ドッペルゲンガーの乳母 今昔物語集
こんな話がある。 昔々、源雅通の中将と言う方がおられ、丹波の中将と呼ばれておったんじゃ。そのお屋敷は、四条よりは南、室町よりは西にあったのじゃ。 彼の中将がその家に住んでいた時に、...
子供の手招きの怪
こんな話がある。 昔々、桃薗と言うのは今の世尊寺の事を云うんじゃ。元々は寺でもなく、時...
羅城門
こんな話がある。 昔、摂津の国の辺りより、小金持ちの家に盗みに入ろうと京へ上った男がお...
平安京内裏猟奇殺人事件 宴の松原の鬼
こんな話がある。 昔小松天皇の御代に、武徳殿の松原を若い女が三人で連れ立って内裏の方へ歩いていた。八月十七日の夜の事で、大変月が明るかった。 そのうち、松の木の下から一人の男が出...
花山院家 狐の防火
こんな話がある。 江戸時代の京都の大火と言えば、宝永と天明、元治に起こったものが京都三...
天明の大火
こんな話がある。 1200年の歴史を誇る京都の長い歴史の中で、都を破壊し尽くした大火と言え...
江戸時代の第一種接近遭遇
ある老人のこんな話がある。 私はこの年になるまで格別の怪異を見たことがありません。ただ一度、不思議な事が御座いました。 早春の六日の夜、ある人の所で謡曲の会が御座いまして、私も行...
今昔物語 安義橋の鬼
こんな話がある。 昔々、近江の守○○の○○という人が、その国に赴任していた間に、国庁の館に若い元気な人が集まって、昔話や碁や双六を打って飲み食いして遊んでいたが、そのうちの一人が...
今昔物語 女の生霊
こんな話がある。 昔、京より美濃尾張の辺りに下ろうとする下郎がいた。京を明け方に出ようと思ったけれども、夜遅く起きて行った程に、ある辻の大路に、青色がかった衣を着た女房が外出姿...