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チケット

 昨日、妻は朝からずっと、『天保12年のシェークスピア』のチケットを入手するため、電話しっぱなしで頑張ったのだが、予想通りの結果で、電話がつながらず失敗に終わったようだ。もう2日分のチケットは持っているはずだから、何のためにと思い、たずねたところ、『楽日のカーテンコールがいいんだわ』と、まるで演劇通であるかのような返事をした。昨日が一般発売の開始日ですぐにソウルドアウトするのは分かっていたらしく、さほど残念そうではなかったが、『チケット販売店に、朝一で先頭に並んで、受付のお姉ちゃんが手際よく働いてくれたら買えたかもしれないけど』とまるで夢のようなことを言うので、『なら、並んでみればよかったのに』と切り返したところ、『昨日までは覚えていたけど、朝起きたら忘れちゃってた』とけらけら笑うので『そんなもんなら、どうでもいいじゃん』と嫌味を言おうかなと思ったが、いらぬ波風は立てぬが肝要と、思い止まった。
 しかし、彼女はまだ諦めていない様子で、『ネットで探せば色々出てくるかもしれないから』と期待を寄せているが、いざとなると何をするか分からぬツワモノだから、高いチケットに手を出さぬとも限らないので、それは釘をさしておかないといけないだろう。そう言えば、2・3年前の SMAP の横浜でのライブにチケットがないまま娘と乗り込んで、ダフ屋から高額なチケットを買った前科の持ち主だけに、私が言っても無駄かもしれないが。
 彼女のそうした類の武勇伝をあげれば、かなりのものになるだろうが、自分では全て当然のことだと思っているところが、女傑の雰囲気を漂わせている所以だろう。昨日も、夕方から、庭でバーベキューをやったのだが、ガンガン飲み始めて、彼女の友人が2人遅れて参加した頃には、もうかなりの酩酊状態だった。かく言う私も同じような状態だったから、彼女のことを悪くはいえないが、いきなり酔っ払いの相手をさせられた彼女達は、さぞや迷惑だっただろうが、それは我が家の日曜の夜には恒例の光景なので、致し方がない。ただ、いやな目にあわせたりはしなかっただろうかと目覚めて思ったので、妻に尋ねたところ、『楽しかった、有り難うっていうメールが入っていたからいいんじゃない。』とあっさり答えてくれた。飲みすぎで『頭が痛い、頭が痛い』を連発する彼女を見ていると、何だこいつは、と思わなくはないが、似たもの夫婦でまあしゃあないか、と笑っておくこととにした。
 それにしても、『天保12年・・』えらい人気だなあ。
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早く寝ようよ。

 最近、何だかベッドに入る時間がどんどん遅くなっている。5月くらいまでは遅くとも2時半までには布団にもぐりこんでいたのが、近頃は3時ごろになってしまっている。30分遅く寝れば、30分遅く起きればいいだけのことかもしれないが、なにせ松井の試合が始まる時間は大体が8時からなので、目が覚める時間はほぼ一定になってしまっている。従って、勢い睡眠時間が減ることになってしまっているが、それなら何でそんな遅くまで起きているのかと聞かれても、明白に答えられない。時間軸に沿って考えてみれば、仕事が終わった後、1時半過ぎまで、塾舎でパソコンに向かって投稿をしたり、ロムをしたりした後で、腹筋、腕立て伏せ、バットの素振りとミニトレーニングを行う。それが終わると、自宅に戻り、明朝の試合に備えて、ビデオをセットし、風呂に向かう。うまくいけば、数分で終わる入浴も、大体が浴槽で眠りこけてしまうので、ふっと目覚めて、急いで服を着て寝室に行く頃には、2時半近くになっている。それから缶ビールをあけて、ちょっと本でも読もうかと思ったりして、暫くは読んでみるが、眠気には勝てず、いつの間にか夢の世界へ・・・ やっぱり3時過ぎになってしまう。
 今はまだいいが、10日もすれば、学校が夏休みとなり、早朝から深夜までずっと働きづめの日程が待っている。その厳しいスケジュールを無事にこなしていくためには、やはり万全な体力で臨まなければならないだろう。それには、快食快眠が不可欠であり、もっと早い時間からベッドに入るようにしなければならない。
 じゃあ、夏休みの間、何を省略しようか?このブログを休憩しようか?松井のトピへの投稿を控えようか?体を鍛錬するのを中断しようか?風呂から出たら、ビールなど飲まずに、布団に入ろうか? う~ん、何も省略できない。今の私には、上に挙げたものが完全に日常欠かすことのできない要素となっている。どれか1つを止めたりしても、禁断症状が出てきて、かえって精神衛生上よくない。ただ、1つ1つにかける時間を少しずつ減らすことなら可能だろう。ルーティン1つ1つにかけている時間を短縮し、合計として2時近くにはベッドに入ることができるように調整してみよう。
 ということは、ここに投稿する文章も必然的に短くならざるをえないだろう。ちょっと寂しい気もするが、明るいときに暇を見つけて書き足していくこともできるかもしれないので、そこに期待してもいいだろう。
 うわあ、ヤバイ!もう1時半近い。早く寝よっと。
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饒舌さ

