過去に何度か「古事記」の本を読んだりしても、難解なものが多かったのですが、日本へ帰国してすぐに出会っ
た「新釈古事伝」 この本を必死に感じるために、クーラーの効いた快適な環境で読むのではなく、この夏の蒸し
暑さのなかで、頭からにじみ出てくる汗。一章を何度も繰り返し読みながら、不思なくらいの感動が湧いてきて
海外生活の苦労が無駄でなかったことを感じられています。
新解釈古事記伝 著者阿部国治 知致出版より
「本文となっているといころは「古事記」の原典と、「古訓古記」とを”みたましずめ”をしてい
わば、心読、体読、苦読して"なにものか”を摑んだ上で、その"何ものか”を、なるべくわかりや
すく、現代文に書きつずったものであります。」
「その八俣遠呂智のような権力者の行き方と決別して、大国主命のように、袋を背負って、世の中
の下積みになるような仕事をしていこう」というのが、著者の決意だったに違いない。
著者の阿部国治先生は、東大法学部英文科を主席卒業された後、エリートコースに進む道を選ばれ
ず、農民救済のために、地下足袋を履いて、全国村々を歩かれれ、「古事記の袋背負いの心」
に徹した生涯を歩かれました。
た「新釈古事伝」 この本を必死に感じるために、クーラーの効いた快適な環境で読むのではなく、この夏の蒸し
暑さのなかで、頭からにじみ出てくる汗。一章を何度も繰り返し読みながら、不思なくらいの感動が湧いてきて
海外生活の苦労が無駄でなかったことを感じられています。
新解釈古事記伝 著者阿部国治 知致出版より
「本文となっているといころは「古事記」の原典と、「古訓古記」とを”みたましずめ”をしてい
わば、心読、体読、苦読して"なにものか”を摑んだ上で、その"何ものか”を、なるべくわかりや
すく、現代文に書きつずったものであります。」
「その八俣遠呂智のような権力者の行き方と決別して、大国主命のように、袋を背負って、世の中
の下積みになるような仕事をしていこう」というのが、著者の決意だったに違いない。
著者の阿部国治先生は、東大法学部英文科を主席卒業された後、エリートコースに進む道を選ばれ
ず、農民救済のために、地下足袋を履いて、全国村々を歩かれれ、「古事記の袋背負いの心」
に徹した生涯を歩かれました。