【住職の法話、考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2313話目】 昨今、イノベーション(新しい発想)を声高に唱える人数多。実際には自分の凝り固まった考えを押し付ける者の何と多い事か。
檀家高校生が「住職は時折法話で『その子供の性質を知りたいなら、その子供を育てた親を見るが早い。その親の性質を知りたいなら、その親が育てた子供を見るが早い。他にも、その人間の性質を知りたいなら、付き合っている友人達を見るが早い』と。何かそう確定付けた事例が、住職の経験の中にあったんですか」と。
【追伸】
この高校生男子に「数多くあったよ。例外も数多くあったが。その1例を話しましょうかね。福岡は博多で、仏教関連講演の講演者として呼ばれた時、その参加者の中に、ニンニク卵黄で有名な『やずや』の社長(女性)さんがいて、講演後に『ご住職(拙僧)に会社の社員達に法話をお願いしたいのですが。その前に、ご住職は、お子さんは』と。『3人ですが』『どこの大学に』『何故、そんな事を』『自分の子供もちゃんと教育出来ない人間に、社員の教育を頼むつもりはございませんので』と。『しかし、高卒でも素晴らしい人材は、数多におらっしゃると思うのですが』と返すと『確かに数多おられます。が、私は貴方とは初対面にて。そこを尋ねるが、最も早く貴方の事を知り得ますので』ときたので『法政大、関西大、東京理科大です』と答えると『宜しゅうございます。それでは、お願い出来ますか』と依頼を受けた。こうした質問は、よく受けるよ」と。
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