4月もあと数日と言うのに気温は上がらずストーブが放せない程です。
それでも私の地区では早い田植えがほぼ終わり、お天気さえ良ければ、
茶摘 が始まります。茶の芽の出るのはやや遅いですが・・・・
昨日ウォーキング中知り合いの家で自家製のお茶を作っていました。簡単
で作れそうに思い、教えてもらいました。
茶の芽(茶の木は畑にはどこの家にも植えられています)の柔らかい所を
摘み、蒸す変わりにレンジで柔らかくして、細く手もみをして天日で乾かし、
今度はトースターで水分を飛ばせば上等の緑茶ができるとのことです。
わたしの子供の頃、父は茶が好きで工房に茶作りの仕事を教えてもら
いに行き、近所の茶作りの人と休みの日には、炉での茶揉みをしっかり
していました。手が抜けない仕事とて、弁当を届けに行きました。暑いので
下着一枚での汗 をかきながら、針のように細くなるまできれいに揉んでい
ました。 茶の葉は先だけの2,3センチぐらいの若い芽の使用でした。
これとは別に少し長く摘んだ茶の芽は、せいろで蒸して、きれいな筵の上
で揉み、鉄で出来た焙烙(ほうろく)で炒り、普段使用する茶として飲用でした。
子どものわたしも茶揉みはしました。細くするにはコツがあったようです。
番茶、ほうじ茶の類でしょう。
今は買ってきた茶や法事でのお返しの茶が殆どですが、新茶の季節は
やはり楽しみです。香りが違い茶人でなくても茶の良さはわかります。
天気が良くなれば少しの茶を摘んで自家製を作ってみたいと思います。