2日目 午前8時半 ~ジェットコースター~
おえっ。
さっきのカフェオレが逆流してきそうだ…。
ダラダラした坂道を、立ち漕ぎでヒィコラ登りました。
8:39 いつの間にか羽幌町に入っていたようです。
コイツはペンギンではない。オロロン鳥(ウミガラス)である。
日本では、ここ羽幌からフェリーで数時間の場所に浮かぶ天売島でのみ繁殖しており、数も少なく絶滅危惧種。
「オロロンライン」の名はこの鳥から由来しています。
羽幌町・市街地
いや~、羽幌がこれほどまでの都会だとは思わなかった。
ずーーっと寂しい風景の中を走っていたので、なんだか安心します。
実は、僕の父は天売島で生まれ、ここ羽幌で育ちました。
せっかくなので天売島、焼尻島への連絡船が出ているフェリー乗り場も見ておこうとも思ったんですが、港までちょっと遠いので止めました(←すいません…)。
8:53 道の駅「ほっと・はぼろ」に到着。
雨足がそれなりに強くなってきたので、とりあえず雨宿りします。
…留萌をスタートして53・96キロ。今日の目的地まで、あとちょうど半分ぐらいでしょうか。
地図を確認しながら雨の様子をしばらく見ていたんですが、止む気配ナシ。
本降りとまでは行かないんですが、自転車にとっては不快レベルの雨。
う~ん。出たくねぇ。
ちょっと疲れたし、ここで2時間ぐらい滞在したかったんですが…いや、これからもっと雨が強くなるかもしれない。
本格的に天気が崩れる前にさっさと出発だ。
突然の大雨に備えて、近くのコンビニで合羽を購入。
次のコンビニがいつ現れるのか分からないので、買えるうちに買っておかないと。
町と町の間で天気が崩れても困りますからね。
いや~、壮大すぎる!
羽幌を出た後から、例のアップダウンゾーンが本格的に始まります。
坂を登りきったと思ったら、こんな風景がドドンと現れます。何回も。
進んでも進んでも、また同じような坂道の風景が登場するので精神的に辛い。
つまらないので写真も撮っていません。
立ち漕ぎ→疲れたら座って漕ぐ→立ち漕ぎ、という組み合わせで少しずつ登っていきます。
道行くトラックやバイクに格好悪い姿を見せたくないので、あまり自転車から降りたくありません(笑)。
降り続く雨の中、頑張って坂道を登り、車道を思いっきり下る。
まるでジェットコースターです。
当初は坂の数を数えながらクリアしていこうと思っていたんですが、途中からよく分からなくなったので終了(笑)。
こういうツラい場所では、心を「無」にして進むのが一番だ!わははは。
巨大な漂着物を発見
すごいなぁ~コレ。どこから流れてきたのでしょう?
長~いアップダウンの数々をひたすら越えて…。
10:25 初山別村に到着!
ついに「村」ですよ!コンビニも見当たりません(ジュース買いたいんだけど…)。
それにしても、ジェットコースターのエリアは終わったのでしょうか?
コンビニを探しながら村を通過していると、寂れた商店の前に自販機が!
いや~良かった。ここで水分補給が出来なければ少し危なかったですね(^_^;)。
遠別町まであと22キロ!!
昼過ぎくらいには辿り着けるでしょうか?
この先もアップダウンが続くのかどうか…。
羽幌線の廃線跡、発見♪
当時の橋がそのまま朽ちています。よく考えたら凄い事ですよね。
…そして再び長大な坂道が出現。
もう限界だ。降りる。
別に「自転車を降りてはダメ」なんてルールは誰も作っていませんから(笑)。
車もあんまり来ないし、周囲には誰も居ない。堂々と押して歩こうじゃないか!(^O^)/
だいぶ登ってきました。
ここは晴れていたら最高の眺めでしょうね!
初山別村の観光案内にも「オロロンライン屈指の眺め」と書いてありましたよ。
ここにも廃線跡が。
ひたすら一直線に延びる路盤跡。その先にはトンネルまで確認できます!
いつか内部も散策してみたいですね~。
歩いて坂を登るのも疲れたので、再び自転車に跨って駆け上がりました。
すると…。
頂上からは絶望的な光景が。
本日最強の刺客、登場。
ぁ…あれを、今から、自転車で…。おえっ。
もう見たとたんに戦意喪失したので、再び自転車から降りました(笑)。
しばらくして登りきると…。
あぁ~。まだ続くのかよ…。
こういうアップダウンの道には、唯一の良いところがある。
振り返るとどこまでも見渡せるので、向こう側の坂から後続の車が下ってくるのが丸見え。
つまり、相当前から危険を予測できるのです!
巨大なダンプカーや観光バスが遠くに見えた時は、ちょっと進んでから路肩に避難。
なかなか来ない。
恐ろしいほどの静寂の中でしばらく待っていると、轟音を響かせてようやく追い抜いてゆく。
見晴らしの良い道なので、みなさん結構な速さです。
あんなにスピード出しているのに、登ってくるのも随分と時間がかかるもんだ。
改めて道北地方のスケールを感じます。
ダラダラした坂道は、自転車にとっては最悪の敵です。
そんな道をいくつも越えて、そろそろ肉体的にも限界に達したころ…。道路の様子が変わりました。
平坦な道がぁぁぁ!!
