今日は土山駅周辺の播磨町郷土資料館を訪れてきました。
そして資料館の屋外に位置する「ある場所」に向かいます。
かつて別府鉄道で活躍していた車両が保存されている広場です。
資料館の営業時間内であれば車内に立ち入る事も可能です。
まずは別府鉄道の路線内容を簡単に紹介します。
別府鉄道は機能樹脂や化学肥料などを運搬する目的で大正12年に土山駅~別府港駅間で開通しました。
基本的に貨物輸送が主体の路線であった為、殆どの列車は貨物列車に併結する形で運転されていました。
(肝心の旅客列車の本数ですが1日僅か4往復しか設定されていませんでした。)
それでは本題です。始めに機関車に連結されているハフ5号客車の様子です。
製造当初はガソリンカーでしたが後に現在の姿である客車に改造されました。
この車両は昭和59年1月31日の営業最終日までハフ7号客車と共に運用されました。
続いて主に入替用車両として使用されたDC302号機関車の様子です。
基本動力はディーゼル機関で台車は4軸方式が採用されています。
そして運転台には変速機や逆転機、各種計器類などが設けられています。
また下記の写真はかつて実際に線路が敷かれていた場所の現在の様子です。
廃線後、殆どの区間は遊歩道(であいの道)として整備されました。
ちなみに現在の土山駅の駐輪場部分(写真4枚目)には別府鉄道用のホームが存在しました。
そして昭和63年1月31日。記録的な大雪が降りしきる中、別府鉄道は61年間の歴史に幕を閉じました。
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