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UFOや死後の魂を即否定する人は「本物の科学者」とは言えない

2024年11月29日 19時03分33秒 | 科学のはなし


あなたはUFOや死後の魂といった奇妙な現象を信じるだろうか。中部大学特任教授で工学者の武田邦彦氏は「本物の科学者は『UFOはいない』とは絶対に言わない。『頭で考えられないこと』を否定するのは科学的な態度ではない」という――。 



【この記事の画像を見る】  ※本稿は、武田邦彦『武器としての理系思考』(ビジネス社)の一部を再編集したものです。

2021/03/31 ·

 ■UFOが飛んでくる可能性というのは「ある」 

 世の中にはUFOを目撃したという話はたくさんあります。航空自衛隊のパイロットやアメリカ空軍のような空を飛んでいる人たちが、随分とUFOを目撃しているらしい。そのうちのいくつかは写真なども撮られていて、それらを目にすると「いったいどういうことなのだろう」と思います。 

 こういった話題になると、科学者の多くは「そんなことはないよ」「だいたいUFOが飛んでくるとなれば相当程度の文明の高い星が近くになければならないのに、そんな星はないよ」と言います。 

 確かに、地球から100光年あたりのところの星で文明のありそうなところはほとんどありません。1万光年ぐらいになって、ようやくそうした可能性のある星が少しある程度です。

  1万光年離れたところから飛んでくるためには光の速さで1万年かかります。通常の宇宙船の速さだと5万年、10万年とかかる。10万年もかけて地球の探索にくるなどというものはまったく無駄なことですし、そもそも無理だ――とUFOを否定する人たちは言います。  

だからUFOの目撃情報にしても「恐らくは何か光の加減であるとか、パイロットが空を飛んでいるうちに幻想を見たのではないか」と反論するのです。 

 これは一見科学的な意見のように見えるかもしれません。しかし、この科学者たちは実は間違っています。ここに科学の落とし穴があるのです。  

UFOが飛んでくる可能性というのは「ある」のです。それはどうしてかと言えば、光よりも速い移動手段が「ない」と決まったわけではないからです。  

「光がいちばん速い」と言っているのは、今の私たちの科学の常識の範囲内でのことに過ぎません。ですから、私たちの知能の及ばないようなものがあるかと言えば、それは「ある」のです。

 ■なぜ、紫式部は飛行機を天狗だと言うのか  

そのことは過去を見ればわかります。 

 人間が誕生したのは600万年も前のことです。しかしわずか1000年前、1000年前というと人類誕生からの600万年のわずか6000分の1です。 

 その1000年前、たとえば平安時代の紫式部に飛行機をみせて「あれは何だと思いますか? 」と尋ねれば、きっと紫式部は「空を飛んでいるのなら天狗ではないか? 」とでも言うでしょう。

  なぜ紫式部が飛行機を天狗だと言い、今の人は飛行機だと考えるのかと言えば、人間は目に見たものを、今の自分の知識の範囲で判定しようとするからです。

  もちろん紫式部のいた平安時代には飛行機はありませんから、あんな巨大なものが空を飛ぶなんて考えもしません。ならば、それは天狗のような怪物の類ではないかと考える。  

このように、私たちはいつも自分の頭の中に入っている知識の中から正解を探すという癖があるのです。

■我々は光より速いものを知らないだけ  

科学者が「光よりも速いものはない」と言うのは、アルベルト・アインシュタインが今から100年ほど前に「光がいちばん速い」という理論を構築した、世に名高い「相対性理論」を論拠としています。

  相対性理論はその後の量子力学などに発展して、学問的にたいへん大きな功績があったことに間違いありません(物理学的には、相対性理論と量子力学は相いれないところもある)。  

しかし、アインシュタインは「光がいちばん速いのだと考えて整理をするとこの世の中をうまく整理できる」ということを言っているだけで、「光よりも速いものがない」と証明したわけではありません。  

