今日は午後一時から長寿大学の講演会が磯部町の生涯学習センターで
催され聞かせていただきました。
演題 「伊勢志摩の自然環境」 講師 岡 与一氏(元白子高校校長 )
本年度県民功労賞受賞(郷土史 生物学)
岡先生は、大正14年生まれの81歳と高齢ですが、声も大きく適当にユーモア
もまじえての講演で、昔ながらの幻灯機を使用しての写真の投影でした。
内容 伊勢志摩に分布する貴重な生物を、40年頃前の写真と現在の
写真等対比させてで下記の映像を説明されました。志摩に住んでいても
知らない 物もあり、珍しいものを見せていただき、機会があれば見たい
ものと思いました。
南伊勢町の浮島(県の記念物) ヒメシャラの樹、
志摩市 大王町 テングザメ ウミガメ
和具 ハマオモト(はまゆう)
船越 オニバス
布施田 オオタニワタリ(羊歯科)
御座 しおかけ地蔵
磯部(伊雑宮) ツゲモチの大樹 その上に自生するマツバラン
的矢 ノシラン
鳥羽市 庫蔵寺 コツブガヤ イスノキ
菅島 アサマツゲ(紅葉)
伊勢市 二見 イスノキの実 硯岩
神宮杉 (三重の木指定) トキワマンサク
ネコギギ(魚類)
朝熊山のクマザサ(低い)
神宮杉 はまゆう トキワマンサク
植物にはその場所にしか分布しないものもあれば、思わぬところに遠隔
分布しているのもある。それにはやはり何かの規則がある。
自然は美しく、優しいが恐い(怖い)こともあり、温室ガスでこれらの自然が
失われることのないようにしていかなければ・・・・と結ばれました。
山の中にこんな標語が・・・・・
「ごみ捨てるな、空き缶捨てるな、嫁さん捨てるな」
「ごみ捨てるな、空き缶捨てるな、夫捨てるな」と 爆笑でした。
温室ガスだけが自然破壊ではないですが、現存する美しい自然の風景や
天然記念物とされているものが壊されることのないように守っていくのがこれ
からの課題でしょう。先日のように、地震や洪水のような自然現象が自然破
壊ということも起きうる事もあり、怖い現象です。