世の中は男性社会で、組織の中も男の人がきっちりと動かして、世の中が回っているのは間違いはない。
ただ、私的な付き合いの中で、男の人は、言わなくて良いことを、人にしゃべってしまうところがある。
お酒の席で口が滑るのもおおいにあることかもしれないが、そのようなフランクな場でなくても、個人のことを人にわりと平気で漏らすのは男のほうだと思っている。
私はかなり「おしゃべりな」ほうだが、たとえば、高校時代、どこの大学を受験するか、決して誰にも言わなかった。
もちろんクラスメイトが何を志望していて、どこを受けるかはとても関心のあることだし、知りたい。
1対1の会話だと知るチャンスもあって、電話などで知ることもあった。
また、今は亡き敬愛する担任の先生も、聞いてみると、わりと簡単に情報をくれた。
担任の先生は、男性だった。
女の人は、本当に知られたくないことは誰にも言わない。
誰かに言うのは、相手が口が堅いと信じてその人だけにいう場合もあるだろうが、人に話したら、どこかで、万万が一には、誰かに漏れることを心していたほうがいい。
だから、それを知っている女の人は誰にも言わない何かを隠し持っている。
男の人は、人にしゃべったことが、その話題の主が誰かに知られたくないと思っていることに気づかないのかもしれない。
思いが至らないのだから、罪は軽いかもしれないが、私からすれば、口が軽すぎると思うことが、半生において何度もあった。
それが決定打で交際を絶ったこともある。
K君と結婚しなかったのは、K君がおしゃべりで、周りの男友達が私たち二人のいろいろなプライベートな出来事を知っていたことが原因で、不信感を募らせたことが大きかった。
男の人は、イメージでは、余計なことは言わない、無駄な話はしない、プライベートは他人とは距離を置く、などと私には先入観があるが、実は女よりおしゃべりだ。
K君は風のうわさでは、40代でも結婚していなかったようだった。
あなたが結婚できないのは、そのせいよ、とでもアドバイスしてやりたいほどだ。言わないが。というか、連絡方法も知らない。
夫も、まだ食事療法をしていなかった頃は、友人とお酒の集まりによく出かけて行っていたが、言ってはいけない余計なことを私の目の前で言ってることもあった。
かなり口が堅い人のように思っていたが、男がおしゃべりだということを確信した。
男なら黙っていなさい!
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