毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
思うこと
なんだか、近頃の天気のように気持ちが晴れない。何でだろう。新学期も始まってそろそろ授業は軌道に乗り始めた。妻は相変わらず元気で、今週末は草剛の「父帰る」を観に行く。息子は自分なりに計画を立て、受験モードに突入しつつある。中学受験のときはあんなに頼りなかった息子が、自分で考えられるようになったことは成長の証として喜ばしい限りだ。娘は週に3回実験が入ったとかで、相変わらず忙しそうなふりをしている。父は父で、毎日畑仕事に精を出しているようだ。これだけ見れば「平穏無事な家庭ですね」、の一言で終わってしまいそうだ。確かにそうだろう。こんなふうに家族一人一人がそれぞれ自分のやるべきことを決め、それを淡々とこなしていく日常こそが幸せのもとなんだろう。
こうした日常の繰り返しが途切れたとき、人は今までの平凡な暮らしがどれだけ得がたいものであったかを悟るものだ。私は母が亡くなったとき、それを身をもって知った。母が生きていること、それはほぼ永遠に続くような錯覚を持って、それをごく当たり前のこととして暮らしていた。それがもろくも崩れ去ったとき、しばらくはその事実を受け入れることが難しかった。当たり前のことが当たり前でなかった、その驚きが先にたってしまい、呆然と狼狽するばかりだった。
なんでもないような事が 幸せだったと思う。
なんでもない夜の事 二度とは戻れない夜
「ロード~第二章」 THE 虎舞竜
今の私は何を困るでもなく、毎日を暮らしている。それで十分ではないか、それ以上に何を望むのか、と己に問いかけてみても、漠として虚空に思いは漂うのみ。これでいいじゃないか、と己の心を慰撫してみてもどこかでそれを肯んじようとはしない。そんな鬱屈がこのところ続いている。なんだかつまらない、なんだか腹が立つ、そんな心理が。
以前、そうしたときにはボードレールの言葉を呪文代わりに呟いてみる、と書いたことがある。
Anywhere out of the world!
今そんな呪文を毎日繰り返しているわけではない。別にこの世の果てに行きたいのでもなく、ましてやこの世からドロップアウトしようとも思わない。ただ、なんとなくこの言葉がふっと頭に浮かんでくる。
やはり私のように感情だけで生きているような人間はだめだ。理性で先のことをあれこれ考えながら進めていかなくてはいけない。行き当たりばったりで、その時の気持ちに流されてその場しのぎのことばかりやっていると必ず付けが回ってくる。今はその借金を払わねばならないときなのかもしれない。さあ、どうしよう。じっとして心が穏やかになるのを待とうか、それとも何か憂さ晴らしでもしようか。不惑などとっくに過ぎ、天命を知るべき年に手が届こうとする今、こんな体たらくではどうしようもない。ふっと口元に冷笑が浮かんでしまう。
小人閑居して不善をなす
結局は時間ができたためなのかもしれない。3月の半ば過ぎに高校受験が終わるまで、何も考える余裕などなかった。一心に突き進んでやっとここまでたどり着いた。その気持ちの隙間に生じた迷いなのかもしれない。
それにしても、こんな下らぬ一切を忘れて楽しいことだけを思って暮らしたい。ならば、考えてみようではないか。5月に入ればすぐに従兄弟の娘の結婚式がある。6月は私の誕生日だ。夏休みには京都に行くぞ、必ず行く。9月からは毎日休みなく塾だけど、いいやそんなこと気にするな。ふらふらになるまで塾を頑張ろうではないか。そしたら大晦日だ、大晦日にはこのブログの年越しライブで盛り上がろう!(と今から約束してもいいのかな・・)
よし、この調子だ、なんだか元気が出てきたぞ!
まあ、なんて単純な男なんだろう・・・
こうした日常の繰り返しが途切れたとき、人は今までの平凡な暮らしがどれだけ得がたいものであったかを悟るものだ。私は母が亡くなったとき、それを身をもって知った。母が生きていること、それはほぼ永遠に続くような錯覚を持って、それをごく当たり前のこととして暮らしていた。それがもろくも崩れ去ったとき、しばらくはその事実を受け入れることが難しかった。当たり前のことが当たり前でなかった、その驚きが先にたってしまい、呆然と狼狽するばかりだった。
なんでもないような事が 幸せだったと思う。
なんでもない夜の事 二度とは戻れない夜
「ロード~第二章」 THE 虎舞竜
今の私は何を困るでもなく、毎日を暮らしている。それで十分ではないか、それ以上に何を望むのか、と己に問いかけてみても、漠として虚空に思いは漂うのみ。これでいいじゃないか、と己の心を慰撫してみてもどこかでそれを肯んじようとはしない。そんな鬱屈がこのところ続いている。なんだかつまらない、なんだか腹が立つ、そんな心理が。
以前、そうしたときにはボードレールの言葉を呪文代わりに呟いてみる、と書いたことがある。
Anywhere out of the world!
今そんな呪文を毎日繰り返しているわけではない。別にこの世の果てに行きたいのでもなく、ましてやこの世からドロップアウトしようとも思わない。ただ、なんとなくこの言葉がふっと頭に浮かんでくる。
やはり私のように感情だけで生きているような人間はだめだ。理性で先のことをあれこれ考えながら進めていかなくてはいけない。行き当たりばったりで、その時の気持ちに流されてその場しのぎのことばかりやっていると必ず付けが回ってくる。今はその借金を払わねばならないときなのかもしれない。さあ、どうしよう。じっとして心が穏やかになるのを待とうか、それとも何か憂さ晴らしでもしようか。不惑などとっくに過ぎ、天命を知るべき年に手が届こうとする今、こんな体たらくではどうしようもない。ふっと口元に冷笑が浮かんでしまう。
小人閑居して不善をなす
結局は時間ができたためなのかもしれない。3月の半ば過ぎに高校受験が終わるまで、何も考える余裕などなかった。一心に突き進んでやっとここまでたどり着いた。その気持ちの隙間に生じた迷いなのかもしれない。
それにしても、こんな下らぬ一切を忘れて楽しいことだけを思って暮らしたい。ならば、考えてみようではないか。5月に入ればすぐに従兄弟の娘の結婚式がある。6月は私の誕生日だ。夏休みには京都に行くぞ、必ず行く。9月からは毎日休みなく塾だけど、いいやそんなこと気にするな。ふらふらになるまで塾を頑張ろうではないか。そしたら大晦日だ、大晦日にはこのブログの年越しライブで盛り上がろう!(と今から約束してもいいのかな・・)
よし、この調子だ、なんだか元気が出てきたぞ!
まあ、なんて単純な男なんだろう・・・
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