暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

小学生の心

2016-07-14 18:53:18 | 日記

今夜はちくわの磯辺揚げを作った。

小学校の給食で、ちくわの磯辺揚げがたまに出た。





写真をお借りしました。AJINOMOTOさん


好きだった。

私が小学校のころは、給食はおいしくなかった。

その中でも、ちくわの磯辺揚げは、おいしかったのだ。


小学5年くらいまでは、脱脂粉乳が出たし、米飯給食は始まっていなかったから、和風のおかずでも、食パンで食べた。

当時、食パンは、欠席だった人の分は、近所の児童が家まで届けて渡してきた。

最近なら、衛生上、そのようなことは絶対しないだろうと思う。


衛生上、で思い出した。


亡くなった母は小学校の教員をしていた。

林間学校に児童が家で作ってもらったお弁当を持参して出発して、施設についてから、夜だか、児童に

「持ってきたお弁当の残りは捨てなさい」

というと、子どもの中には、捨てるのをいやがって、泣きだす子がいたという。

「お母さんが作ってくれたから?」

と 母が聞くと、そうなのだそうだ。

こどもは、感受性が豊かなのだなと思う。


母から聞いた話で、こんな話を思い出した。

長袖の中に、腕を引っ込めて、袖の先をぶらぶらさせてふざけている男の子たちがいたときに、母は、

「その袖に入れる腕がない人もいるんだよ!」

と、悪ふざけを叱ったところ、子どもが泣いたそうだ。

私はその話を聞いたとき、涙ぐんだことを今でも思い出す。
コメント
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