官僚の暴走

４ダム計画案、国交省公表…淀川委意見は反映させず

過去に無茶だ、無駄だ、といわれながらも官僚の施策が正解だった事はいくつもあり、名神・東名高速道路や首都高など、むしろ後から不足が指摘される様な事業もある。

しかしこれだけ国土を破壊（または開発）しつくし、財政が膨大な債務を抱えている現在、大規模な公共事業はよっぽどの事がなければ控えなくてはいけない、というか、止めて下さい。借金は誰が払うの？

『計画案の作成前に有識者らから意見を聞くことを目的に設けられた諮問機関「淀川水系流域委員会」は今年４月、ダム建設を認めず、見直しを求める意見書を提出していた。河川法に基づいて設置された諮問機関の意見書に反し、国交省がダム建設を計画案に盛り込むのは初めて。今後は事業費の一部を負担する流域の知事の判断が焦点となる。』

建設ありきの環境アセスメントでごまかすよりは潔いのかもしれませんが、有識者会議の意見を全く無視する姿勢は民主的ではないし、官僚のおごりが見て取れます。「愚民どもを治めているのは我々だ」といわんばかりですな。その上河川法を蔑ろにしています。

資金を一部負担する流域の大阪、京都、滋賀府県知事が今後どのような判断を下すのか気になります。まさか財政破綻で職員の給与をカットするという大阪府知事がGoサインを出すとは思えませんけどね…