今の若い世代にとっては、終戦記念日も、広島・長崎への原爆投下の日
さえ知らない、関心がないと言う事を聞きます。学校では平和教育は必ず
しますが、遠い昔の戦争など古い歴史としてしか捉えられないのでしょう。
66年と言う年月は確かにはるか彼方です。わたしの世代が日清、日露
戦争をあまり知らないのですから・・・・しかし、130万人と言う太平洋戦争の
犠牲者、原爆により一瞬にして10万人もの命を奪われた広島、長崎市、
未だに原爆による犠牲者は続いている現実です。
日本にとっては100年経とうが忘れてはならぬ事実ですから、学校が、
家庭が、社会が伝えていかねばならないです。今日の平和が築かれている
のは多くの犠牲者の上に立っていると。・・・・・
また戦地から帰った人々の中には長年の抑留生活や、戦地での飢えと
悲惨な同僚の死を間近に見てきており、語りたくないと、これらがトラウマ
となっていることもあるでしょう。
戦争を知らない世代が、簡単に戦争についてを話す(軍部に反抗出来な
かったのかなど)ことをわたしはあまり好きではありません。わたしにとって
戦争は死ぬまで終わらないと思っています。
暑い夏 8月は悲しみと鎮魂の月です。