散歩道で自然観察

自宅周辺の散歩道で出会った動物、野鳥、昆虫、植物の写真を撮っています。

カトカラの仲間

2019年07月18日 | 昆虫など

「オオムラサキ」を待っているときに何やら目立つ翅色が見えました

とても美しかったのですが、蛾の仲間でした

世界的に愛好者が多い「カトカラ」という蛾の仲間だとわかりました。

「キシタバ (Catocala patara)」としました。

キシタバは日本ではふつうにみられる種で評価が低いらしいのですが、

世界的にはカトカラ愛好者の中では非常に評価の高い種であるらしい。

私は、珍種だろうが普通種だろうが生き歳生けるもの皆大好きだ。

 

先日、長年ともにフィールドを楽しんでいた方と考え方があまりにもかけ離れて来たので一線を画すことにした。

長年「あなたは他に情報を流さないのでポイントを教える」と耳にタコができるほど説明していたのですが、

ある日、彼を縛っていた状況から解放され、百万は超えるだろう機材に変わり・・・

とうとう、ポイントを第三者に流し始めたからだ。

考えてみると、過去にも閉園中の施設に休園日に忍び込んで撮った画像を自慢したり、

写真を撮るためには手段を選ばないようなことがあるようだ。

一緒に掛けた巣箱も、やたらに人を呼んで動物園のようで、私はもう行かないことにした。

彼が巣箱を掛けた目的は一体何だったのだろうか・・・?

 

小さな珍しくもない蛾にも美しいと感動できる自分にほっとしている。

 


やっと出会えました「戦う蝶」 オオムラサキ

2019年07月17日 | 昆虫など

クヌギの木のTOPを「オオムラサキ♂」が飛ぶのを見つけました

しばらく待つとオス、メスという順番で樹液を吸いに来ました

「オオムラサキ♀」

飛ぶときにカタカタカタとプラスティックな音を発して飛んできます

私は、昆虫で羽音をたてて飛んでくる「蝶」は他に知りません。

国蝶の「オオムラサキ」は優雅でもあり、「戦う蝶」でもあります

画像を見ていただければわかりますが、胸の筋肉が異常に発達しており羽ばたきが強烈です。

この翼の力で樹液を吸いに来るスズメバチなども弾き飛ばしてしまう「ファイティングバタフライ」なのです

しかし、雄もメスも翅表はとても美しい色彩です

なかなか美しい翅表を見せてくれません

メスは一回り大きくて、シックな茶色の翅表です

着物の柄にしたら「渋い」のではないでしょうか?

オスも、メスも胸部の発達は他の同じ大きさの蝶に比べると異様です

今季もようやく「オオムラサキ」に出会えてほっとしております。

しかし、例年に比較すると二週間は遅い出現です。

今日の個体はバイトマークもなく羽化して間もないという感じでしたが、

例年ならば今頃の「ファイティングバタフライ」の翅はボロボロなのだ

 

 


梅雨は明けるのか?

2019年07月16日 | 昆虫など

「ナツアカネ」

さすがにアキアカネは高地に移動したようで見ることができません

「ノシメトンボ」

 

「オオシオカラトンボ♂」

「オオシオカラトンボ♀」

「シオカラトンボ♂」

さて、梅雨が明けそうな予報が出ていますが

今年は散歩道のどなたと話をしても虫や、鳥や、植物の様子がおかしい

農家の方は、稲の発育が非常に心配だと嘆いておりました。

日経の「コメの価格」相場が通常は下がってゆく時期なのにむしろ上がり気味だとか・・・

里山の生き物は農家の皆さんの営みに依存することが多いので頑張ってほしいと思います。


フィールドは「幼稚園」-2 ツミ幼鳥四羽が無事に巣立ちました

2019年07月15日 | 野鳥

知らせをいただいて慌てて見に行きました

巣からはずいぶん離れた場所で二羽が並んでいるのが見えました

枝がかぶっていたので角度を変えてみました

つぶらな瞳で見つめられてしまいました

同じ枝の端にあの一番発育の悪かった幼鳥が居りました

この時期の発育の速さに驚かされます

さらに、少しはなれたところに「ツミ幼鳥」

この子が一番発育の早かった子で、盛んに飛び回っていたように見えます

今年も四羽の無事な巣立ちを確認できたことが幸せです


フィールドは「幼稚園」-1

2019年07月15日 | 野鳥

「子すずめ」まだまだくちばしが黄色いね

「カルガモ」も体格は見違えるようになったがまだお子ちゃま

こちらは色は白いが今一つ生育状態が未熟に見える「コブハクチョウ」

元気は一丁前だ

こちらは二回りも大きいが、まだ体色が黒っぽい

どのような理由でこんな差がつくのでしょう