夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

告別式参列 ー天理教によるー

2011-02-12 18:45:16 | Weblog

   2月9日に亡くなられた元同僚のYさんの告別式が伊勢市のシティーホール
  でしめやかに行なわれました。Yさんは天理教徒ですから、天理教の斎主や
  副斎主、斎員の方々が7~8名来られ、笙やしちりきなどの楽器で厳かに
  奏楽が奏でられます。
         

  わたしは天理教での告別式は始めてなので、受付で頂いた「会葬のしおり」
 をしっかり読みました。
  
天理教では人の死を「出直し」と言い、子の世が全てであの世、地獄、
 極楽、天国も無いのことです。人の死は人生の終わりだけれどまた新しい
 この世の人生の出発で今日の続きが明日へとつながる 、「今日の連続」
 だと言うことです。

  仏教で行なわれる「通夜」は「みたまうつし」とされ「新しい体を借りてこの世
 に帰ってくる」との教えです。

   告別式は「出直しされた身体」(みなきがら)とのお別れの儀です。
  玉串奉献の際の拝礼の仕方も神葬とは異なっていて、4拍を2回行ない
  ます。
   
        
Yさん(享年82歳)について
        
   Yさんはご夫婦共に伊賀市上野の方で、ご主人の勤務の関係で長年鳥羽、
  志摩地方に住まれ、ご自分も50歳過ぎまで教職に就かれていました。
  わたしは2つの学校で一緒になり、お世話になりました。面倒見がよく、お子
  さん二人は中学生と小学生でしたが、一人暮らしのわたしなど夕飯を頂いた
  ことさえありました。

   当時のお子さんは今はお孫さん(Yさんにはひ孫)も折られ、ご主人亡き後
  もお子さんご夫婦、お孫さんとの幸せな暮らしをされていました。

    喪主となられた息子さんの挨拶にも
「知らない人々の土地での生活でし
  たが、縁戚も持ち、多くの人と交わり幸せな人生でした。今頃は父と仲良く
  話しているでしょう。」と・・・・・

   本当に知る人の殆どが「しっかりしていて、面白く、温かみのあるやさしい、
 人だったねえ。」と故人への思いです。