ホルマリンのマンネリ感

北海道在住、ホルマリンです。旅行、怪しい珍スポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、昭和レトロなどなど…。

札幌→稚内 ママチャリ激走400キロ その5

2014-08-31 21:15:21 | 日本四端制覇への道
1日目 午後2時半。  ~山の向こう側~


ひたすら留萌を目指して…。まだまだ平坦な道です。

ちょっと休憩。さすがに疲れてきたな~。


直線道路を進んでいくと、だんだんと木々が増えてきて、前方にゆるやかな上り坂が出現しました。
本日のヤマ場と思われる「美葉牛峠」の入り口に到着したようです。

この峠、標高100メートルとそれほど高くは無いんですが、1日中チャリ漕ぎっぱなしの足で今から挑むのは辛そうですね…。

峠の入り口に、これまた広大なひまわり畑が。




車やバイクで通りかかった人も、道端に駐車して写真を撮っていました。
峠越えを前にした者への最後の楽園といったところでしょうか。


ドド~ン!これが美葉牛峠の入り口だ!!


さっきからチェーンがズレまくる不調なギアを「4」に入れて挑みます。
くねくねした緩い登り坂をシャカシャカ進んでいくと、さすが峠だけあって景色が一変。すぐに周囲は深い森。

うん、意外と辛くないな♪

この調子で進みたいけど、いったいあとどれぐらい続くのだろう?
ずっと登り坂だったら恐らくブッ倒れる。留萌まで辿り着かずにジ・エンド。

そんなことを考えながら、2~3個めの大きなカーブを登りきったところでまさかの光景が…!



…えぇ!?もう頂上ですか!?

まあ結論を言いますと、美葉牛峠は全然たいした事なかった。
ちょっと心配しすぎましたね(笑)。

という事で、無事に峠を制覇!
留萌市にイ~ン!


ここからは、ひたすら峠を下る坂道♪
上り坂が少なかった割に、かなりの距離を下るのでありがたいです!(^-^)


結構なスピードで坂道を快走した後は、再び平坦な道が永遠と続きます。


周囲には豊かな森が広がっていて、海側へと向かっている感じが全くありません。
そしてここからが長かった……。

さっきまでは「留萌まであと30キロでしょ!?近いじゃん♪」とか思っていましたが、冷静に考えると結構な距離ですよね(^_^;)
距離感覚がだいぶマヒしてきているので、冷静な判断が出来なくなっています(笑)。


途中から、こんどは留萌本線と並走します。
ということで貨車駅ふたたび♪

こちらは「幌糠」駅。道北地方の貨車駅はこのカラーリングが多数。
昔のワゴン車みたいで好きなデザインです(*^_^*)



いや~、留萌の町はまだか!

この風景にはもうウンザリしてきました。海に向かってるというのに、さっきから山しか無いじゃないか!!
カーブがあるたびに「あそこを超えたら視界が開けて日本海登場か?」なんて思い続けていますが、ぜ~んぜんそんなことも無く。
だんだんとイライラ倍増。

なお、若干の上り坂の道が現れてきましたが、「ちょっとツラくなってきたな…」と思うと下り坂が出てきてくれるので素晴らしいです。ありがとう233号線。


おやおや。だんだんと街が。

見なれた看板の数々がなんだか安心します…。
ずっと広大な田園地帯&山道でしたからね~(^_^;)

理想は、山の切れ間に広大な海が見えて「海だぁ~!!やったぁ~!!」とか叫びながら丘を下って行く事だったんですが、道が平坦なのでそんな事も無く…(笑)。

16:30 留萌市中心部に到着!!

まぁ~小さな街といった感じですが、すでに僕にとっては大都会レベルですよ(笑)。
日本海に面した街ですが、海が全く見えないのでそんな感じはしませんね~。

JR留萌駅


ふぅ。とりあえず本日の目標地点に辿り着けて安心しました!
いや~、留萌って自転車で来られるもんなんだね!(←他人事)。


駅構内はなにやら昭和のにおいが…。
なお、待合室の観光案内コーナーにて、明日以降に通過する村々の案内地図があったので頂きました。
これから重要な情報源になるに違いない…。


留萌といえば、夕日が美しい「黄金岬」が有名な観光名所ですが、もうこれ以上移動する気力は無いのでさっさとホテルへ直行。
あぁ~、結局今日は海は見られなかったな~。


本日のお宿 「ビジネスホテルR-inn」

16:48到着。素泊まりします。
なんか小さいマンションみたいな見た目だけど、中は立派なビジネスホテルでしたよ♪

受付時、宿泊者カードに「札幌市南区…」と書くときは軽くドヤ顔をしていただろうと思います(笑)。
フロントのおねえさん、「本日は車…いえ、自転車でしょうか?」と僕の事情をよく分かっていらっしゃるw
たぶん、他の自転車旅行者も利用しているホテルなんでしょうね。

