1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2418話目】 仕事の出来る人間は、仕事が出来る工夫を探す。仕事が出来ない人間は、仕事が出来ない事の言い訳を探す。

2022-10-05 14:56:13 | 法話
高校講演で生徒に「初対面で人間性の判断は無理。されば、高卒就職の場合、企業側は内申書を基準にするしかない。10の知識を持つ者と100の知識を持つ者とでは、企業側は後者を選ぶは当然。成績以外に運動、文化のクラブ活動状況も参考に。『何かに打ち込める精神の持ち主』と評価を。3年間は瞬く間だよ」と。

【追伸】
この講演参加の高校生達が拙僧に「続けているというは、そんなに評価されるんですか」と問い掛けを。「何でもがそうだが、続ければ、続けるほど、その経験から視野も広くなり、思考も深まっていく。間違いなく、努力をしない者よりは、知識も根性も身に付いていくよね。その知識に経験が磨きを掛けて、応用という知恵が身に付いてくる。勉強、スポーツ、華道、茶道、何でもいいんだよ、続けていくものは。昔の高僧が『とことん悪い事をした人間が、心を入れ替えたら、今度はとことん良い事をする。中途半端が1番あかん』と言わっしゃった。昨今は、努力や根性などの話をしたら、毛嫌いされる傾向にあるが、拙僧の友人、知人達を見渡すと、やはり、努力をしただけの答えが、晩年に出ている人が多いよ。じゃ、努力すれば全て実るか、といえば、そうはいかない。この世は競争社会だからね。だが、努力しなければ、決して実る事はない、は事実かな。諺の『果報は寝て待て』は『何もせずに寝ていても、実りは来るよ』の意味じゃない。ダンサーのサムさんが某番組でこんな事を言ってた。『医者の家系(親戚中)に生まれ、一応は目指していたが、勉強が嫌いでリタイヤした時、父が、何でもいいから、一生懸命やれ、と。一生懸命やった結果が、今ここに』と。時代は変わろうと、これが真理だよ」と。












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