rftgyふじこlp:今は反芻している…JP1NOM

のんべんだらりと生きてしまいましたよ。

RAD-S312Nファインチューン

2008年09月16日 16時45分44秒 | 無線

懸案だった312Nのファインチューニングを行った。なんというかトラッキング調整と言った方が良いかもしれない。

トリマーコンデンサーの配置が不明だったわけだが、トリマーではなく、バリコンの端子そのものに触れてみて、感度が変わるのか周波数が変わるのかのあたりを付けた。

上図では「?」がついているが、これで間違いない。

まずFMバンド。

NACK5が80のちょっと上に来ていたので、80弱に目盛りを合わせてから「FM OSC」のトリマーを動かしNACK5を受信出来るようにする。

その後で「90」あたりのJOAK-TVのキャリアを拾って「FM ANT」のトリマーを調整、最大音量に合わせる。

これで調整は終わり。念のためにFM放送を受信して周波数が76MHzから受信出来ることを確認する。

調整後受信出来た放送局

FMの受信はPC部屋ではなくリビングで行った(ノイズが少ない)から。
結果、屋内では入らなかった(気付かなかった)放送が受信出来ていることが解った。実際には周波数を合わせた事ぐらいで、実はトラッキングなんかあってないのかもしれない(笑)。なお、受信実験は312Nを手で持った状態で行っているため、ボディーエフェクトがある。これはMWでも同じだ。

次にMWバンド。
松下BCLラジオR1400に今一歩及ばない受信性能は、選択度だけではなく、感度もそうだった。もちろん受信帯域を少々いじっているので、そのままでは正当な評価にはならないかもしれない。
そこでトラッキングを合わせておく。「MW OSC」のトリマーをいじると受信帯域が変わってしまうのでいじらないでおく。

トラッキングは高い方で合わせるのが普通だ。
かといってバンドエッジの1670KHzで合わせてみると、下限周波数どころか、バンド全体で感度低下を起こし、灯台放送専用受信機になってしまう。これではイカンので、1530KHz(CRT鹿沼)ぐらいで合わせておく。ここなら設計周波数内なので効果が高い。

MWの受信実験はPC部屋で行った。ノイズが多いが、いつもラジオを聴くへやの端っこで聴いた。
上記は一部であり、NHKやTBS、QR,LF,RFももちろん受信出来ているし、500KWのNHK秋田第二も受信出来た。

CRT那須はカスカスで実用的ではないが、R1400ではキャリアすら認識出来ない状態で、何とか内容を聞き取れるほどに受信出来た。これは調整前には聞こえなかった局なので、成果が現れた。東海ラジオもR1400ではほとんど確認出来ない程度だが、CRT那須より鮮明に聞こえた。

IBS水戸は土浦・関城よりも強力で、フェーディングも起きないので聴きやすかった。


結果として、選択度は劣るが、感度という点で40年前のBCLラジオを追い抜いてしまったことになる。これは結構衝撃的だ。

総合的にみて、安定度や音声出力なども加味すれば依然としてR1400に歩があるのだが、思いの他"化けて"しまった!選択度の甘さの一端はトラッキングのズレに起因するモノなので、選択度も多少良くなった印象だ。

本来トラッキングを含めて購入直後に調整するべきだったのだが、ここへ来て312Nの評価は一気に高まった。


あとはもう少し遅い時間にラジオマヤークと灯台放送がどう聞こえるかだ。
悪くなってなければ良いんだけど。


今回の成果は、小鹿野ツーリングと共に、後ほどWebの方に加筆しておこう。

RAD-S312N、意外と侮れないですよ、奥さん!

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