1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2322話目】 家族全員の協力体制が出来てないと、到底出来る事ではないが、わが寺の檀家には、老人在宅介護は少なからず。

2021-11-30 09:56:10 | 法話
読者高校生が「住職さん。わが家では痴呆の曾祖母ちゃんの介護を家族が協力して。風呂に入れる時が1番大変で、若い僕の役目。抱き抱えて風呂へ。すると毎回、雄叫びを上げて『殺される。助けて』と外まで聞こえる様な声で。湯船に入れると『気持ちよか〜』と。その顔が実に可愛い。いつかは大半は、こうなる」と。

【追伸】
更に、この読者高校生が「痴呆の老人って住職、凄いパワーを発揮するんだよ。先日、近所の方が『あなたの家のお婆ちゃんが、血だらけになって道をハイハイしてるよ』と駆け込んできた。『えっ』と行ってみると、身体中切り傷だらけで、道路側道を。何と、サッシを拳で叩き割って、そこから外へ出た様で。サッシを叩き割るんですよ。たまげましたよ」と。この話、まるまる同じ話を40年前、先輩の僧侶さんから聞いた事がある。その先輩(福岡県の大牟田と瀬高の間に在住する変わり種)も「大変だったが、送った後、悔いはなかったな」と言われていましたね。勿論、こんな介護が出来るは、家族の協力体制が取れてる家だけだが。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