10年一昔と言いますが、阪神・淡路大震災からすでに20年です。それほ
ど経っているのか改めて年月の早さを感じます。
6434名の人々が亡くなられ、今日は神戸や淡路では追悼の儀が行なわれ
たようです。先日の成人式では震災にあった年に生まれた人たちも20歳を迎
え式を終えていました。
住民のうち44%が震災を知らない世代だそうです。親を子どもを、叉兄弟、
姉妹、親族、知人の名前が刻まれた碑に名前を見つけては涙していました。
1月17日5時46分、早朝でしたから殆どが家で地震にあったわけです。
三重の南端に住むわたしもまだ布団にいました。かなりの揺れがしばらく治ま
らず、「これは凄い地震だ。」とすぐにテレビをつけ次から次へと流れる情報に
目が離せないでした。建物の倒壊による死が殆どでした。
10年程経ってから神戸。淡路を訪れ、それぞれの記念館も見学しました。
記念館での映像を見て道路、ビルの倒壊のすさまじさを目に焼き付けたもの
でした。
20年経った今、復興は著しく当時の面影さえ探せないほどです。東関東
大地震のように津波や原発被害がないから復興も早かったのでしょう。
しかし命半ばにして亡くなられた人は帰ってはきません。涙に明け暮れ
ての20年は長かったかも・・・・
天災とは言え防ぐことが出来なかったのか、今防災が全国的に叫ばれてい
ます。家屋の下敷きにならないように耐震の見直し、津波からはいち早く
逃げることや、用意すべき必需品、など少しずつ震災に対して意識が出来
てはきました。