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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

偶然

2024-12-11 09:00:00 | 日記
直線と長方形で構成された絵が12枚並んでいる、東京の鉄道をテーマにした作品

これは、11月上旬頃に私の頭を悩ませていた芸術作品を文章で表現したものだ。
横浜美術館で見たもので、直線だけで東京の路線図を表現した作品だ。
鉄道に詳しい人にこの作品を見た感想を聞いてみたいと思ったが、他の作品を見ている間に作品名や作者の名前を控えるのを忘れてしまった。
帰宅後に「路線図 アート」などで画像検索をしてもその作品はヒットせず、おそらく人生で数十回目の「やろうと思ったことはすぐにやるべき」という教訓を得た経験となった。

そんな悩みも忘れかけてきた12月のこと。
散歩中に古本屋を見つけ、ふらりと立ち寄ってみた。
さまざまな高さの本棚に隙間なく本が整列しており、背表紙を眺めるだけでも楽しい場所だった。
狭い通路を慎重に進みながら背表紙を眺めていると、芸術系の本棚で「インタラクティブアート」というタイトルが入った雑誌がふと目にとまった。
大学の卒業制作でインタラクティブアートを制作したことを思い出し、なんとなく手に取りページをめくると、見覚えのある、直線と長方形で構成された絵が12枚並んでいる作品が紹介されていた。

トーキョー・ダイアグラム / 柳 幸典

美術館で作品を見た時や古本屋に入って雑誌を手に取るまでの記憶がよみがえり、ページを開いたままその場でしばらく固まってしまった。
私が思い出せなかったあの作品が載っていたのだ。

落ち着いて表紙を確認すると「InterCommunication」という1993年の雑誌だった。
発行者はNTTインターコミュニケーション・センター。
行きたいと思っていた美術館がこんなところで出てくるとは思わず、さらに驚いた。
700円がお得なのかは今でも分からないが、私はその本と1000円を握りしめて会計に向かった。

そんなことがあり、私の手元には偶然が重なって出会えた1993年の雑誌がある。

当時のアートや技術の動向について知るきっかけを予想外の方向から得ることができた。
気になることがあれば「へえ~」で済まさず、「どうして?」「なぜ気になったんだ?」と少し立ち止まって考えたり、普段とは少し異なる場所に一歩を踏み出すことが、新しい知識を得るための近道かもしれないと思う。
(しは)

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  OCPP・ECHONET Liteなど設備の通信規格に柔軟に対応

株式会社NTTデータIMジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア・システム開発、
  製品開発(moniシリーズ)、それに農業も手がけるIT企業
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