酔っぱらい一人旅

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☆★初めてビールを美味いと思った日・・・

2018-07-05 19:47:40 | 昔の思い出

 

高1の時、ボート部の練習帰りにババ屋だかジジ屋と呼ばれていた駄菓子屋でチェリオを飲むのが楽しみだった。

緑だったり赤だったり毒々しい色をしていたチェリオ。

キンキンに冷えた瓶入りのチェリオの蓋を栓抜きで開ける時は正に至福の時だった。

チェリオを飲んでいた間は良かったが・・・

ある日、駄菓子屋の先にある酒屋の前の自動販売機で缶ビールを買ってしまった。

 

俺の実家は飲酒に関しては大変寛容だった。

両親共に東北出身ということもあり、子供のころから酒を飲む機会があったとのことで

俺が夕食時に日本酒やビールを飲むことは止められたことは無かった。

・・・と言っても精々ビールをグラス1杯、日本酒なら御猪口1杯くらいなものだ。

 

話を戻して・・・部活後に初めて買った缶ビールは最高に美味かった。

それまでビールは何度も飲んでいるわけだが、運動して大量に汗をかいた後の冷えたビールは初めてだった。

それ以来チェリオがビールに変わってしまったww

帰宅時(下校時)のビールがクセになっていた。

しかしそんな至福の時も終わりがやって来た。

自転車に乗りながら缶ビールを飲んでいたところを先輩に見られたようだ。

放課後いつものようにボート部の艇庫に行くと3年生の部長がこっちへ来いと手招きしていた。

「お前、帰りにビール飲んでるんだってな~?!警察に捕まったらどうなるか分かってるのか?

お前が停学になるだけじゃ済まないんだぞ!俺たちが毎日必死に練習しているのに試合に出場できなくなるんだよ!!

一人の部員が悪いことをすると全員に迷惑がかかるんだよ!出場停止になったらお前どう責任とるの??」

一応神妙な面持ちで部長のお説教を聞いていた。

でも内心は・・・センパ~イ、試合に出場したってどーせ予選も突破できねーくせに!!、、、と、思ってたことは誰にも話してないww