アイザック・ニュートンによる「ニュートン力学」だけでは説明しきれない不思議なことがあったので、それを整理するためには「光がいちばん速いものである」と定義して、それでいろいろなことを考えるとうまく説明ができると言っているに過ぎないのです。 もちろん、光がいちばん速いということを後押しするいろんなものがあります。有名な「E=mc2 」という式がありますが、これによれば現在の核兵器なども全部説明ができて矛盾がありません。

 ところが、最近では「実は、光よりも速いものがあるのではないか」との説も出てきています。 

 アインシュタインの時代には、「真空」は本当に何もない空間だと考えられていましたが、現在では真空にはヒッグス粒子といわれる素粒子がぎっしり詰まっているというのが正しいのだという理論も出てきました。

  そのように現在でも、毎年ということはないにせよ10年に1度ぐらいは新しい現象が発見されているのです。

 ■100年後にUFOを説明できる可能性  

1000年前の紫式部は飛行機を理解できず、スマートフォンなどは明治の乃木希典大将にも理解できなかったかもしれません。「この小さいものでどこにでも電話ができるとか、汽車に自由に乗ることができるとは、いったいどういうことなのだ」と言ったに相違ありません。  

そうしてみると、今から1000年後どころか100年後でも、今の知識がそのまま通じるとはとても考えられないのです。 

 100年後にUFOを見れば「あれはどうだ、こうだ」ときちんと説明できるかもしれませんから。

  このように、私たちの頭脳が正しいとか間違っているということを判断するときに、現在の知識で説明できることは「正しい」と、知識にないものは「間違っている」と判断してしまうのです。

  これも、フェイクニュースに騙されることを防ぐ一つの考え方です。

■不勉強な科学者ほど「霊魂」の存在を否定する 

 UFOの問題と並んでよく質問を受けるのが「魂」についてです。 

 お墓で何かもやもやとしたものが立ち上がっていたとか、戦争で亡くなった兵隊さんの慰霊式を行うと、そのとき何か魂のようなものが見えるとか、さらにそれが写真に撮られて「こういうものが写っている! 」などと言われることがあります。  

そういったものを科学者にみせると、その多くはやはり「死んだ人の魂なんてあるはずがない」と言うでしょう。 

 なぜかと言えば、人間の思考というのは大脳新皮質で司られていて、人が亡くなって頭に血液が流れなくなり、大脳の皮質が朽ちてしまえばそのまま意識も全部なくなると考えるからです。だから死んだ人は呼びかけに答えない。  

しかし、人間は死んだら何もなくなるというのは寂しいので、それで魂が存在するというような話をつくり出したのだというのがごく普通の回答です。 

 中途半端な科学者というと非常に失礼なのですが、あまりじっくりと科学をやったことのない、もしくはおっちょこちょいの科学者というのはきっとそのように言うでしょう。 

 しかし、このような答えは、科学的ではありません。  

科学というのは自分の考え得る範囲で「こうだ」と思うこと以外に、それとは異なるものが世の中に存在することを発見しようとしているからです。 

 科学者は、今まで自分たちの頭の中にないものを発見しようと思って研究し、だから実験というものが必要になるのです。

 ■死体から出る「記憶を持った」気体状の物質 

 前述しましたが、もし自分たちの頭で考えたものがすべて正しいというのであれば、こう実験などはする必要はありません。今の知識からすれば、これから私の言うことは荒唐無稽に感じられるでしょう。しかし、本書の読者までが同じように現在の知識だけで考えてはいけません。

  たとえば、人間の魂は実は大脳旧皮質にはなくて、大脳新皮質の中のほうの小脳や延髄のほうにあると仮定します。人が亡くなると、脳の血液は滞留するので大脳新皮質の機能はダメになりますが、小脳とか延髄にある人間の魂としてはこれまで生きてきた中で得た知見を失くすわけにはいかない。 

 なぜかというと生物はそれまでの知識を使ってだんだんと進化してきて、そういう生物が生き残ってきているわけだから、現在の生物は必ず死んだ後に自分の獲得した知識を残しているはずです。身体のつくりは明らかに自分が生まれる前の構造を知っているのですが、知識については知らないと現在の科学では仮定されているのです。