自転車の事もよく気を使ってくれ、防犯のためにロビーで自転車を保管してくれるらしい。
ちょっと申し訳ない気持ちになりながら、チャリ君をフロントに運び入れました。
ママチャリを目にした時の、おねえさんの引きつった笑顔は一生忘れる事はないでしょう(笑)。


あぁ~!!やっと着いた~!
ひと休みした後、夜の留萌中心部に繰り出し、近くにあったすき屋で夕食(笑)。
せっかく海の幸が美味しい港町に来たのにそれは無いでしょ!とツッコまれそうですが、いいんです!
今回の旅の目的は、あくまで「札幌→稚内 ママチャリ激走」ですから。


結局、本日の走行距離は150.60キロを記録(^_^;)。
予想以上に遠かったよ!留萌さん!
もちろん自己ベスト。我ながらよく頑張った。

宗谷岬まで、
あと235キロ―。




夜、寝る前にテレビの天気予報をチェック。
うげっ、あした雨じゃん!
しかも「道北地方は大気の状態が非常に不安定となり、急な大雨や雷が……

きのうまでは曇りの予報だったはずなのに!なぜだ~!
何といっても、僕は雨天での走行を最も嫌う男である。しかも大雨と雷だなんて(汗)。
どうするよ…。


次回、道北地方縦断開始。
低気圧接近中!急げ!

続く。
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4 コメント

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哀愁。 (北の旅烏)
2014-09-01 08:02:48
道端でちょっと休憩...背景の雲と相まって、ママチャリの
側にしゃがみ込むホルマリンさんの姿が哀愁慕情。疲れた心情がひしひしと伝わってきます。(^^;)新篠津から
当別へと向かって帰路についていた時の自分を思い出して
しまいました・・・。ホテルフロントのお姉さんの対応が
素晴らしいですね。この時のおねえさんの引きつった顔を
想像して笑みがこぼれています。(^^;)
増々楽しもになってきました。更新再開。期待増幅!!!
返信する
一日目終了 (ぱるるん)
2014-09-01 22:46:48
 お疲れ様でした。
海岸線を行くルート(231号線)に比べると、傾斜もそれほどなくたどり着けた感じでしょうか?

 留萌駅で記念撮影、すき屋で夕食と、留萌に来たぞ~!という証明写真と、名産品には目もくれず、カロリーが欲しい!というホルマリンさんのチャリ旅がいいですね。
 そして、ホテルの従業員さんの対応もありがたいですね。盗まれちゃったら、それこそTHE ENDになっちゃいますからね。きっとロードバイクを想像していたお姉さん、ママチャリでびっくりしたんでしょうね…

 そして二日目、海岸線を疾走~風との戦い~と言う感じかなと勝手に想像しつつ、アップを楽しみにしています。
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北の旅鳥さんへ (ホルマリン)
2014-09-01 22:53:29
珍しくカメラを固定して、自分入りの写真を撮ってみました(^_^)空の広さが際立って、自分でもお気に入りの写真になりました。
新篠津から当別…。だいぶ体力を奪われた逃避行だったようですね(^_^;)往復は確かに辛そうです。
あのホテルでは、自転車旅行者に対してあのような対応をよくされているようで、手慣れた感じでした。ありがたいですよね。
ママチャリをおねえさんの所へ持っていく時は、さすがに少し恥ずかしかったです(笑)

続編の記事も楽しみにしていただき嬉しいです♪
返信する
ぱるるんさんへ (ホルマリン)
2014-09-01 23:16:57
さすがに150キロは自分でもよく進んだと思いました(^_^;)。
傾斜はそれこそ美葉牛峠と、最後のちょっとしたアップダウンだけだったのでとてもラクでした。
海岸沿いのルートを選んでいたら、トンネルと坂道の連続で自転車にはかなり地獄だったと思われます…。

実は今回の旅では名産品を味わう機会がほとんど無かったので、ちょっと後悔しています…。家族や友人にも「せっかく行ったのに!」なんて笑われてしまいました(笑)。僕の旅スタイル、食にはあまりコダワリが無いもので…。

今回は3つのホテル・旅館にお世話になりましたが、どの場所も自転車の管理をきっちり行ってくださったので、とても感謝しています。さすが自転車旅行者の多い道北地方、対応も手慣れていらっしゃいました。ママチャリの保管はさすがに異例だったと思いますけどね(笑)。

2日目は、幸いにも無風状態だったのですが……詳しくは後日に。(^_^)
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