もう終わったんだね?終わったんだよね!?
本日の目的地・遠別町まであと10キロも無いでしょう!
ラストスパートです!スピード上げてくよ~(^O^)/
ここにも廃線跡
相変わらず小雨が降る中、遠別町へ向けてひたすら激走。
どうか大雨にならないでくれよ~!
しかし。
後ろを振り返ってみると、何とも不吉な積乱雲が…。
どんどんこっちに迫ってきています(汗)。
急がないと!
次回、2日目ラストです。
雨雲とまさかの大接戦!そして…素敵な宿に辿り着きます。
続く。
おえっ。
さっきのカフェオレが逆流してきそうだ…。
ダラダラした坂道を、立ち漕ぎでヒィコラ登りました。
8:39 いつの間にか羽幌町に入っていたようです。
コイツはペンギンではない。オロロン鳥(ウミガラス)である。
日本では、ここ羽幌からフェリーで数時間の場所に浮かぶ天売島でのみ繁殖しており、数も少なく絶滅危惧種。
「オロロンライン」の名はこの鳥から由来しています。
羽幌町・市街地
いや~、羽幌がこれほどまでの都会だとは思わなかった。
ずーーっと寂しい風景の中を走っていたので、なんだか安心します。
実は、僕の父は天売島で生まれ、ここ羽幌で育ちました。
せっかくなので天売島、焼尻島への連絡船が出ているフェリー乗り場も見ておこうとも思ったんですが、港までちょっと遠いので止めました(←すいません…)。
8:53 道の駅「ほっと・はぼろ」に到着。
雨足がそれなりに強くなってきたので、とりあえず雨宿りします。
…留萌をスタートして53・96キロ。今日の目的地まで、あとちょうど半分ぐらいでしょうか。
地図を確認しながら雨の様子をしばらく見ていたんですが、止む気配ナシ。
本降りとまでは行かないんですが、自転車にとっては不快レベルの雨。
う~ん。出たくねぇ。
ちょっと疲れたし、ここで2時間ぐらい滞在したかったんですが…いや、これからもっと雨が強くなるかもしれない。
本格的に天気が崩れる前にさっさと出発だ。
突然の大雨に備えて、近くのコンビニで合羽を購入。
次のコンビニがいつ現れるのか分からないので、買えるうちに買っておかないと。
町と町の間で天気が崩れても困りますからね。
いや~、壮大すぎる!
羽幌を出た後から、例のアップダウンゾーンが本格的に始まります。
坂を登りきったと思ったら、こんな風景がドドンと現れます。何回も。
進んでも進んでも、また同じような坂道の風景が登場するので精神的に辛い。
つまらないので写真も撮っていません。
立ち漕ぎ→疲れたら座って漕ぐ→立ち漕ぎ、という組み合わせで少しずつ登っていきます。
道行くトラックやバイクに格好悪い姿を見せたくないので、あまり自転車から降りたくありません(笑)。
降り続く雨の中、頑張って坂道を登り、車道を思いっきり下る。
まるでジェットコースターです。
当初は坂の数を数えながらクリアしていこうと思っていたんですが、途中からよく分からなくなったので終了(笑)。
こういうツラい場所では、心を「無」にして進むのが一番だ!わははは。
巨大な漂着物を発見
すごいなぁ~コレ。どこから流れてきたのでしょう?
長~いアップダウンの数々をひたすら越えて…。
10:25 初山別村に到着!
ついに「村」ですよ!コンビニも見当たりません(ジュース買いたいんだけど…)。
それにしても、ジェットコースターのエリアは終わったのでしょうか?
コンビニを探しながら村を通過していると、寂れた商店の前に自販機が!
いや~良かった。ここで水分補給が出来なければ少し危なかったですね(^_^;)。
遠別町まであと22キロ!!
昼過ぎくらいには辿り着けるでしょうか?
この先もアップダウンが続くのかどうか…。
羽幌線の廃線跡、発見♪
当時の橋がそのまま朽ちています。よく考えたら凄い事ですよね。
…そして再び長大な坂道が出現。
もう限界だ。降りる。
別に「自転車を降りてはダメ」なんてルールは誰も作っていませんから(笑)。
車もあんまり来ないし、周囲には誰も居ない。堂々と押して歩こうじゃないか!(^O^)/
だいぶ登ってきました。
ここは晴れていたら最高の眺めでしょうね!
初山別村の観光案内にも「オロロンライン屈指の眺め」と書いてありましたよ。
ここにも廃線跡が。
ひたすら一直線に延びる路盤跡。その先にはトンネルまで確認できます!
