住職の仕事ってお経を唱えるだけだと思っている人が多い。が、赤子の名前付けから、萬相談、独居老人の世話(入院世話、死後始末)まで、多種多様。日に何度も檀家の老人達から電話が。「住職さん、電話したが、何の用事で電話したか忘れた」と。「頭の中で忘れたんだろ。なら、その内、頭の中から出てくるよ」と。
【追伸】
現在、この国の独身者、その数の何と多い事か。そうなるからには、そうなる理由があるだろうが。人間は皆、事情を抱えて生きている。事情の塊が人間だからね。人間は歳が増すにつれ、失っていくものばかり。職、親、友人、伴侶、健康、と。最後は自力で食事も、大小便も、風呂も、寝返りも。誰かの世話にならなければ、人間は皆、生まれてくる事も、死んでいく事も出来ない。誰かの世話って、いったい誰の世話を受けるの。この話は個人的な世界を言ってる訳ではない。子供を産んで、育ててなかったら、世の中に世話する若者(介護士、看護師)がいなかったら。さてさて、この先、どうなるんだろうね。今の子供達の時代の問題。
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