遣するという条件で、25%関税の発動を1ヵ月延期するという、アメリカ側の譲歩を引き出したのだ。






"狂犬トランプ"にもひるまない、そんなシェインバウムとはいったい何者なのか?


「ひと言で表現するなら、すべてがトランプと逆の人です」と語るのは、国際政治学者で上智大学教授の前嶋和弘氏だ。


「まず、トランプと違って彼女は論理的なインテリです。もともとはエネルギー工学の博士号を持つ物理学者で、有名なアメリカのローレンス・バークレー国立研究所での勤務経験もある。


2007年のノーベル平和賞を受賞した国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)にも参加した持続可能性社会の専門家ですから、『地球温暖化なんてウソっぱちだ』と主張するトランプとは対照的です。


その後、政界に転じ、2017年には首都のメキシコシティ市長に就任すると、環境政策や治安の改善、公共交通の整備による渋滞の緩和などで数々の実績を上げました。昨年の大統領選挙では6割近い得票率で圧勝してメキシコ初の女性大統領になった。


ちなみにシェインバウムはユダヤ系で、初のユダヤ系大統領というのも、カトリックが圧倒的なマジョリティを占めるメキシコでは特筆すべきこと。それでも彼女はガザやパレスチナの問題でイスラエル政府を強く非難しており、この点でもイスラエルとべったりのトランプとは真逆の立場を取っています」






しかし、リベラル派な上に宗教的にもマイノリティの女性が大統領となると、国内で厳しい目にさらされそうだが......。


ラテンアメリカ研究者でジャーナリストの伊高浩昭氏は「シェインバウムはメキシコ国内で圧倒的に支持されている」と語る。


「実は彼女、まだ大学生だった頃から、当時メキシコシティ市庁の幹部だった前大統領のアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールから目をかけられていた、いわば秘蔵っ子です。まず、彼は彼女をメキシコシティ市長に当選させ、将来的に最高指導者にさせることを視野に"帝王学"を授けました。


いまだに男性優位の風潮が強いメキシコで、しかも、ユダヤ系の彼女が6割近い得票率で大統領に選ばれたのには、メキシコシティ市長時代の実績に対する高い評価に加え、国民から人気が高かった前大統領の後継者だったことも理由としてあったのです」






しかし、そんな存在、右派メディアなどが黙っていないのでは?


「実は今、一連の『メキシコ叩き』への反発によって、トランプに対して強く臨む姿勢に、左派だけでなく保守的な財界を含む右派も彼女を支持する一体感が生まれています。


また、彼女が打ち出している、メキシコ経済の対外依存度を減らし自国経済の自立を促進する『メキシコ計画』も高評価につながっており、こと対米政策に関して言えば、ほとんどの国民が支持しているように見受けられます」


以下はリンクで、


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