シリコンバレー発５「UNIQLO USA」

ソーシャルメディアは、ユーザー側からすると、企業やブラウンド側が参加している、あるいは消費者としての声が反映されるというインタラクティブな感覚を持つことが出来る技術といえるでしょう。

UNIQLO USAは、こうした側面を独自のSNSで実現させ、ユーザーの大きな支持を得ています。
同社のUNIQLOOKSは、フェスブックを統合させたフアッション、コミュニティ主体のウェップサイト。
ユニクロ商品で好きな着こなしをした写真を投稿し、会員間で見て楽しんだり、批評しあったりすることが出来ます。

気に入った着こなしのしォ湯品を購入することも出来ますし、着こなしは「いいね！」の数で順位され、最も多くの支持を受けた会員の着こなしは「LOOK　OF　THEWEEK」（今週イチオシのスタイルとしててていさいされます。

コミュニティを構築することで、ユーザーベースが自然に拡大し、これが「ロイヤルカスタマー」（中製品の高い顧客）に転換する事で、店頭やオンラインでの売り上げの増加に結びつくという、格好の事例といえるでしょう。

米国に拠点を持つ日本企業間に根付着始めたソーシャルメディアの一番の肝の部分を、いかに自社ツールに取り込み、そのように売れる仕組みを確立していくかに今後も注目です。


木村洋一氏紹介

ジェトロ、サンフランシスコセンター次長
９１年４月日本貿易振興会（ジェトロ）にはいり、海外調査部、企画部などを経て、２０１０年４月より現職。９８年３月～２００２年８月ジェトロ、ニューヨーク勤務。早稲田大学政治経済学部卒。東京都出身。