職場でリースアップで廃棄処分になった業務用PCを入手したので使えるようにしていきます。
機種はNEC製のMKL36Bという業務用パソコンです。
当然ながら職場のパソコンなので業務情報や個人情報の流出はご法度です。
そのためハードディスクのデータは専用ソフトで完全消去されていて起動すらできません。
まずはOSを入れて起動確認を行うこととしたいけど、CPUがインテルCOREi3-8100なのでWindows11にギリギリ対応しています。
今までこのパソコンにはWindows10がインストールされていたけど、2025年10月にWin10のサポートを終了するとアナウンスされているので、この際Win11をクリーンインストールすることとします。
Win11を稼働させるための要件にCPUの規格以外にメモリの容量がありますが、確認してみると現在の容量は4GBのメモリが1本挿っているだけで最低の要件となります。これではWin11を立ち上げて複数のタスクを処理するには心もとないためメモリ増設を検討します。
さらに、現状の環境ではWin11をインストールするストレージが既存のハードディスクしかなく、毎回の立ち上げにかなりの時間を要する可能性が出てきました。
快適さを考えるとSSDドライブを増設し、できればSATA接続ではなくM.2SSDでPCIe×4接続を試したいと思います。
内部を確認するとM.2スロットはあるけどSSDを装着するマウンターが見当たりません。
ヤフオクなどで適合するM.2マウンターを探してみたけど、純正は6000円程度で安い社外品で1000円程度だったので送料を入れるとそこそこの値段になるし、そもそもこのM.2スロットがSATA接続なのかPCIe接続で×4の速度が出るのか調べても全く情報がなかったので別の方策を考えます。
そこで目をつけたのが空いているPCIe×16スロットの活用です。
色々考えた結果、調達しなければならないのはこれ。
・M.2 SSD と PCIe×16への変換カード
ソケットに挿してネジ止め。
PCIe×16スロットへIN。動作時はLEDが赤く発光して眩しいくらい。
・増設用メモリ
4GBを3本足して合計16GBに。
ストレージのM.2 SSD増設とメモリ増設が完了したのでWin11をクリーンインストールして各部の動作を確認しておきます。
その結果がこれ。
新設したM.2 SSDは使用時間1時間のほぼ新品でした。
さらにSSD側はPCIe4×4に対応していて受け側はPCIe3×4で動作していることがわかりました。
既存のHDDは業務用にしては電源投入回数が少なく、使用時間から判断しても実質約1年間分の稼働に相当します。
えっ!確か5年リースアップのPCだったはずだから仕事してない職員に貸与してたのって思ったけど、どうも予備機だったみたいです。
それはともかくストレージの速度も見ていきます。
増設したM.2 SSDがこれ。
いやいや、これって早すぎませんか?
受側規格の最大転送速度が3940MB/sだからCPUまでの接続ロスやら考えたらSSD内の処理速度はどんなんやねん!
ハードディスクはまあこれが妥当でしょうね。
とりあえず、これでストレスなく使用できるようになりました。
2024.11.19
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