教え子と言っても50年あまりも経てばそれぞれに年を重ね、「ぼくらもおじい
さん、おばあさんですよ。」と教え子の1人N君の電話で、仲間2人(女性)と共に
家まで迎えに来てくれました。
昭和30年、わたしが始めて勤めた志摩市の波切小学校で教えた当時2年
生の児童でした。その後20数年経ってもう一度波切へいった時は彼らの子ども
を受け持ちPTAなどの役をしてくれてもいました。
食事終わって 笑顔のオーナーさん
しかし今日は1人だけ(Mさん)50年余り会うことなく、初めてでした。
「55年ぶり?」とわたしが言ったら「58年になったよ。」と言われ、
「半世紀にしておこう。」と話しました。Mさんは親の代から理容院を営み、
ご主人共々でしたが、ご主人が亡くなり、今は1人で切り盛りです。手に職が
あることはやはり生きることに強いです。一人娘は看護師で、高齢の母親と
の暮しでしたが、今は施設で、休みには世話に行くとのことでした。
N君は父親の代からの酒屋を営んでいて、わたしも寄ったことがあります。
2度目の行った時にはPTAなどで世話をしてくれました。
最初に電話をくれたIさんは当時からヤンマージーゼルの販売店をしている
お嬢さんでした、おっとりしていてゆったりと話す方で子供の頃から変わら
ないようです。
食事は大王町登茂山にある志摩市では名の知れているレストラン
「槇の木」で、コースのランチでした。カレーも美味しい店です。ご夫婦で営
んでおられ、N君などは顔馴染みでした。帰りにお土産にと「あおさ」まで頂
きました。
窓越しに英虞湾を望む
50年前にタイムスリップしての話で時間が経つのさえ勿体無いほどで、
楽しい一日でした。波切までなら車で行くからと言ってもドライブしながら
迎えにとの言葉にうれしくも申し訳ない思いもしました。