 時々、過去の投稿を読み直してみるが、最初に気付くのは、文章が短かったことである。最初は、毎日ふと感じたことや思い付いたことなどを、文字数を気にすることなく、まとめておけばいいやという気持ちで始めたことなので、文章がずいぶんと短く、中身も大したことのない文の羅列だったような気がする。
 それがいつ頃からか、あるテーマでまとまった考えを表現しようという色気が出てきたのか、文章が長くなってきた。長いといっても、一気に読める程度だから、大したものではないが、だんだんと手馴れた感じになってきたといったら、自惚れすぎだろうか。
 しかし、文章が長くなったからといっても、意外なことに、それをひねり出すために長考したことはなく、これについて書こう、とテーマさえ決めてしまえば、結構すらすらと文が出てきて、余り苦労した覚えはない。妻に言わせれば私はおしゃべりだそうだから、ついべらべらと饒舌になってしまうのだろうが、実を言えば、その饒舌さに自分としては驚いている。俺ってこんなにも、口から次々に言葉が出てくる男だったっけ、と不思議にさえ思う。なにか堰を切ったように言葉が飛び出してくる感覚で、いい年こいてこんなにもおしゃべりじゃあ、ちょっとしまりがない気がしないでもない。
 この傾向は、ネットの掲示板に投稿するときにも現れている。最初の頃は、短い2.3行の文をたまに投稿するだけだったのに、最近ではちょっとしたデータまで取り出してきて、松井の今はどうだとか、ヤンキーズの問題点はなどと、偉そうなことまで言うようになった。ほぼ、毎日投稿を続けているが、時に言葉足らずの失敗を犯してしまう。先ほども、他の方から私の投稿の不備を指摘され、長々と反省文を書いてきた。真意が伝わるか心配なところもあるが、一生懸命書き込んできた。
 何にしても、上達するためにはトレーニングが必要だ。それとともに先達の偉業をじかに味わい、その精神に触れることも大切だ。毎日が勉強、子供達とともに、私にも向上する余地はある。
 そう信じて、頑張ろう。
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手段が目的を正当化する

 仕事を終え、最近のルーティンになった、松井トピのチェックをしていたところ、常連さんの1人がロンドンで起きたテロについて言及されていた。テロが発生したのが、日本時間の5時過ぎだったらしいから、4時からずっと仕事だった私が気付かなかったのは、仕方のないことだったが、かなりの死傷者が出た模様であり、犯行声明も出ているようだ。野球トピで、テロについて怒りを表明するのは場違いではないかと、ご本人も恐れられて、『意を決して』とあえて述べておられた。が、その後すぐ犠牲者に哀悼の意を表する別の投稿が寄せられたので、私も何らかの意思表示をしなければ、と思い立ち、以下の投稿を寄せた。

 『目的が手段を正当化する』というマキャベリズムから、いつになったら私たちは脱却できるのだろう。
 アルベール・カミュは『手段が目的を正当化する』と言った。
 世界中のテロリストに、この言葉の意味を考えて欲しい。
 世界に平和を!!

 何も野球トピで大上段に構えた投稿をしなくても、と眉を顰める向きもあるだろうが、私たちが毎日松井の活躍に一喜一憂できるのも、世界が平和であるという大前提に立った上でのことであり、この世界がテロに蹂躙されたなら、スポーツを楽しむことなど誰にもできなくなってしまう。たとえ偽善者と指弾されようとも、言うべきときに言わないでおくことはできない。
 確かにそんな場所で平和の大切さを説いたところで何の意味もないかもしれないが、3年前に渡米し、最初に訪れたところが、あの「グランドゼロ」だった松井を応援する者として、彼も胸を痛めたであろう今回のテロ事件を素通りすることはできなかった。
 私の発した言葉にすぐ呼応してくれた人がいた。それだけでも、意味のあった行為だったかもしれない。
 犠牲となられた方々のご冥福をお祈りいたします。
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万博。