  では人間の場合、それはどういう形で残しているかというと、死体から記憶を持った気体状の物質を出して、それをとりあえず仮のところに貯蔵し、別の人間が生まれたときにはその体内に入っていくようになっている。  

その気体状のものを私たちは「魂」と呼んでいて、それは慰霊祭をやってくれるとか、肉親に会うだとか、そういうときに刺激されて何度でも出てくるようになっていて、だから魂は死後も残るのである……。

そのようなことが実証されるかもしれないのです。 

 ですから、本物の科学者であれば「死後の魂がみえる」ということに対しては、「そういう可能性もありますね」というふうに答えるわけです。



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博多に来ました⭐

2024年11月29日 18時03分48秒 | 日々の出来事
コロナ以来、初めての博多駅ですね⭐
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東京駅から新幹線、のぞみです>久しぶりに新幹線で博多に☆

2024年11月29日 15時03分00秒 | 日々の出来事
久しぶりですね⭐

今回は、飛行機はやめて、新幹線で博多まで行きます。
5時間の長旅を楽しみました☆


11/26/2024
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《“半ケツ”ビラ配り投稿が物議》選挙スタッフ女性が語った過激衣装を着る理由「先生は私を“開発”してくれる」

2024年11月29日 13時03分16秒 | 政治のこと





《“半ケツ”ビラ配り投稿が物議》選挙スタッフ女性が語った過激衣装を着る理由「先生は私を“開発”してくれる」






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SNSで物議を醸したビラ配り(右は晴美本人のXより)
SNSで物議を醸したビラ配り(右は晴美本人のXより)


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 投開票が10月27日に迫る衆議院議員選挙。どの候補者も一層闘志を燃え立たせている一方で、東京26区で出馬している田淵正文氏(66・無所属)の選挙スタッフ女性らに注目が集まっている。SNS上では、ヒップが半分はみ出しているような超ミニスカートのスタッフ女性の写真が相次いで拡散され、物議を醸しているのだ。本人たちに服装の狙いを聞くと、驚くような回答が返ってきた——。【前後編の後編。前編から読む】




 10月25日の夕方18時ごろ、中目黒駅近くに止まった選挙カーには、メガネをかけた真面目そうな男性と、3人の若い女性が上っていた。女性の1人は網タイツにホットパンツの装いで、街宣カーの下から写真を撮ろうとする男性有権者の姿もあった。


 演説が終わったあと、女性スタッフの服装について聞くと、「服装なんていうのは、それぞれの判断で着てきたということですね」「我々の若い頃、バブルのときは、あんなの当たり前だった。それを常識とすると、そんなに騒がれるのかと」と平然と答えた田淵氏。その後、選挙カーに上がっていた女性2人にも話を聞いた。


 網タイツにホットパンツという装いの女性は、セクシー女優の花芽ありすだ。選挙カーに上がっていた女性・A子さんとともに、充実した表情で話した。
──女性スタッフの露出が多すぎると話題になっています。




A子「先生の指示ではない、ということは伝わってほしいですね。完全に自主性なんで」


花芽「普段からこういう格好しているので、普段の格好してたらバズっちゃった感じです。私、セクシー女優やってるんで、シンプルに露出の多い服装が好きなんです」


《“半ケツ”ビラ配り投稿が物議》選挙スタッフ女性が語った過激衣装を着る理由「先生は私を“開発”してくれる」
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「半ケツ」と問題になった投稿(本人のXより引用)
「半ケツ」と問題になった投稿(本人のXより引用)


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──どういう経緯でスタッフになったんですか?




A子「普通に(共通の)友達がいるんですよ。その友達に、仕事でお世話になってて、呼んでもらったんです」


──田淵さんのどういう政策に共感しているんですか?


花芽「いろいろ体の中を見ているお医者さんなので、いつも“開発”されてるんじゃないかなとか。私もぜひ“開発”してほしいなって思いです。私のを見てもらいたいですね」


A子「それ、サイコー!」


──田淵さんの人柄は?




