最低賃金というと何だかセコイことを連想してしまうが
まあ、この国でも雇用者は労働者に対して最低幾ら払えという決まりがある。
俺が店を始めた頃は確か１６０Ｂに満たなかったと思う。
昨年か今年の年初か覚えてないが１７５Ｂになり
今日、某コンサル会社のＨＰを何気なく見ていたら先月から１８１Ｂに上がったらしい。
ちなみに、この額は全国同じではなくて都市部と田舎では当然都市部が高くなっている。
この通達は労働局などから書面で来ることがないため
俺のようなローカルの新聞を読まない外国人には情報が入ってくるのが遅くなる。
金のことには敏感な俺の店の従業員だが、新聞を読んでいないのが殆どだから誰も未だ知らないようだ。
前々回の賃上げの時も数ヶ月気が付かずに、別件で労働局に呼び出された時に指摘されて初めて知ったくらいだ。
そうすると正社員の１ヶ月の給料の最低額は５４３０Ｂってことになる。（実際もっと払っているが）
まあ、日本で暮らしている人はタイ人の給料って何て安いんだ！って思うだろうが
こっちで小銭稼ぐセコイ商売している身にとっては些細な賃上げも結構痛い・・・わけないか。
はあ～・・マジで風邪引いた。
Ｓ田さん！今週一杯冬眠するから食事誘われても行けないからね。
Ｙ中佐！本と携帯は受け取りました。手紙読んだので結果はメールします。
つづき
結果的にＡ氏は騙された形だが、この場合女性の方は騙したなんて感覚は一切無い。
月に３万Ｂとアパート付きという契約で自分の時間を売った・・・としか考えていないだろう。
金が介在する恋愛なんてそんなものである。
まあ、冷静になれば年齢が親子以上に離れて尚且つ金が介在する関係なんてどの程度のものか考えるまでもないが
その最中は当の本人は熱くなって気が付くことができない。
Ａ氏も俺と会うたびに、今自分が如何に幸せであるか、嫁が尽くしてくれて周りからも羨ましがられている・・・等々力説していたが
そういう話の顛末を知っている俺は鼻で笑っていた。
そういう時って何を言っても相手は舞い上がっていて聞く耳持たないから、俺は一切何も言わないことにしている。
今はインターネットも普及してタイでのこんな話も簡単に目にすることができるから
こういう話を知らない人は居ないはずなのだが
俺だけは違う！この子だけは違う！・・・皆こう思うようだ
つづき
そういったカップルの間には必ず金が介在していて、普通の恋愛とは別の意味をこめて擬似恋愛と呼んでいる。
わずか数日間の時間を女性から買うのである。
これは旅行者の場合。
在住の人間でも擬似恋愛をしているオヤジがいる。
仮にＡ氏とするが、数年前初めてタイに旅行に来た時、とある女性と知り合い即結婚した。
初めてタイに旅行に来て知り合える女性が、どのような者か言わなくても分かるだろう。
女性の田舎で盛大に結婚式を挙げ、その後彼は女性名義で数年のローンを組みアパートを購入した。
そして、数年経ちローンを支払い終わると同時に女性の方から別れてくれと言って来た。
これだけなら普通の話だが、この話の凄いところは
「あなたからは現在月に３万Ｂのお手当てしか頂いておりませんが、Ｂ氏から月５万Ｂの契約でオファーが来ていますのでそちらと契約したいと思います。」
これはマジな話。
Ａ氏もその時はあっさりアパートも引き渡して別れたが、少し経って例の女性からコンタクトがあった。
「ん～・・Ｂさんのところ行ったけどＢさん優しくないね。Ａさんとは心の繋がりあるね
だからＡさんとも付き合い続けたいね」
まあ普通はそんなの相手にしないだろうが、Ａ氏も仕事を手伝わせるのに便利だからなあとの理由で少し心が揺れたらしい。
つづく
この時期日本からの旅行者が非常に多い。
旅行者が多いかどうか知る目安として
俺の店の客層を見れば一目瞭然だが、街中歩いてみても簡単に知ることができる。
年齢の不釣合いな日本人男性とタイ人女性のカップルが非常に多い。
この場合、男が若くて女が年輩・・・ってことは１００％有り得ない。
オヤジに若いタイ人のねーちゃんって組み合わせだ。
タイ人の女性は一目で水商売の女性だと分かる場合が殆んどだ。
俺のような在住の人間に言わせると、このような人種の人間と街中手を繋いで歩くことは１００％ない。
どこで誰が見てるか分からないということもあるし、住み始めてタイ語が理解できるようになってから
この手の職業の女性の程度がどのようなものか知ってしまった為・・・ということもある。
行きつけのラーメン屋に行っても、この時期そのようなカップルを目にするが、そのカップルも２パターンある。
何も会話が無く黙々と食事をしているか、オヤジが拙いタイ語で一生懸命話し掛け何とかコミュニケーションをとっている・・・
拙いタイ語でもコミュニケーションとっているのを見ると、オヤジ頑張ってるな～と微笑ましく思うが
黙々と全く会話も無いまま食事している姿を見ると、何のために連れまわしてるのだろう？楽しいのか？この人・・・と思ってしまう。
つづく
写真は暫く前にアユタヤの駅で撮ったものだ。
若い坊さんは恐らく短期出家の人達だろう。
タイでは成人になると1週間～1ヶ月、出家する習慣がある。
そんな短い期間出家したからって何があるってわけでもないだろうが