 万博が盛況であるらしい。連日10万人近くの人々が訪れていると、新聞は報道している。会場から、車で15分足らずのところに住んでいるのに、私はまだ一度も万博に行ったことがないから、どれだけ会場が混雑しているのか体感していない以上、伝聞の形でしかいうことはできない。塾の生徒たちの話を聞いてみると、近隣の小中学校は、学校の行事としてもう2回以上、万博見学を挙行しているらしい。それだけでなく、個人で通し券を買った子も多く、10回近く行った子さえ何人かいる。私の、中2の姪もその1人で、学校の部活動の合間を縫って、10回以上は入場したそうだ。どうやって行くのだと聞いたら、無料のバスが出る近くの駅まで親に送っていってもらい、瀬戸会場まで無料バスを利用し、入場したらゴンドラに乗って長久手会場まで行けば、あとは1日中遊んでいられるよ、と慣れ親しんだコースを説明してくれた。
 何がそんなに彼女をひきつけるのか聞いたことはないが、好奇心旺盛な女子中学生が博覧会にせっせと足を運ぶ姿はほほえましい。
 わが家庭内で万博に行ったことがあるのは妻だけで、2度のうち、一回目は彼女が所属しているソフトエアロのチームが万博の催しに参加することになり、そのスタッフとして入場した。その時はダンスを披露する会場に行って戻ってきただけなので、何も見学する余裕がなかったらしい。。2回目も、何とかいうダンサーさんが踊るのを見るために、夕方から出かけていったので、どこかのパビリオンを見学することもしなかったようだ。中学生の姪に劣らぬ好奇心の持ち主である彼女が、それから後、万博に行きたがらないのは不思議だが、この夏には大きなイベントが控えている彼女にしてみれば、万博などどうでもいいのかもしれない。
 高校生の息子は、そうしたイベントには関心がないようで、行かないのかとたずねても、うん、まあね、ぐらいの返事しか返してこない。私の父は、老人用の割引入場券は買ったようだが、面倒くさそうで、いつ行くつもりなのか分からない。
 要するに、万博とは離れた暮らしをしている私だが、2週間ほど前に、長久手会場のメインゲート近くを車で走ったことがある。開幕してから初めて通ったのだが、駐車場は観光バスであふれ、多くの団体客らしい人々がぞろぞろ練り歩いていて、35年前に私も行った大阪万博の、遠い記憶が甦ってきそうになった。『おお、すごい人だ。』と驚く私に、『私が2回目に来たときよりもずっと人が多い。』と妻も驚いた。内実を知るよしもないが、傍目からは盛り上がりが感じられる光景だった。
 これから夏休みになれば、私はもう万博に行ってられなくなる。行けるとしたら、9月になってからだろうが、もうその時にはいい加減面倒になって、結局行かずじまいになるだろう、そんな気がする。
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天保12年のシェークスピア

 今朝、喫茶店へいつものように妻と行ったところ、彼女が珍しくスポーツ新聞を探し始めた。何でまた、とたずねたら、『草薙と藤原が載ってるはずだけど・・』とだけ答え、見つけたスポーツ紙を読み始めた。『これこれ』と言って私に見せたのは、SMAP草薙剛が小松左京原作の『日本沈没』のリメイク版を映画化する、その主役に選ばれたという話題と、藤原竜也が唐沢寿明らと井上ひさし原作の『天保12年のシェークスピア』を舞台化する発表の記事であった。彼女にとって、現在の2大アイドルが同時に紙面をにぎわせたのだから、必須のアイテムらしく喫茶店を出たあとはその新聞を買いに、コンビニに直行した。
 その帰途、車中で彼女が色々と話してくれたが、いつの間にそんなことになってたんだと少しばかり驚く内容であった。
 まず、藤原の舞台について。井上ひさしの原作が図書館にまで行ったが見つからず、ネットの古書店でやっと見つけたが、全集本の1冊に収められていて、なんと、5千円以上も出して買ったらしい。この話は3・4ヶ月前に聞いた覚えがあるが、その時はさしたる関心もなく、聞き流してしまっていたようだ。それと、今度の舞台は唐沢寿明の人気も相まって、なかなかチケットが取りにくいとされているらしいが、彼女はもうすでに、東京と大阪の分は2枚確保してあるらしい。『いつの間に』と私がたずねると、『だって、北海道も行っていいって言ったよ』と答えたが、私にはそんな覚えは全くなく、一瞬唖然としたが、まあいいやと思い、『そうだったっけ』とだけ答えておいた。さらに、舞台は4時間にも及び、それを1日2公演するらしい。『そんなに長時間座っていたら、腰やお尻が痛くなるな』と私が言うと、要らぬ世話とばかりに笑われただけだった。
 この公演は秋なのだそうだが、SMAPのツアーとの関係もあって、彼女にとってはハードスケジュールになるようだ。また、草薙の映画についてはただ、『ツアーの間に撮るらしい、ちゃんとスケジュールをあけて、撮影しなきゃ駄目だよ。』とだけ辛口のコメントを口にした。彼女はSMAPなら何やっても、OK いう昨今の風潮には常々眉を顰めているので、心からの言葉なのだろう。
 私の松井熱は10月過ぎれば、いったん収まり、春まで沈静化するが、彼女の熱情は休む間もなく増長を続ける。う~ん、困ったもんだね、まったく。。。
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松井をオールスターに出すべきか