A子「めっちゃ優しいですね。グラビアの子がいるからニヤニヤするとか全然ない。めっちゃ紳士ですよ」


──選挙活動中に男性から声をかけられることはありますか?


花芽「それはありますね。ずっと撮ってくる人とか、ナンパしてくる人もいます。でも意外とクレームはありません。私たち、真面目にやってるだけなんで」



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──写真などがSNSで拡散されることについては?




花芽「バズっていることは良いと思います。男性の支持者も増えると思いますし、そうやって先生の評価を上げられるなら」


 ふたりは楽しそうに話すと、次の街宣場所に移動していった。


 あくまで田淵氏が指示したわけではなく、知人を介して集められた女性スタッフたちが自主的に露出度の高い服装を選んだだけだという。このバズり方が、選挙という場においては吉と出るか、凶と出るか──。





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コロナに強い」外食企業ランキング!9位日高屋、3位壱番屋、1位は?

2024年11月29日 12時03分04秒 | 食のこと
コロナに強い」外食企業ランキング!9位日高屋、3位壱番屋、1位は?

 


新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ついに日本政府は7都府県に対して史上初となる「緊急事態宣言」を出した。それ以前から東京都など全国各地の自治体から「外出自粛要請」が相次いでいたが、このことはビジネス環境が悪化の一途をたどっていた外食産業にダメ押しとなった。


4/13/2020

【「コロナに強い」外食ランキング・ベスト101完全版はこちら】

 4月2日、有名居酒屋チェーン2社が相次いで臨時休業を発表した。居酒屋の鳥貴族と串カツ田中は、いずれも4月4~12日の9日間の臨時休業を決めた。鳥貴族は直営店全店394店、串カツ田中は直営店全店116店(契約上、休業できない店舗を除く)が対象だ。

 さらに鳥貴族は4月9日、政府による緊急事態宣言を受けて臨時休業期間を5月6日まで延長することを決定。直営店全店に加えて、フランチャイズ店全246店に対しても臨時休業の要請をしているという。

 ファミリーレストランでも同様の動きが広がった。ロイヤルホストも4月8日~5月6日の間、都内13店の土日・祝日の臨時休業と平日の営業時間短縮(18時まで)を発表。すかいらーくホールディングス(HD)は、ガストやジョナサン、バーミヤンをはじめとする17ブランドの約2500店でやはり4月8日~5月6日の間の営業時間を短縮し、原則22時以降の営業を取りやめた。

 牛丼チェーンも同じだ。4月9日、吉野家は緊急事態宣言の対象となっている7都府県の90店が臨時休業や営業時間を短縮して営業していると発表。松屋も4月3日、当面の間、深夜営業をやめると発表した。

 カフェチェーンへの影響はさらにすさまじい。臨時休業の期間がケタ違いだ。ドトール・日レスHD傘下のドトールコーヒーは4月7日、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェなど4ブランドにおける7都府県の直営店で、4月8日~5月6日の全日を臨時休業することを決定。スターバックス コーヒー ジャパンも4月8日、7都府県の約850店を4月9日から当面の間、臨時休業すると発表した。

 外食産業は他業種と比べて資金繰りの心配が少ないとされる。最近はキャッシュレス決済が広がりつつあるとはいえ、まだまだ「現金商売」が多いため、顧客の支払いから日銭が毎日手元に入ってくる。一方、食材などの支払いは翌月以降のツケ払いという場合が多い。そんな事情から仕入れの出金よりも早く売り上げの入金があるため、資金繰りに窮するリスクが他業種よりも低いというわけだ。

 ところが、日本全国を日に日にむしばむコロナ危機によって臨時休業や営業時間の短縮に追い込まれてしまえば、いくら外食産業とはいえ、資金繰りの心配が必要な企業が出てきかねない。

 そこで、ダイヤモンド編集部は「『コロナに強い』外食企業ランキング」と題して、企業の短期的な支払い能力を示す財務指標である「流動比率」が高い順に外食企業をランキングした。

