1昨年作家山崎豊子さんが亡くなられ、今日はまた山崎さんと同世代の
作家宮尾登美子さんが昨年末に亡くなられていたことが報道されました。共に
わたしの大好きな作家でその殆どは読ませて頂いたと思います。
山崎さんは社会派作家で医学界、経済界、残留孤児、航空機事故、戦争など
資料を集めるのに幾年もかかってのスケールの大きい小説を書かれていました。
宮尾さんは古今東西の女性の生き方を深く掘り下げて流麗な筆致での小説
でした。
四国高知県に妓楼を営む家に生まれ、戦前は満州へと、戦後引き上げて
から様々な経験の後、「連」で女流新人賞の作家デビューでしたから遅咲きの
作家としてでした。
遊郭を描いた「鬼龍院花子の生涯」での”なめたらいかんでよ!”のせりふは
映画と共に有名な台詞となっています。
その後「天璋院篤姫」や 「蔵」 「平家物語」、朝日新聞に連載された「クレオ
パトラ」などの長編で資料集めにはエジプトへもと、・・・・・創作意欲は高齢を感じ
させズ、常に凛とされていました。「序の舞」では日本画家上村松園の生涯を、
歴史上の残る女性を書かれ魅せられて読んだものです。
88歳老衰とはまだまだお元気なら執筆できる方だけに惜しい気がします。
若かりし頃に結核にも罹られ.あまりお丈夫な方ではなかったでしょうが・・・
ご冥福をお祈り致します。
80歳誕生日 間近か
今日はわたしの誕生日が後2日と言うことで親戚のTさんがお祝いにと
となり町の肉専門店「長太屋」ですき焼きのご馳走になりました。
この年になると誕生日も「冥土の旅の一里塚」ですが、難なくこの年まで
生きられただけでもとありがたくご馳走になりました。
また家に帰ったら宅配の牛乳屋さんから”誕生日おめでとう”のメッセージ
と共に自家製の肉味噌「松坂肉三昧」のビンが置かれていました。毎年
観葉植物ですが、今年は自家製と言うことでした。