酔っぱらい一人旅

オール電化キャンプを推進します・・・

☆★オリンピックを夢見た一瞬・・・その4 完

2018-07-16 17:00:39 | 昔の思い出

 

コックスとしてのデビュー戦を迎えた。

他のクルーは俺がシングルスカルで新人戦に出場したときにナックルフォアでデビューしているから初めてではない。

戸田の漕艇場に出漕するのは3回目になる。

軽く試漕してからスタート位置につけた。

6艇でのレースだ。スターターが「●●高校用意はいいか?」と6艇に順に問いかける。

「K高校用意はいいか?」と言われたときに横風で俺の艇の向きが変わった。

「オー!」と返事をしている時に向きが変わった。

すぐにスタート。

スタートダッシュのときに舵を切るのは厳禁だ。しかし切らなければ隣のレーンに侵入してしまう。

少しづつ舵を切りなるべくスピードを殺さないようにピークに持って行った。

中間地点でミドルスパートを仕掛ける。「ミドスパ行くぞ!足蹴り行こう!さー行こう!」

足蹴りに力が入っているのかグングンと伸びていく。

先頭に立った!勝てるんじゃね?俺の頭はインターハイ超えて翌年行われるソウルオリンピックだった。

「オリンピック行くぞ!行けるぞ!バウ気合いだ!2番気合いだ!3番気合いだ!整調気合いだ!」

俺の頭の中はオリンピック。このまま逃げ切るぞ!・・・オリンピックにはナックルフォアなんて競技は無いのだけどww

ラスト100m 。「ラストスパート行くぞ!さー行こう!」

しかし、ラストが伸びない。皆バテていた。ラスト100M位からどんどん抜かれた。

最終的にケツから2番目でゴール。

「オリンピックを夢見た」なんて大きなタイトル付けているがこのレースは県大会予選だ。

予選も突破できなかったってことだww

しかし中間地点で先頭に立った一瞬オリンピックを夢見たのは事実だ・・・実力が伴わなくても夢見るのは自由だからねW

こうして俺のコックスデビュー戦は終わった。後日1試合くらい戸田でレースをした記憶はある。

しかし2年生になる頃、、新入部員が入る頃退部した。

腰痛が治らなかったこととインターハイはどうやっても無理だろうと悟ったからだ・・・そもそも他力本願なんだよな

デブクルー達がその後どうなったかは記憶にない・・・

 

 

明日は会社の健康診断で胃カメラだ。休みだから飲んでるけどなww