兵庫・斎藤知事代理人が請求書公開 PR会社に報酬71万5000円(毎日新聞)
幕引きにはならないかもしれませんが、そろそろ飽きて潮が引くように話題が変わるのでしょうね。
誰が正しいとかがワイドショーやネットのネタになってきましたが、所詮間違っているのは井戸元知事の腐敗した長期政権と長年続いた天下りの風習なのですから。
赤字なのに改革せずに甘い汁を吸うとすればいつかは罰せられるのは必然です。
地方と国の違いはありますが、旧安倍派のキックバックと不記載での問題でも似た構図があります。
誰が作ったは分からないが、派閥の集金で政治パーティーの収入を上納させて、再度ばら撒くと言う仕組みになってました。
そして余剰分を返すと言うのが要望されそしてそれが派閥で不記載と指示で統一され議員や秘書は従って不記載で問題発覚しました。
上からの指示で全体が動くような場合、特にトップダウンで組織のガバナンスが強い程逆らえないのでしょう。
仲間外れは非常にきついし、兵庫で言えばその退職後の収入にも影響しますから。
政治的な仕組みに問題があるのは暇空茜氏の指摘したコラボ問題でも明確です。
俗に公金チューチューと言われる不正利用疑惑です。
別に公務に対して全てに厳しい監査と言うのは理想ですが、現実的な話ではありません。
ただ、暇な大学教授が資料を付き合わせて問題を指摘するに飽き足らずに告発するからマスコミが騒ぐだけでその結果政治が良くなる訳もありません。
むしろそれで国会やニュースソースの大半を割いた為に時間の無駄にさえなっています。
それはモリカケ桜に近いロスで政権交代を夢見るだけで中身は国民への皺寄せでしかありませんから。
まして兵庫県知事選挙は18億円も掛かるのでそちらも考えた方がいいくらいに井戸元知事のぬるま湯公務は腐敗体質になってしまっていました。
ところが、マスコミはそちらを指摘せずに改革に臨んだ斎藤知事に対して牙を剥きました。
テレビが戦後の栄華を興じて結果的にその組織や関係者には素晴らしい状況でした。
それが経済成長後に衰退したのにも関わらず、過去の栄光にしがみ(獅噛み)ついた結果一種の勘違い状態です。
つまり、予算が多い、人が多いのでやれる事はネットの個人勢からすれば桁違いです。
ただ、判断する法律や世間の常識は一緒ですからそこを間違えると大変な事になります。
諸悪の根源はどうやら、政治による統制を引きたかったGHQが残したメディア媒体による統制の剥製状態が何か未だに権力が有るかのように振る舞っていました。
バブル崩壊後、例の1992年中国市場解放などで窮地に立たされた時に権力の無力さは露呈しました。
しかし1995年にオウムや阪神大震災でまともな体制の必要性は再認識され、混沌とした状況から再整理が進んでいました。
2000年以降に原油高や人口減少で苦難の道のりに国民の相当な疲弊が重なり、2011年の東日本大震災でそれまで悠長な感じは一切なくなりました。
まして新型コロナで世界的な経済対策の中でも日本だけは比較的インフレにならなかった為に低金利を海外への投資に持っていかれ、かつ円安と言う酷い仕打ちでした。
アメポチや中国媚びで通商交渉さえも下手、その上に他国へのばら撒きとまさに国民不遇の政治体制でした。
ネットの不満もそこら辺を書き込んでいます。
また労働者不足から外国人労働者を雇用しようとして、その為か甘くなって不起訴処分が多過ぎて更に不満が書き込まれます。
一部ではどちらの為の警察や司法なのか分からないような状況ですから。
兵庫県の件は別に兵庫だけの問題と言うよりもどこでも権力集中すれば起こり易い単純なモデルです。
ただ、マスメディアが正常なら見抜けそうな事でもプライバシーで片付けられると踏み込めなかったようです。
そしてそのプライバシーを踏み荒らしてマスコミにとって迷惑系YouTuber並みの方が騒ぎ、それを数字目当てに拡散されればマスメディアに言う「ネットで真実を知った」状態になります。
今後、これらの現象を社会学、政治学等で研究してでも警戒するようなシステムにしないと公費や時間の無駄を発生させてしまいます。
振り返ってみると2011年に中東で起きた『アラブの春』がネットによる政治的な運動でした。
その頃日本はむしろ『絆』を大切にするような雰囲気であり、ネットの結び付きは強くなかったのかと思います。
むしろ、その時は流言飛語による混乱からネットの信頼性は落ちていたように思えます。
新型コロナで家に居る時間が増え、繋がるとしてもネットだった頃からそのネットワークの在り方は違って来たように思えます。
そして今回の一件で確実にネットユーザーの判断する能力が必要なのは明確になりました。
ひろゆき氏の有名な言葉がやはり的確にヒットします。
「嘘は嘘であると見抜ける人でないと(掲示板を)使うのは難しい」