1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 30年前、檀家さん達を拙僧運転のマイクロバスに乗せて、北九州から島根県の出雲大社に。7時間掛かった。あの頃は、若かったな。

2022-10-01 11:26:51 | 法話
檀家高校生が「10月を神無月と。何でこの名称を。『ググれ』なんて言わんでよ」と。「神も悪い事をすれば徳を失う。徳を失ったら、力を失う。力を失ったら、神の仕事に支障が出る。それを補う為に修行を。その為に神々が島根県の出雲大社に。その期間、日本中から神が消えるから『神無月』と。そういう事」と。

【追伸】
更に、この高校生に「日本中から神がいなくなったら大変だろ。そこで留守居役として残るが荒神様、所謂、火の神さん。この火の神さんが最も徳の高い神と。他にも留守居役には、恵比寿様やら、金毘羅様も」「諺にある『健全な精神は、健全な肉体に宿る』だね」「んんっ、まあ、受け止め方次第では、そうかな。心に徳(人格、神格)を付けたら、動きも変わるもんね。但し、その諺(健全精神、健全肉体)の意味は、世間に知られている意味とは少し違うんだけど、それこそ、ググってごらん。さて、人間は『地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天』の六道を輪廻(生まれ変わり、死に変わり)すると。その中の『人』が人間で『天』が神。この六道に共通しているが『寿命』があるという事。寿命がある者は、死を嫌う。よって、家に死人が出たら、それを神に見せない様に、神棚に白い紙を、故人の顔に白い布を。が、本当に神が死を嫌うかと言えば、それはどうかな。拙僧の父(先代)も、檀家さんも何人も、命の期限を言い渡されても『世話になったな』と落ち着いて拙僧にお礼を。人間にそれが出来るのに、神が出来ないはずがないわな。ただ、まあ、気を遣う意味で、白い布を、かな」と。









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