 松井は今年のオールスターに、ファン投票では選出されなかった。しかし、最後の1人をインターネットで投票する、final vote には候補の1人としてノミネートされた。3年連続のオールスター出場の可能性がなくなったわけではないが、同じヤンキースのキャプティン、デレク・ジーターも最終選考と1人であるため、松井が選ばれる可能性は低いと思われる。今の松井は痛めた右足首のリハビリ期間中でもあり、体を休めて足首を完全な状態に持っていき、後半戦に備えた方が、彼個人にも、ヤンキースというチームにもプラスに働くだろう。客観的に見れば、その通りだ。
 そんなことは重々承知の上で、それでもやはりオールスターで松井の姿を見てみたい。1年目は完全に他のスーパースターたちに遠慮し、まるでお客さんの雰囲気だったし、2年目は最後にちょろっと出ただけで印象が全く薄かった。それだけに、3年目の今年は、名実ともにヤンキースの主力バッターとして押しも押されぬ堂々とした態度で出場できるだけの実績を残しているのだから、是非見てみたいと言う気がしてくる。
 ヤフーの松井ファンのも掲示板でも、私のような意見をよく見かける。『松井にはじっくり体を休め、英気を養って欲しい気もするが、でもオールスターで彼のホームランが見たいし・・』という意見は、本当に多い。それがファン心理というものだろうが、ハムレットのように揺れ動く気持ちの狭間で思案を重ねている人も多かろう。
 私も迷っている。正直言って、このまま迷っているうちに投票が締め切られてしまえばいいという気がしなくはない。投票の締め切りがいつなのかは知らないから、このまま迷っていれば、『あっ、しまった。』で自分を納得させられるかもしれない。それが一番いいのかな・・・
 ほんと、どうしょうかなあ。
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面倒くさい

 子供たちに勉強を教えていると、毎日聞くのが、『面倒くさい』と言う言葉だ。ただの計算であっても、ちょっと長くなればすぐに面倒くさがってやりたがらない。勉強ってのは面倒くさいものだと、その都度言っても、なかなか分かってもらえない。そうは言っても、塾は勉強する所だという認識が誰にでもあるのか、嫌々ながらでも何とかやってくれる。しかし、これが学校だったら、そう簡単にはいかないだろうなと思う。今の学校は、いったい何のために存在しているのか生徒1人1人がよく分かっていないし、極論すれば、先生たちもその理由がはっきり分かっていないと思う。
 総合学習なるものが学校現場に導入されて以来、私の知っている範囲では、小学校の保育園化が進んでいるとしか思えない。地元の小学校では、『めだかを川に戻そう』と銘打って活動を続けているらしいが、私にはただの川遊びにしか見えない。私の家の近くの川べりに大挙して乗り込み、奇声を発して楽しそうにする姿を、ビデオや写真に収める先生の姿を見るにつけ、何のための活動なのか頭を傾げる。川岸に捨ててあるゴミを拾うためなら、まだ地域の美化という名目も立つだろうが、ただきゃあきゃあ騒ぎ立てるだけでは何をしに来てるんだと文句の一つも言いたくなる。そりゃあ、勉強せずに川で水遊びができれば楽しいに決まっている。楽しいことだけをやっていればいいのか、と随行している先生に聞きたくもなる。
 塾の立場から言えば、現今の学校教育はまるで機能していない。勉強を教える場所としての役割を放棄してしまったかのように見える。かと言って、日常の生活をちゃんと管理しているようには思えない。何もかも中途半端な存在だ。公教育の限界だと言ってしまえばそれまでだが、現状を是認することはとてもできない。このままでは駄目だ、と私は常々思っているのだが、今の私では社会に何の影響力もない。これも考えものだが。
 この国の将来を憂えるなら、何らかの行動を起こすべき年齢であろう。それが他人から見ればどう思われようが、そんなことを気にする年でもない。もうそろそろ己の考えを前面に押し出していってもいいと思う。己の判断に従って行動しても、矩を超えぬだけの修行は積んできたはずだ、よね、多分。
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名古屋公演の後、ピッチャー