 流動比率は「流動資産÷流動負債×100」で求める財務指標で、1年以内に返済する必要がある負債に対して、1年以内に現金化できる資産がどれくらいあるかを示すもの。この流動比率によって、外食企業における資金繰りの余裕度の高さを探った(ランキング作成方法の詳細は記事後半を参照)。

  では、早速ランキングを見ていこう。
 
 
● 岩倉具視、三条実美らの支援で誕生した 創業約150年の精養軒がダントツ

 「コロナに強い」外食企業ランキングにおいてダントツだったのは、1872(明治5)年に日本における西洋料理店の草分けとして誕生した精養軒。当時の有力政治家だった岩倉具視、三条実美らの支援を受けて創業した由緒正しき老舗だ。

 2015年1月期には流動比率が400%弱だったが、その値は年々急激に高まっていき、19年1月期は1206.7%という他社を圧倒する数値をたたき出している。

 なお、精養軒は決算短信で20年1月期決算を発表しているが、今回のランキングは有価証券報告書ベースで作成しているため、19年1月期を最新データとして掲出した。ちなみに、決算短信ベースの20年1月期で流動比率を計算したところ、1232.4%と、さらに高まっていることが分かった。

 流動比率の分子である流動資産の95%超が「現金及び預金」で占められている。19年1月期に有価証券の償還などによって同項目が20億円弱から48億円へと大幅に増加。その結果、流動比率も772.9%から1206.7%へと急上昇している。

 では、精養軒に次ぐ2位以下の企業をご紹介しよう。社名だけではピンとこない読者が多いかもしれないので、運営している主なブランドの名前と共に一気に10位までお届けする。

 【2位 かんなん丸】
流動比率:457.8%
主なブランド:庄や、やるき茶屋
*かんなん丸は大庄グループの加盟店

 【3位 壱番屋】
流動比率:424.3%
主なブランド:カレーハウスCoCo壱番屋

 【4位 アークランドサービスHD】
流動比率:394.2%
主なブランド:かつや、からやま、からあげ縁

 【5位 サイゼリヤ】
流動比率:343.7%
主なブランド:サイゼリヤ

 【6位 ブロンコビリー】
流動比率:342.6%
主なブランド:ブロンコビリー

 【7位 東京一番フーズ】
流動比率:326.0%
主なブランド:とらふぐ亭、ふぐよし総本店、魚の飯

 【8位 銀座ルノアール】
流動比率:323.8%
主なブランド:喫茶室ルノアール、ミヤマ珈琲

 【9位 ハイデイ日高】
流動比率:316.6%
主なブランド:日高屋、来来軒

 【10位 あみやき亭】
流動比率:315.6%
主なブランド:あみやき亭、感激どんどん、美濃路
● ランキング作成方法の詳細

 ここでランキング作成方法の詳細について解説しよう。

 【対象企業】
FactSetの業種分類「レストラン」をベースに、外食店を主な事業とする上場企業101社を選出

 【作成方法】
2019年1~12月期の有価証券報告書を基に、流動比率の高い順にランキング
*流動比率=流動資産÷流動負債×100
*データはデータベース「eol」より

 今回はコロナ危機による「緊急事態」であるため、企業の安全性分析に用いる財務指標である流動比率でランキングした。ただ、企業の安全性と効率性は二律背反の面がある。つまり、非常に安全性が高いということは、資金を眠らせてしまっていて効率的に活用できていない可能性があることを考慮する必要があるというわけだ。平時の効率性と緊急時の安全性のバランスが大事であることは覚えておきたい。

 最近は、外食はせずとも持ち帰り商品やデリバリーを利用することなどによって、ひいきの飲食店を支援しようという動きが広まりつつある。コロナ危機を乗り越えるために、企業側だけではなく消費者側でも何かできることはないかと考え、動き始めるほどの緊急事態となっているのだ。

  (ダイヤモンド編集部副編集長 鈴木崇久)
 
 
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