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「君に捧げるほろ苦いブルース」

 1週間ほど前、塾バスを運転しながらNHKラジオを聞いていたら、懐かしい曲が流れてきた。荒木一郎の「君に捧げるほろ苦いブルース」。
 荒木一郎と言っても、もう知らない人の方が圧倒的に多いだろうが、私たち世代には複雑な印象の入り交じった芸能人として多少記憶に残っているかもしれない。それは彼の引き起こした事件(詳しくはWikipediaで)から見れば当然の反応かもしれないが、彼の多才さは多くの人が認めるであろう。今はどこで何をしているのか知らないが、久しぶりに聞いた彼の歌声がずっと私の耳から離れない。
 この曲が発表されたのは1975年。当時高校生だった私は、テープに録って何度も繰り返し聞いていた。(裏面の「ジャニスを聴きながら」もまたいい曲だった)。そのお陰で、今でも歌詞は全部歌える。そんな曲はそんなに多くないから、この曲は紛れもなく私にとって「珠玉の一曲」だ。都会的でありながら、どことなく土臭さの残る歌、そんな歌が私は好きだったのかもしれない・・。


作曲・作詞:荒木一郎

淋しさに一人飲むコーヒーは
ひきたてのほろ苦い味がする
ゆきずりの夜に買う綿あめは
君と愛した味がする
BYE BYE まだ 夢のようさ
BYE BYE 君 ドアの外の
気に入りの紫蘭の花
昨日の朝 枯れたよ

淋しさに一人弾くセレナーデ
イントロはほろ苦い音なのさ
ゆきずりの街に聞く汽車の音は
君と愛した音がする
BYE BYE まだ 夢のようさ
BYE BYE 君 ドアを開けて
六月の空を見れば
まぶしすぎる僕だよ
BYE BYE MY LOVE 永すぎた
BYE BYE BYE MY LOVE 僕の歌もやがて
BYE BYE MY LOVE 終るだろう
BYE BYE BYE MY LOVE もうすぐ

淋しさに一人書く置き手紙
宛先はほろ苦い友達さ
横書きの白い地の便箋は
愛を記した時もある
BYE BYE まだ 夢のようさ
BYE BYE 君 ドアを閉めて
思い出の紫蘭の花
庭の隅に埋めたよ
BYE BYE 君 すぐに行くよ
BYE BYE BYE MY LOVE 君と同じとこへ
BYE BYE MY LOVE 夏になれば
君のいる処へ…
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