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おお!

 昨日、わが町はお祭りだった。町内ごとに子供獅子が出て、わが町の産神ともいうべき神社まで練り歩いた。といっても、少子化の昨今、お供の大人の数の方が多くて、獅子の面をかぶった一団を見ると、少しばかり寂寥感を覚える。私の塾舎が、町内の獅子元(子供獅子の出発点)となっているため、朝早くから子供たちの歓声がこだました。私の町内は、まだ子供が多いほうで、昔の賑わいはないまでもそこそこの人数は集まって、この辺りでは立派な集団を作っている。写真に撮ろうと思ったのだが、うまくいかなかったので、獅子の面だけを撮ってみた。
 

子供たちのはっぴ姿はかわいい。鉢巻をして太鼓を叩きながら「ワッショイ」と声を張り上げながら歩く姿は祭り気分を盛り上げる。小学生までしか参加資格がないため我が家ではずいぶん以前からはっぴ姿の子供たちを見ることはできなくなった。それでも、朝早くから花火が上がり、ちょっと町に出れば人出がいつもとは違う。私もついつい妻と犬の弁慶を連れて、散歩に出かけてしまった。
 近くの公園が、メイン会場であるはずなのに、人がまったくいない。変だなと思いながらも、普段は見られない陶製の大きな塔が公開されていたので写真に収めた。

 
 
妻が弁慶とじゃれあっているところを写真に撮ってやったが、まったくもって愉快な女ではある。前日の、草剛の「父帰る」について、「う~ん、て感じかな。共演の舞台役者さんたちは、原作の時代背景などをしっかり頭に入れて舞台に臨んでいるに決まっているのに、剛だけ分かっていないのがミエミエなのよね。帰りの新幹線でパンフレットを読んだら、剛が『君は現代人だね』って言われたと書いてあったから、やっぱり分かる人にはわかっちゃうんだなと思った。『鎌田行進曲』のヤス役がすごくよかったから、それと比べると・・・私もそれからいくつか舞台を見てきて少しは目が肥えたせいなのかもしれないけど・・・あんな過密なスケジュールで、舞台をやるのが間違っているとは思うんだけど、板の上に立ったらそんな言い訳はできないから・・」などと、いっぱしの評論家めいたことを言う。「そう考えるとあの二人芝居はすごいと思う。何回でも見たいと思うもの」と、藤原君の舞台を褒め称える。まあ、それなりの月謝は十分払ったはずだから、それくらいの理屈は言ってもおかしくないとは思うのだが・・
 家に戻って、昼食がてら買い物に行こうということになった。私は本屋に問題集を探しに行かなければならないし、妻はGパンが欲しいという。少し前なら、必ず子供たちが一緒だったのが今ではもう休みでも二人きりだ。寂しくもあるけれど、妻のヨタ話を聞いていれば気がまぎれるからさほど気にはならない。昼食を終え、妻のGパンを買いに行った。私はGパンなどあまりはいたことがなく、あまり好きではないため、めったにそういう店には行かないが、妻のお供でついていった。妻が試着している間に私もぶらぶらと店内を徘徊してみたのだが、思わぬ逸品に出会ってしまった。

 

なんとまあ、豚さんが梅の花とともに描かれたアロハシャツがあるではないか!!「おい、おい、竜虎の母さん、こんにちは」、と私が思う間もなく、そのアロハシャツがレジに置かれていた!!無意識の行動ながら、妻が「これいいね」と言ったものだから、「うん、なかなかのものだ」と訳の分からぬ言葉とともにカードを差し出してしまった。
 これはいったいどういうことか、毎日豚さんマークを見慣れたせいなのか、それとも生来のバカからきているのか・・・今年、私はアロハシャツを集めようかなと密かな野望を抱いている。短パンにアロハシャツ、日本の、愛知県の夏の定番はこれでしょう、となるよう一生懸命普及に力を注いでいきたいと思っている・・・なんちゃって。
 
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