アニソン？Ｊ－Ｐｏｐ？

　高校野球甲子園大会の愛知県代表が至学館高校に決まった。決勝で愛工大名電高校を４－３で破っての優勝だけにあながちフロックではないように思うのだが・・。優勝までの戦績は
　　③１０－７　同朋
　　④１０－９　愛知産大工
　　⑤４－０　　小牧
　準々２－１　　菊華
　準決１０－７　豊川
　決勝４－３　　愛工大名電

　６試合で２７失点・・・。決勝以外はさほどの強豪校と対戦していないのにこの失点は頂けない。ちょっと心配にもなるが、愛知県の代表だから、胸を張って堂々と戦って欲しい。　

　至学館高校の前身は中京女子高校、地元では「チューパ」と呼ばれた、ちょっと危ないお姉さん方が数多おられた女子高校である。どういう経緯で男女共学校になったのかは詳しくないが、ここ数年公立高校の滑り止めとして受験する塾生が多くなってきているので、私としてはそれほど馴染みのない学校ではない。ただ、どうしても「チューパ」のイメージを捨てきれず、男子生徒が至学館高校を受験すると聞くと、まだまだ違和感を持ってしまう。男子校、女子校が共学校になることが昨今は多いだけに、そうした先入観をいつまでも引きずっていてはいけないが、私も頭が固くなっているのか、なかなかうまくいかない・・。
　
　だが、この至学館高校、甲子園出場が決まってから、にわかにその校歌がクローズアップされている。旧来の校歌のイメージとはかけ離れた歌詞とメロディーで、J-Popだともアニソン（アニメソング）とも呼ばれているようだが、私も初めて聞いた時はびっくりしてしまった。


　　至学館高等学校 校歌　『夢追い人』

　　一番高い所に登って 　一番光る星を掴んだ
　　一番辛い道を選んで 　一番強い心をまとった
　　海を渡る風が吹いた　カシオペアが近くに見えた
　　夢を追い続けた　そしてここまで来た　でもどうしてかな　熱い涙が止まらない
　　うつむきかけた時 　君の顔が見えた　差し出された白い腕が　翼に見えた

　　いろんなことを経験したね　あんまり先を急がないでね
　　いろんな人に巡り会えたね　そんな旅なら悪くはないさ
　　オリンポスの丘の上から　女神様の歌が聞こえた
　　夢を追い続ける　もっと遠くへ行く　でもどうしてかな　いつもみんなにいて欲しい
　　一番星よりも夏の星座が好き　君がいれば夜を越えて銀河になれる

　　君がいれば夜を越えて銀河になれる　君がいれば夜を越えて銀河になれる


　YouTubeでも、話題になっているようで、動画があった。


　
　せっかく甲子園に出場することになったのだから、何度もこの校歌が流れて、日本中に「夢追い人」ブームが巻き起こるよう、至学館高校の初戦突破、さらには決勝まで勝ち進んで行くことを切に願わずにはいられない！！