 別にヤンキースを解雇された2人のピッチャー、クアントリルとスタントンについて書こうというのではない。彼らの最近の体たらくぶりは、高い給料もらってるのに、結果が残せないのだから、、チームから捨てられるのは当たり前だし、彼らのせいで負けた試合がいくつかあるので、なんら同情をしようとは思わない。ただ、次のチームが見つかって、自分の力がまだまだ通用するのを見せる機会が、早く彼らに訪れることを願うばかりだ。
 私が書きたいのは、ピッチャーでも生ビールを注ぐあのピッチャーのことだ。と言っても、私は今日土曜日、朝9時から夜の12時近くまでずっと仕事だったため、ビールを飲む時間などありえない。飲んだのは、妻。待ちに待った藤原竜也の公演の後に、一緒に見に行った仲間と3人で、近くのビアガーデンに行って、ピッチャーを空けてきたらしい。仕事を終えた私が帰宅する少し前に戻ってきた彼女は、酔いも手伝って、舞台について話を向けると、饒舌に話し出した。
 前から3列目でちょっと端の方だったが、藤原クンがよく見えたこと、終演後にカーテンコールに答えた彼の表情がどことなく不満そうに見えて、自分の演技に納得いかなそうだったことなどを次々と話してくれた。そして、劇場を出た後、帰り道でピッチャーを飲み干しながら、藤原クンやらSMAPやらについて語っていたら、いつの間にかこんな時間になっちゃった、と屈託なく笑う顔は今日一日が充実していたことを物語っていた。私がいやみっぽく、『それはよかった』と言ってやったら、『おかげさまで』と悪戯っぽく答えたのには言葉が続かなかった。『ああ、俺もピッチャーで飲みたいぜ、いいよなお前は・・』と答えたなら、きっと自分が寂しくなっただろうから、黙ったままでいたのは正解だろう。
 それにしても、羨ましい。好きな俳優の観劇をし、ビールをカッ喰らいながら仲間と談論する、
しかもまた明日も同じ予定が入っているんだから、これを幸せと言わずしてなんと言おう。でも、彼女もベテランだよな、ポイントで『おかげさまで』って言うんだから。
 永遠に私には適わない強者だ。
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川床(2)

 京都の加茂川べりの川床へ、夏休みを利用して家族で行こうという計画を立てたことは書いたが、その続報を少し。
 妻が京都オークラホテルをネットで予約する際、『川床を楽しみたいのですが、どこかよいところを紹介してください』とメールを添えたところ、昨日その返事が来た。ホテルとして、『川床を楽しむ』ためのプランを用意してあるので、それを利用してはどうですか、と勧められたそうだ。それは便利でいいなと思い、それでいいだろうと妻に答えたら、川床は『幾松』だと言った。『幾松』といえば去年の6月に、私の父と妻の母を連れて娘の住むマンションを見せに京都まで行った際に、昼食を食べた所だ。去年は、香取慎吾主演のNHK大河ドラマ『新撰組!』が妻の一大関心事であったこともあり、新撰組ゆかりの『幾松』を娘が自分で予約をとっておいてくれた。昼過ぎに『幾松』にたどり着いた時には、空腹でふらふらになった私の父が階段を這うように登ったのは、今となっては笑い話にでもなるが、その時には私たち全員を赤面させる行動だった。
 そんな恥ずかしい思い出もある場所だが、料理はなかなかのもので、5,000円で何か得した気分になれるほどだった。料理屋に連れて行くと、必ず講釈を垂れる妻の母でさえ、納得した顔をしていたから、belle cuisine だったのだろう。その『幾松』の料理を、今度は川床で賞味できるとは思ってもみなかったことなので、楽しみが倍増したように思われる。
 7月は前半は夏期講習の準備で忙しいし、夏休みが始まれば、全く身動きが取れなくなってしまう。それを思うと、ぼやぼやしていられないと身が引き締まるが、妻にとっては、そんな私とは逆に、趣味に耽溺できる熱い夏が始まることになる。今日土曜日の藤原竜也の舞台を皮切りに、本命SMAPの夏コンが始まれば、怒涛の勢いの止まることはないだろう。熱狂の熱い塊と化した彼女がどういうパフォーマンスを見せるか、恐ろしくはあるが、反面ちょっと楽しみでもある。
 私にとっては楽しみでしょうがない川床も、彼女にとっては熱狂の中休みに過ぎないかもしれない。しかし、猛りっ放しの熱情をクールダウンするにはちょうどいい催しになることだろう。楽しみだな。

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