夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

田植え始まる

2010-04-18 19:14:02 | Weblog

   昨日までは冬の陽気でしたが、さすがに今日はやっと春らしさが戻りました
   私の地区では田植えが始まりました。家の前の道に沿って3町歩程の田んぼ
   ガ広がっています。
先日の大雨で水かさが増えていましたが、少し水を抜いて
   の田植えです。
            
            
       
   寒くても稲の育ちで田植えは例年より遅れることなく昨年同様20日前後
   田植えです。田植え機で植えますからまたたく間に植え終わります。

    昔は田んぼの所有者が米作りをしていましたが高齢化と若い人は
    農業以外の仕事に従事しているため、専業農家に委託している家が多い
    です。
     また、少しの田んぼで農機具(コンバインなど)を購入してまでとなると採算
   が合わないのです
私の実家でも60年以上も委託したままです。

         田植えにまつわる思い出

   子供の頃は戦時下でした。耕運機など無く親戚に農耕牛で植えるまで
    の準備はしてもらいました。田植えは手植えですから、1反の田んぼを植
    えるにもたくさん人が必要です、親戚同志が日を決めてお互い助け合い
   でした。
         

   学校も農繁期で3日ほど休みとなりますから、子ども達も手伝いです。
    苗運びやお昼の弁当運び、子守りなど(当時は子どもがたくさん居た)
    役にたちました。

   田んぼの畔で大勢で食べるご飯のおいしいこと、田植え日は、朝早く
    から赤飯(おこわ)を蒸して、おかずも煮魚や海藻、やさいなど結構用意
    します。田植えは農家にとっては大切な行事(おまつりのよう)の一つでした。

       わたしも6年生頃は大人の人と一緒に並んで田植えをしました。植え方
    升目のように線を引いて植えるのと定規(長い物差し)を二人で動かせな
    がら、自分の持分5~6本ずつ植え後ろに下がっていく方法がありました。

   雨降りでも植えたりしました。長靴など履けないですから、みんな裸足
    した。田植えの後の暑い季節の草取りだけはきつい仕事でした。1番草、
    2番草、3番草と・・・・・遠い昔話になりましたが・・・・・   
      それだけに一粒の米のありがたさは子供の頃から身に付きました。

   田植えも稲刈りも半世紀も経てば隔世の感です。