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月1例会

 昨日の藤井二冠対豊島竜王の朝日杯はなかなかスリリングな将棋だった。それまで徐々に優勢を築いていた藤井二冠が84手目を指したらいきなり豊島竜王優勢に変わってしまった。
一緒に見ていた友人と「エーッ」と叫び声を挙げてしまったが、この二人の対戦は終盤形勢が目まぐるしく変わるのがこのところの例だから、まだまだ分からないと思ってみていたら、竜王の89手目が敗着だったようで、一気に藤井二冠の勝勢へと変わった。「やっぱり!!」と私は嬉しさのあまり叫んだが、妻が「こうなるのが藤井くんはちゃんと分かってたじゃないの?」と妙に的確な感想を述べたので、ちょっと驚いた。確かに、全部読みきった天才の将棋だったのかもしれない。
 豊島竜王が「負けました」と頭を下げたとき、ちょっと泣きそうになってしまったが、友人がそばにいる手前グッとこらえた。妻と二人だけだったら、間違いなく泣いていただろうな・・。
 
 この友人とは中高大と同じ学校に行っていて、特に大学では、ほぼ毎日一緒に遊んでいた旧友であり、卒業後はなかなか会うことができず、疎遠になっていたが、昨年5月に彼の転職祝いと称してBBQで旧交を暖めて以来、月一回ペースで我が家で飲み会を開くようになった。昨日がたまたまその例会の日だったわけで、そのお陰で涙を堪えることができたのはなかなか面白い巡り合わせだった。

 もうこの先いつまでこの会を続けることができるか分からないが、できるだけ長く続けていけたら、と願っている。


 
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