近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

鉄道車両における衝突時対策~近年の状況

2012年04月16日 | 5番線「気になる○○○…」

皆さんいかがお過ごしでしょうか?(更新頻度が落ちていますが体調を壊したわけではありません。)
最近、私は大学生活が本格化したこともあり忙しさで頭が爆発しそうになっています。


それでは本題です。今回は鉄道車両における安全対策についての話題です。
皆さんも知っての通り、鉄道車両は自動車と異なり衝突事故の際桁違いに大きな被害を齎します。
しかしこういった時などに出来るだけ車体への被害を減らす方法はいくつか存在します。


有名な方法としてはクラッシャブルゾーンが挙げられます。
これは自動車と同様に先頭部分をわざと潰れ易くする事で衝突時の衝撃を吸収する方法です。
また残りの衝撃を天井部分などに逃がすことで更に乗客への被害を軽減することが出来ます。
現在では殆どのJR東日本の通勤型車両や225系キハ201系などでも採用されています。

運転台を客室部分より高所に設定することも有効な方法と言われています。
基本的に踏切事故では主に先頭部分の下半分が損傷する傾向が高い為、この方法は非常に有効です。
実際にJR北海道などではこれにより踏切事故で運転士を死傷させずに済んだ実績も存在します。
(高運転台は視認性が向上する他、条件によっては運転台下に貫通路を設けたりすることも出来ます。)


最後にですが鉄道車両は自動車の様に実物を用いて衝突実験を行うことはまずありません。
やはり製造価格が桁違いに高額である事が最大の理由だと思われます。


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