いつか内部も散策してみたいですね~。
歩いて坂を登るのも疲れたので、再び自転車に跨って駆け上がりました。
すると…。
頂上からは絶望的な光景が。
本日最強の刺客、登場。
ぁ…あれを、今から、自転車で…。おえっ。
もう見たとたんに戦意喪失したので、再び自転車から降りました(笑)。
しばらくして登りきると…。
あぁ~。まだ続くのかよ…。
こういうアップダウンの道には、唯一の良いところがある。
振り返るとどこまでも見渡せるので、向こう側の坂から後続の車が下ってくるのが丸見え。
つまり、相当前から危険を予測できるのです!
巨大なダンプカーや観光バスが遠くに見えた時は、ちょっと進んでから路肩に避難。
なかなか来ない。
恐ろしいほどの静寂の中でしばらく待っていると、轟音を響かせてようやく追い抜いてゆく。
見晴らしの良い道なので、みなさん結構な速さです。
あんなにスピード出しているのに、登ってくるのも随分と時間がかかるもんだ。
改めて道北地方のスケールを感じます。
ダラダラした坂道は、自転車にとっては最悪の敵です。
そんな道をいくつも越えて、そろそろ肉体的にも限界に達したころ…。道路の様子が変わりました。
平坦な道がぁぁぁ!!
もう終わったんだね?終わったんだよね!?
本日の目的地・遠別町まであと10キロも無いでしょう!
ラストスパートです!スピード上げてくよ~(^O^)/
ここにも廃線跡
相変わらず小雨が降る中、遠別町へ向けてひたすら激走。
どうか大雨にならないでくれよ~!
しかし。
後ろを振り返ってみると、何とも不吉な積乱雲が…。
どんどんこっちに迫ってきています(汗)。
急がないと!
次回、2日目ラストです。
雨雲とまさかの大接戦!そして…素敵な宿に辿り着きます。
続く。
坂道凄い…角度のある坂道より、傾斜が緩く長い坂道の方がチャリにはつらいですもんね。
あんな感じの道が延々続くのかと思うとちょっとめげそう…(^_^;)
でもホルマリンさんがママチャリであれを越えたのだと思うと…泣き言言えないですね。笑
白石サイクリングロードはわたしのトレーニングコースで毎日のように走っています。
北広あたりは新しいから白石方面のようにコンクリのひび割れもなく走りやすいですよね(^-^)
苫前からの坂は体力が削られるんだよね、ママチャリで
しかも雨の中だと更に大変だったでしょう。
スポーツ車だと立ち漕ぎ無しでゆるゆると上れました、
平地も速いです、ホルマリンさんがスポーツ車に乗ったら
北海道は狭く感じるかもですね。
雨にかすむ一本道に、途方に暮れる感が痛い程ひしひし
と伝わってきます。私が経験した小樽へ向かう張碓峠や、石狩から望来までの延々坂道とはスケールが違い過ぎで
して。(^^;)でも写真を見ながら過去の記憶が走馬
灯のように浮かび、あの痛い程心が折れかかった瞬間を
思い出します・・・。
最近郊外を走り疲れてくるたびにホルマリンさんのこの
ブログを思い出して励みとしていますよ~♪(^0^)
羽幌の道の駅の豪華さは覚えているのですが、写真で見ると、ママチャリの切り替えではきつい結構なアップダウンがあったのですね…。
お疲れ様でした。風邪をひかなかったかなとちょっと心配になりました。
坂道ですが、見た目よりは意外と辛くなかったようにも思います。覚悟していたよりは数も少なく感じましたよ。
ただ、何度も下ったり登ったりの繰り返しだと、やはり結構ツライ部分もありますね(汗)。
白石サイクリングロード、道路とは立体交差しているのでトレーニングにはもってこいですよね。個人的にJRと並走する「自転車の駅」~北広島駅のあたりが好きです♪
苫前~初山別のエリアは、このルートでは最もツライ部分ですよね。あそこで大雨に当たらなかったのが幸いでした。
やはりスポーツ車ではパワーが違いますね!ママチャリで長距離に慣れた自分がクロスバイクに乗るとどこまで走れるのだろう?と時々考える事があります(^_^)
早く購入して、本格的な自転車趣味を始めたいです!
写真で見返しても当時の絶望が蘇ります(^_^;)自分でもよくクリアできたな、なんて思ったり…。
張碓峠は結構な坂道ですよね。一時期チャレンジしようかと思っていた時期があったんですが、あの長い登りが辛そうなので結局まだ挑んでいません(笑)。
石狩・望来付近、あそこも坂道とトンネルが精神的に辛そうです。こちらはむしろ羽幌より難易度が高いのでは?と思いますよ。よく走破できたものです。
嬉しいコメント、ありがとうございますm(__)m
チャレンジした甲斐がありました(*^_^*)
あの辺のアップダウンは、見晴らしも良いのでバイクや車にとっては楽しそうですよね~♪
写真では結構降っているような雰囲気ですが、実際にはあまり濡れませんでした。なんとか健康なまま旅は続けられましたが、帰宅してからは疲れがなかなか取れず…といった感じでした。
最初は少し無謀すぎるかな?とも感じるような旅行計画でしたが、天気が崩れなかったので奇跡的にクリアする事ができました。