出家して一人前の男として認められるんだそうな。
本日、昨日現像に出したモノクロ写真ができてきた。
全部で100枚以上あるのだが、満足できるようなのが殆んど無い。
コンタックスＧ１で撮ったものはオートフォーカスだからピンボケってことは無かったが
先日日本から持ってきてもらったマニュアルのニコンＦＥで撮ったものはピンボケ写真のオンパレード。
原因は夜間ノーフラッシュで撮るために絞りを開放にしたため、
ピントの合う範囲が極端に浅くなったからだ。
中にはオートフォーカスの癖で全くピントを合わせないで撮ってしまった写真もある。
落ち着いて撮らないとダメってことだ。
先月、従業員が数名辞めてから少しバタバタしたが最近少し落ち着いてきた。
俺が落ち着けるか忙しい思いをするかは、受付スタッフにかかっているが
全く期待していなかった新人君はここ数週間で著しく成長した。
大卒君はアホなミスばかりして毎日一日一回づつ俺に叱責されて、
トドメに寝過ごして遅れて休憩から戻って来たところを
何も報告も謝罪もしなかったため小一時間説教されたのが耐えられなかったらしく今月で辞めると言ってきた。
今月も糞も辞めれば何でも済むと思っている、その腐った根性が気に入らないから、
辞めるならさっさと辞めろ！ってことでお終い。
早番の受付は「フガハハ」と名付けたが、舌足らずで鼻声ときてるから日本語もロクに発音できない。
釣銭も度々間違えて彼女の自腹で補填してるから手取りも少なくなるだろう。
唯一の救いはお客さんに釣銭を多く渡しているということだ。逆は非常にマズイ。
受付の仕事は日本語で電話予約を受ける・・までできるようにならなくてはいけないのだが
恐らくフガハハ君には無理だろう。タイ人同士の会話でも発音が怪しくて聞き返されてることが多い。
しかし電話を通して話すとハッキリしたタイ語に聞こえるのは不思議だなあ
まあ性格が問題ないのが救いだからこのまま様子を見るか・・・
ってことだから受付スタッフをまた募集しないとならない。
仕事はサヌックでサバーイじゃないと嫌だ！なんてアホなこと言ってるヤツらからマトモな人間を見つけるのは大変だよ・・・マジで
ワイとは俺って意味じゃなくて、ここで言ってるのは挨拶のワイのことだ。
日本人がホトケサマを拝む時に両手を合わせるが、タイではそれが日常の挨拶で行われている。
旅行で来たことある人でも接客業のタイ人に拝まれたことがあるだろう。
日本人の俺からすれば、こんな面倒くさい挨拶の仕方は無い。
日本なら頭を下げれば済むことが、わざわざ両手を合わせなければならないのだ。
両手が空いていれば問題ないが片方が塞がっている時など、非常に面倒くさい。
しかし、タイではワイをされたらワイを返すのが常識らしい。
確かにタイ人を見ているとワイをされた側は必ずワイを返している。
実は俺はここ最近までワイをされてもワイを返すことは一切していなかった。
俺は外人だ～ってこともあったが、こんなアホな面倒くさい習慣真似してられるか！ってのが一番の理由だった。
しかし過去を振り返り、面接に来てワイをしない者は相当な無礼者であるということを学習した。
俺が外国人だから俺に対してワイをしなくても無礼ではないという考え方も分からなくも無いが
タイで働いていて、タイ語を話す人間に対してワイをしないのは問題がある。
俺も絶対にワイをしなかったくらいだから、面接に来てワイをしなくても何とも思っていなかったが
そういう人間を採用して一緒に仕事をすると、やはり常識の無い人間である場合が殆んどだ。
つづく
写真はクイティアオ・ガイ。
クイティアオとは麺の総称である。
ガイとは鶏のことで鶏肉入りのクイティアオということだ。
写真では普通の鶏肉しか入っていないが、柔らかく煮込んだ鶏の脚や関節が入ることもある。
この鶏の脚や関節は最初非常にグロテスクに思えて
これをムシャムシャ食べているタイ人の姿が非常に野蛮に見えたが、
今では俺もその野蛮なタイ人と一緒だ。
スープは茶色いスープで何で出汁をとっているかは不明。
大量のニンニクが入っていることは間違いない。・・・食べた後ニンニク臭くなる。
Ｂ級グルメと言う割には出汁をとったり、脚や関節を長時間掛けて煮込んだり結構手間がかかっている。
嫁が数週間前に予約した占いの先生のところへ行ってきた。
丸々２時間話を聞いて雑談や関係ない話はカットして６０分テープに録音されていた。
簡単に言うと、俺は数万人に一人いるかいないかの変わり者らしい。（変わり者とは言われてないが）
商売には向いていなくて、銭勘定を考えて仕事するより、政治家や哲学者に向いているらしい。
人を惹きつけ動かす力は、天才的らしい。
ただ下のものに愛情を注ぐのが下手で付いてくる者が長く居着かないと（これがあれば天才的な指導者になれるんだそうな）
まあ、確かに俺は従業員を褒めたり煽てたりするのが苦手だな。
銭勘定で成功しても精神的に満足感を得られることはないんだそうだ。
ボランティアや人に感謝されるようなことをやって満足することができるんだそうな。
・・・ってことだから、副業の計画はやめた。
結論として、俺は井戸掘りのボランティアでもやってれば精神的に満足するってことか。
なんか何もかもやる気なくした・・・・酒飲んでさっさと寝てやる